近所で火災が起きた場合どうすれば?身の安全を守るために!

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近所で火災が起きてしまった…!

そんなことになってしまうと、
非常に不安だと思いますし、
不安に思うだけではなく、
場合によっては命の危険に晒されることにも
なってしまいます。

”近所”と言っても、火災の度合いや、
自分の家との位置関係、風向きなどなど、
色々な条件があるので、一概には言えませんが、
覚えておきたいポイントをそれぞれ解説していきます。

ただし、”近所で火災が発生した場合”は
必ずしもマニュアル通りに行かないこともあるので、
もしも実際にそのようなことに
なってしまった場合に関しては、
臨機応変で対応していくことも大切になります。

それを踏まえた上で、ポイントとなる部分を
それぞれ見ていきましょう。

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身の安全確保が最優先

大前提として覚えておかなくてはいけないことは
「自分と周囲の身の安全を確保する」ことが
何よりも最優先されるべき部分です。

もちろん、守ることができるのであれば
家そのものや貴重品を守ることも大切ですが、
それでも、命を落としてしまったら
全てそこまでです。
そのようなことになってしまわないように、
まずは「一番最優先されるべきは”身の安全”である」ということは
頭の中に刻み込んでおく必要があります。

他のことは全て「身の安全を確保した上で」ということが
前提になります。

まずは命を大切に。
そこを、忘れないようにしましょう。

周囲に知らせる

近所で火災が発生しているのに気づいたら
「火事だ!」でも何でも良いので、
とにかく周囲に火災を知らせて下さい。

既に人が集まったりしていた場合は良いですが、
そうでない場合「まだ誰も気づいていない」可能性が
あります。

火災が近隣で発生した場合、
時間との勝負にもなりますから、
とにかく素早く知らせるために、
声をあげて、火災が発生していることを
伝えて下さい。

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消防に通報する

既に消防車が駆け付けているような場合や
「他の人が通報したことが”確実”」なのであれば、
通報する必要はありませんが、
まだ騒ぎになっていない段階であったり
「通報している人がいるかどうか分からない」という場合は
なるべく早い段階で通報することをおすすめします。

仮に万が一、既に誰かが通報していて、
通報が重複してしまった場合も、
それならそれで問題ありません。

問題なのは「誰か通報しているだろう」と
思い込んで、実は誰も通報していなかった、というような
パターンです。
そうなってしまうと、被害が拡大する可能性もありますし、
手遅れになる可能性もあります。

この点は、しっかりと注意しておいた方が良いでしょう。

無理しない範囲で消火活動を行う

「無理」をすることはあってはいけませんし、
「間違った知識」で逆に火を強める結果に
なってしまわないように、注意することが前提ですが
もしも万が一「今、自分が消火活動を行えば、消せるレベル」だったり
そうでなくても「安全確保した上で消火活動が行える」のであれば、
必要に応じて周囲に知らせたり
通報しつつ、火を消してしまってください。

”火を自分で消してはいけない”などという
ルールはありません。

「身の安全を最優先に考えること」

「決して無理をせず、通報は早めに行うこと」

「確実に火事や不審火などであることを確認していること」
(※他人の家の場合、煙が見えただけで火事と判断して放水したりしないように)

などを前提にした上で、
もしも自分が今、消火活動を行えば消せるのであれば、
消すに越したことはありません。

消せないにしても、何もせずに傍観しているよりは、
消火活動を周辺の人と協力しながら行うことが
できれば、それは決して無駄にはなりません。

ただ、身の安全の確保や、
自分の家関係で「安全確保しなければいけないことがある」ので
あれば、それらとの優先順位をその場の状況に
応じてしっかりと考えることも重要になります。

脱出の準備と安全確保

周囲に知らせたり、通報したりしたあとは、
状況を把握しつつ、
”近所の火災”に自分の家も巻き込まれる可能性が
ある場合に関しては、
いつでも脱出できるように準備しつつ、
身の安全を確保するようにしてください。

同居する家族がいる場合は
家族にもしっかりと伝え、
自分で動ける家族なのであれば、
本人に安全確保をするように伝え、
そうでないのであれば、取り残されないよう、
早め早めに安全確保を行うことが
重要になります。

ある程度距離が離れている近所であればよいですが
例えば、本当にすぐ近くの近所の家が
燃えていたりする場合は、
早め早めの対応が必要になります。

最初にも書いた通り「命」を最優先してください。
消火活動なども、できる場合は行うことも大事ですが、
無理をして消火活動をして命を落としたら本末転倒です。

「身の安全確保」は周囲に火災を知らせ、通報が
済んだあと、早めに取り組むべきことの一つです。

また、「ペット」がいる場合は、
自分や同居している家族などの安全確保と同時に
ペットの安全確保も行ってください。
ペットは、自分では逃げられない場合がほとんどですから、
飼い主が安全確保まで責任を持つ必要があります。
(ただし、どうしても人間の安全確保をするだけで限界の場合、
非常に残念ですが、無理をしない、という判断を迫られる場合も
あります。そういう状況になってしまった場合、
その覚悟と臨機応変の判断も必要になります)

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貴重品や家の安全確保

自らの安全確保や、通報などを最優先としたうえで
ここまで来た場合は、貴重品や家自体の安全確保などを
行ってください。

ただし「余裕がある状況で」が前提です。

例えば、燃え移っているのに、家の中に突入して…
などということをすれば、最悪、命を落とす危険性も
ありますので、そういったことは
絶対にしてはいけないことです。

まず、家に燃え移っていない場合は、
”燃え移るリスクのあるもの”などが
ベランダや庭などに出ている場合、
燃え移る可能性のあるものを家の中にしまい、
燃え移る可能性を少しでも下げる、ということが
大切になります。

その上で、火災が発生している家が隣だったり、
すぐ近くだった場合、消防車による放水などに
巻き込まれる可能性があるため、
濡れてはいけない貴重品は、”濡れない場所”に
避難させるなどの対策も必要ですし、
最悪の場合に備え、貴重品を持ち出して避難する、
(燃え移った場合でも、濡れてしまうような場合でも
持ち出せばひとまず安心ですからね)
ということも頭の中に入れておきましょう。

面白がって見に行かない

近所で火災が発生したりすると、
野次馬のような人たちが集まることも
ありますが、
絶対に面白がって見に行ったりしないようにしてください。

軽い気持ちで…のつもりが、
最悪の場合、命を落とすことに繋がってしまう可能性もあります。

スマホで動画を撮影しに行ったりだとか、
そういうことも絶対にしないようにし、
身の安全を確保することを最優先するようにしてください。

火災に限らず「ちょっとした油断」で
命を落としている人は
たくさんいますから、そういったことに
自分がなってしまわないように、注意していく必要があります。

まとめ

近所で火災が起きてしまった場合、
”自分の家じゃないから関係ないや”ではなく、
自分自身も身を守るための行動を
しなくてはいけませんし、
最悪の場合、家に被害が及ぶ可能性もあります。

とにかくまずは「身の安全を確保すること」を
最優先とし、
通報や消火活動、貴重品の安全確保など、
できる限りのことはやっていきましょう。

火を出した近隣住民に対する不満もあるかとは思いますが
まず、そういうことは後回しにして、
「その場を乗り切る」ことが大事です。

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