「記憶にございません」という言い訳は社会では通用しないので注意!

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社会において、何か失敗したり、
問題を起こしたりした際に
「記憶にない」「記憶にございません」などという言い訳を
使う人もいます。

が、これは、本当であったとしても
嘘であったとしても結局、自分の立場を
苦しめることになってしまいますから、
自分の立場がバイトであったとしても、偉い立場の人間であったとしても
使ってはならない言い訳です。

こんな理由で言い逃れできるほど、
今の社会は甘くないのです。

その理由を、詳しく見ていきましょう。

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本当でも嘘でも「記憶にない」は、まずい

仮に、自分がやらかしたことについて
本当に記憶がないのだとしても、
実は覚えているけど、とぼけようとしているのだとしても、
どちらの場合でも”記憶にない”というのは
非常にまずい言い方で、
使ってはいけない言葉です。

何故なら、自分が何らかの不祥事・ミスなどを
やらかした際に
「記憶がない」と嘘をついているのは
当然NGですし、
「記憶がない」と本気で言っているのも
それはそれで問題が生じるためです。

疑われている不祥事などが
”本当にやってない”ことなのであれば
そもそも言うべき言葉は”記憶にない”ではありませんし、
いずれの場合でも”記憶にない”なんて言い方をする人は、
その使い方を間違っています。

かえって自分の首を絞める結果となり、
自分の立場をますます悪くしかねませんので、
慎重に言葉を選ぶようにしてください。

では、どうしていけないのか。
この点を詳しく見ていきましょう。

「嘘」をついている場合…

まず、記憶がございません、という言葉が嘘である場合。
当然、ミスや不祥事を”記憶がない”で、誤魔化そうとしてしまうのは
やってはいけないことであり、
許されないことです。

今の時代、色々な場所に
あらゆる”記録”が残っている時代ですので、
正直なところ、嘘をついても相手や世間が
本気で調べようとすれば、すぐに嘘だと分かってしまいます。

一個人レベルの話でも、有名人レベルの話でも、です。

そのため、記憶がない、と嘘をついても
後々バレますし、
バレた時に、「実はそうじゃありませんでした」などと
言い訳してもさらに苦しくなるだけです。

”記憶がない”で、嘘をついたあとにそれがバレてしまい、
そのあとに嘘を重ねる行為は”あまりにも苦しい”ですし、
周囲のほとんどの人が”呆れて声も掛けたくない”ぐらいに
「こいつ、嘘に嘘を重ねているな」と分かってしまいますから、
さらに傷口を広げるだけです。

ミスをした時、不祥事をしてしまった時に
”嘘をつく”ような人間は社会的にも信用されませんし、
有名人や社会的にそれなりの立場にいるような人間の場合、
なおのこと、厳しい声に晒されることになるでしょう。

ミスや不祥事をしてしまった時に
するべきことは”嘘をつくことではく”
素直にそれを認めて謝罪し、今後の見通し(どう責任を取るか・どう改善するか)を
示すことです。

自己保身に走れば、後々が苦しくなるだけなのです。

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「本当に」記憶がない場合

これはこれでまずいです。

不祥事や、ミスが”間違い”(本当はしていないのに
勝手に疑惑をかけられている)のであれば
確かに”記憶にない”でしょうけれど、
その場合に言うべきことは”記憶にございません”ではなく
”そのようなことはしていません”と、堂々と言うべきことです。

そして、不祥事やミスを本当にしているのに
自分自身に”本当に記憶がない”場合。

これは相当まずい状況で、

「自分でやったことなのに記憶にない」のであれば、
悪口ではなく、真剣に自分の健康状態や病気のほうを
心配しなくてはなりませんし、
健康状態に問題がなかったとしても
自分でやった不祥事やミスを忘れてしまうようであれば
「そんな人に大事なことは任せられない」ですよね?

自分がそういうことを言っている人に
何か大事なことを任せられるのかどうか、よく考えてみてください。
任せられませんよね?

そのため、本当に記憶がないにしても
”記憶にございません”という言い訳は
社会的に非常にまずいのです。

また、偉い立場にいる人の中には
「部下がやっていて」「スタッフがやっていて」
記憶にない、という言い分の人もいますが
それはそれで”スタッフの管理が出来ていない人間です”と
自己紹介しているようなものなので、
やはり、”私は重大な仕事を任せると、不祥事を起こします”と
自己紹介している状態になってしまいますので、
それもまた、まずい話です。

要するに、”記憶がない”という言葉が本当だとしても
”もうあなたには仕事を任せられませんね ゆっくり休んでください”
ということになってしまいますから、
ウソでも、本当でも、
自分が本当に不祥事を起こしたり、ミスをしているのであれば
”記憶にない”などと口にするべきではない、ということです。

不祥事やミスを起こしていない場合…

不祥事やミスを自分は本当に起こしていないのに
疑いをかけられた場合…

この場合は確かに記憶にない、というのは事実でしょう。

ですが、その言葉はやはり、使うべきではありません。

嘘をつく人が多すぎるせいで、
「記憶にございません」=嘘・言い訳 というイメージが
あまりにも世間では強く根付いています。

そのため、もしも本当に疑われているようなことを
していないのであれば「記憶にございません」と
曖昧な言い方ではなく
堂々と「やっていません」と断言してください。

「やっていないものはやっていない」のですから、
自分が一番よく分かるはずです。

その上で疑われていることに対して
丁寧に説明を行い、
間違っても記憶喪失にならないように、
注意してください。

もちろん”本当は不祥事やミスをやらかしているのに”
「やっていません」と堂々と宣言するのは絶対にNGです。

今の時代は高い確率で発覚しますから、
後から”あの時のやっていませんは何だったんだ?”ということになり、
余計に立場が悪くなってしまいます。

そのようなことになってしまわないためにも、
”嘘”で「やっていない」と断言するのは控えましょう。

不祥事やミスをした場合の対応

不祥事やミスは”しない”ことが
一番の大前提ですが、それでも
やらかしてしまった場合は、
もう認めるしかありません。

↑でも書いた通り”記憶喪失”になるのは
ウソでも、本当でも、社会的信用を大きく落としてしまう
言い訳ですので、”そもそも使ってはいけない”言い訳です。

もしも自分が不祥事やミスをしてしまった場合は
まずはそれをすぐに認めて、
謝罪をすることです。

その上で今後の見通しとして

・どのように改善していくのか
・どのように責任を取るのか

をしっかりと明確にし、
以降反省して心を入れ替えていく、
ということが大事です。

見苦しい言い訳をしたり、
言い逃れをしようとしていたりしても
今の時代はあらゆる場所に記録が残っている時代ですので、
確実に追い詰められる結果となり、
自分自身が恥をかくだけです。

そのようなことにならないためにも、
しっかりと今後、どうするのかを示し、
反省の意を示すことが、何よりも大事なことになるのです。

まとめ

”記憶にございません”という言い訳は
悪手の中の悪手であり、使うべきではない言い訳です。

嘘の場合は論外ですし、
仮に本当に記憶にないのであれば
「大事なことも忘れてしまう人」
「スタッフや部下を管理できていない責任者」
「病気などの健康状態に問題がある状態」
のいずれかになってしまうだけです。

本当でも、嘘でも
不祥事を起こして記憶にない、では済まないということです。

世間的にもこの言葉が出る度に
失笑されるぐらいには「うそつきの言葉」として
認識されているので
そんな恥ずかしい対応をしないよう、注意しましょう。

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