風邪や体調不良で頻繁に休むバイトはどう扱えば?ポイントを解説!

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雇っているアルバイトの中に
”風邪や体調不良で頻繁に休む人がいて困っている”
という店長や、企業もいると思います。

風邪・体調不良は
人間であれば誰でもあることですので、
時々そういった理由で休む、ということであれば
当然のことながら配慮する必要がありますし、
”体調が悪くても這いずってでも来い”みたいなことは
絶対に言ってはいけないことです。

ですが”頻繁に風邪などで休むアルバイトスタッフ”となると
体調不良は仕方がないとは言え、
職場側としても困ってしまうでしょうし、
”いつ休むか分からない”となると
他のバイトスタッフや職場自体にも負担となってきてしまいますから
対策を考えなければいけません。

体調不良は仕方のないこととは言え、
それがずっと続けば職場側としても、
対策は考えなければ負担になるのも事実ですからね…

では、どのように対応していけば良いのでしょうか。
そのポイントを解説していきます。

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一般的な範囲内の「体調不良」で休むのは仕方がない

まず、アルバイトスタッフさんも人間ですので、
一般的な範囲内の体調不良で休むのは
仕方のないことです。

どんなに気を付けていても風邪を引くときには
引いてしまいますし、
病気になってしまう時には病気になってしまいます。

そのため、時々体調不良になって休んだりだとか
そういうことは仕方のないことです。

”どの程度まで一般的な範囲内か”というのは
なかなか難しいところですが、
体調を崩しやすい人と、そうでない人もいますから
月数回程度であれば、仕方がないものと考えるしかありません。
(シフトを組む立場からすれば月数回はちょっと苦しいのも
事実ですが、本当に体調を崩しているのであれば、
それは仕方のないことです。)

一般的な範囲内での”風邪・体調不良による休み”の場合、
何か文句を言ったり、嫌味を言ったりせずに、
「お大事に」の気持ちを忘れないようにすることが
大切になります。

あまりにも休む場合はどうすれば?

上で書いたのは、あくまでも常識的な範囲内の
休みの場合の話です。

もしも、自分の職場に
”あまりにも体調不良で休む回数が多いアルバイトスタッフ”が
いるのであれば、やはり、職場としては
対応を考えていかなくてはいけません。

本当に体調不良の場合はもちろん辛いと思いますが
かと言って”何もしなければ”シフトを組むのも
難しくなってしまうと思いますし、
”急に~~さんが休んだからシフトに入ってくれない?”みたいな
ことばかりやっていれば、他のアルバイトスタッフさんから
不平不満が出たり、”それは困る”ということになって
バイトスタッフの中から辞めてしまうような人も出るかもしれません。

もちろん、社員にとっても、頻繁に休むスタッフがいると
休みの日であっても急に呼び出されることも増えてきて
大変になってしまいますよね。

ですので、本当に体調不良の場合は
仕方がないとは言え
だからと言って「じゃあ仕方がないね」と、ずっと何もしない、
というわけにはいかない、というのが現実です。

ただ、それでもやって良いことと、やってはいけないことが
ありますので、その点はしっかりと理解しながら
対応していくことが求められます。

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シフトの配置を考える

体調不良で休む回数が極端に多い
アルバイトスタッフがいる場合、
シフトの組む際にはやはり、それを考慮して
シフトを組んでいかなくてはなりません。

シフトを組む側が、バイトスタッフに対して
嫌がらせでシフトを極端に減らしたりすることは
絶対にしてはいけないことですし、
場合によっては法的な問題も生じますが
しっかりとした理由があり、
極端すぎる対応をしていないのであれば、
それ自体は、仕方のないことですし、
ちゃんと、本人と話し合いながらであれば問題はありません。

急な体調不良や風邪で休みがちな
バイトスタッフさんのシフトを組む際の注意点としては、

・社員が不在の日など、欠員が出ると厳しい日には配置しない

・そのスタッフをシフトに入れる日は(休んでもギリギリ回るように)
 ある程度人員を増やしておく

・社員がいて、最悪の場合でも対応できる日にシフトを入れる

・混雑や多忙が予測される日はなるべく外す

・シフトの回数を本人同意の上である程度削減する

など、うまく工夫をしていく必要があります。

もちろん、いきなり週4回を週1回にする、だとか
そういうことはしてはいけませんが、
上のように”最悪の場合(急に休んでも)大丈夫なような配置”を
出来る限り心がけながらシフトを組んでいくことは
重要なポイントになります。

私が店長をやっていた際には体調不良で休みやすいスタッフさんは
いませんでしたが、よく遅刻する人がいたので、
そういう人は↑のような配置をするように気を付けていました。

急に来ない、となるとやっぱり他のアルバイトスタッフの負担にも
なってしまいますし、その状況を改善するのは
社員の役割ですからね。
放置していると、全体的に不平不満が生まれて職場が崩壊してしまいます。

続けるのが難しい場合は本人と相談

あまりにも体調不良の機会が多く、
”仕事上に支障が出ている”場合に関しては必ず本人に
相談した上で今後、どうするかを決めて下さい。

その際に「やめろ」という風な言い方をしたり、
圧力をかけるような言い方をするのではなく、
あくまでも相談である、ということを心がけ、
話し合うようにしてください。

今の状況だと、こういう風に職場も困ってしまっている、ということを
丁寧に伝えて、その上でどうしていくか、ということを
話し合う、ということですね。

強引に解雇するのは法律上、問題になる可能性が非常に高く、
(あまりにも酷く、業務に大きな支障が出ている場合は例外ですが)
それはやってはいけないことです。

また、体調不良などで解雇する場合も、
30日以上前に本人に伝える必要があり、
いきなり”明日から来なくていいよ”をやってしまうと、
問題が生じますので、
必ずこのあたりは、どんなにキツイ状況であったとしても、
まずは本人との話し合いの機会を設けるようにしてください。

バイトを増員する

改善が難しく、本人が辞めるつもりもない…
という場合はバイトの増員を検討してください。

どうしてもそのバイトスタッフさんが
体調不良で休むことが多く、
穴埋めで日常的にドタバタすることがある場合
”人手不足”です。

人件費なども問題もありますが
可能であればバイトを増員し、
”その人が休んだとしても大丈夫”なシフト作りを
心がけていく必要があります。

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体調不良が「嘘」の場合は…

もしも体調不良で頻繁に休むアルバイトスタッフが
「嘘」をついて休んでいる場合…

これに関しては今後の扱いをしっかりと考えるとともに
本人と今後どうするのかも含め、
あまりにも改善が見られないようであれば、
30日前に本人に通告し、
(嘘をついて体調不良で頻繁に休んでいる場合は
 十分に理由にはなるはずです)
辞めてもらうことも視野に入れる必要があります。

ただし、これは”100パーセント嘘”の場合のみです。

”本当に体調不良なのに嘘だと疑う”のは
絶対にやってはいけないことなので
”決定的な証拠”がない以上は
この方法は使ってはいけません。

まとめ

体調不良で休みがちなアルバイトスタッフさんがいる場合
”シフトの組み方”を工夫していくのが
一番の対処法です。

あまりにも休みが多い場合に関しては
本人と話し合いの場を設ける、
という形で対応していきましょう。

ただし、体調不良は誰でもあることなので、
常識的な範囲内の回数の休みだったりする場合は、
仕方のないことなので、
そこは社員がしっかりと穴埋めをすることが大切です。

また、体調不良で休むことが多いスタッフが
いたとしても嫌味や嫌がらせはやめておきましょう。

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