非正規雇用とは、
正規雇用以外の雇用体系…
簡単に言えば
「アルバイト」「パート」「契約社員」「派遣社員」「臨時職員」
などの働き方を示す言葉です。
「フリーター」と呼ばれる状態の人もこの、非正規雇用に
入ります。
非正規雇用として働いている人自体が
悪い、ということは決してなく、
それで生活できているのであれば全然問題ありませんし、
どんなに努力しても正規雇用になるのが
色々な事情や運から難しかったりすることもありますから
これ自体は、別に恥ずかしがることではありませんし
他人がとやかく言うことではありません。
ただ”結婚”という部分を考えると
非正規雇用の人は
”非常に厳しい”のが現実です。
その理由と対策をお話していきます。
非正規の結婚は難しい！その理由と対策は？
まず、先に言っておきますが
”結婚するつもりがない”
”別にどっちでもいいや”であれば、
これは気にする必要は全くありません。
結婚する・しないは個人の自由ですから
結婚を望まないのであれば、
非正規雇用の結婚が難しかろうと、簡単であろうと
何も関係はありませんからね…。
ですが、結婚願望があったり、
できれば…というのであれば、
この”厳しい現実”を知っておく必要があります。
非正規雇用の場合は
結婚の難易度が飛躍的に高まるのです。
もしも結婚を望むのであれば、
その理由と対策を、知っておいても、損ではありません
結局、世の中は「金」
悲しい現実ですが、世の中、結局は「お金」が
モノを言う世界です。
非正規雇用という状態の場合、
正規雇用に比べると、どうしても年収などに
差がついてしまうのが事実で、
将来性などに関しても、不安が残ります。
それだけで、↓のようなことが連鎖的に
発生するため、なかなか結婚にまで
たどり着くことができない、というのが現実です
・相手から敬遠される（収入を見ただけで振られたりすることも）
・相手の両親や親族、友人などから反対される可能性が高まる
・自分の両親からも反対される可能性が高まる
・相手との予定などにお金を掛けられない
・結婚するための資金を用意するのが困難な可能性も高い
・結婚後の生活を始められるだけの資金が無い
・自分自身の生活だけで精一杯で、恋愛や結婚にお金を掛けられない
・婚活などをしたとしても、収入面と将来性で大幅に不利になる
と…相当厳しいのが事実です。
まず、出会いの時点で非常に困難であり、
なかなか遊びに行くお金が無かったりと、
そもそも「相手」を見つけること自体も
難しいのです。
自分の趣味などにお金を使えば、それでお金も時間も
なくなってしまいますし、
収入を増やそうと掛け持ちなどをすれば
疲れ果てて相手を探すどころではありません。
相手を見つけようと行動したとしても
婚活では、”収入が低い”ということは
非常に大きなハンデとなり、
婚活市場だけで言えばかなり不利です。
相手にされない、と思っても間違いではありません。
自然に相手と良い感じになったとしても
やはり収入や立場から、お付き合いまでには
至らない可能性が高いのです。
その上で万が一、相手がいたり、付き合ったりしたとしても
結婚にまで至ることができるか？と言われると、
これまた難しく、
「相手本人が、将来性などを気にして結婚には踏み切れない」
「相手の両親」「自分の両親」と、
ハードルが多数存在します。
本人が仮に納得したとしても、相手の両親が難色を示す可能性も
十分に存在しており、自分の子供の婚約者が、非正規雇用だと知っただけで
猛反対する両親もいますし、
将来性への不安・収入に対する不安など、
色々な感情を抱かれることになります。
もちろん、それでもＯＫを出してくれる両親もいますが、
現実的には、「相手本人」と「相手の両親」両方が前向きに
考えてくれる可能性は低いです。
非正規雇用が悪い、ということではありません。
ただし、結婚・恋愛というジャンルとの相性は悪い、
ということです。
非正規雇用でも結婚したい場合はどうすれば？
次に対策のお話です。
非正規雇用の人でも、結婚することは
”不可能”というわけではありません。
実際に結婚している人は、もちろん存在します。
が、厳しい現実である、ということは
上でも書いた通り、事実なので、その点は
よく覚えておく必要があります。
”結婚したい”という点だけを考えるのであれば
一番の対策は
”正社員を目指すこと”です。
簡単に言いやがって！となると思いますが、
結婚だけを目標にするのであれば、
それが一番のポイントですし、
可能性を一番上げることのできる方法になります。
とは言え、そう簡単に正社員になることは
できませんし、
正社員になっても、結局年収が…ということもあります。
仮に非正規のまま、少しでも結婚出来る可能性を
上げるとすれば、どのような点を意識すれば良いのか。
まずは
「数を打つ」ことですね。
職業や年収を気にする人が多いのは事実です。
重視してなくても、ある程度は、という人は、かなり多いでしょう。
ですが、全員ではありません。
心が折れるほどに数を打てば、当たる可能性も
十分にあります。
ただ、婚活などにおいても”相当な数”辛い思いをすることに
なると思うので、その点は、覚悟しなくてはなりません。
次に
「今の繋がりを利用する」ことです。
”非正規の自分”と出会った人と、なかなか結婚まで
持っていくのは難しいです。
そのため、以前からの知り合いやプライベートで交友のある人など、
”今ある繋がり”を生かしていく、ということも一つの方法です。
それがだめなのであれば、友人からの紹介、
家族や親族からの紹介など”自分が利用することのできる繋がり”を
全てフル動員してやっていくしかありません。
なかなか、”非正規の人”という部分から知り合う人とは
その時点で候補から外れる可能性があるので、
（いるのであれば）学生時代からの知り合いなど
”既にあなたの内面を知る人”から、検討していく、
というのは、大切なポイントになります。
最後に「収入を増やす」ということですね。
非正規だろうと、結局は収入があれば、文句はないわけです。
将来性の部分はさすがにきついですが、
収入だけでも上げることができれば、だいぶ可能性は上がります。
今の時代、ネットで稼いだり、”副業”でもある程度
稼げる時代になっていますから、
非正規雇用（バイトなど）＋自分の好きなことでネットで稼ぐ
みたいな組み合わせで、年収を底上げする、ということを
考えるのも、手段としてはありです。
こんなところでしょうか。
ただ、「夢のような方法」なんてものは、見て頂ければ
分かる通り、ありません。
それが、この世の現実です。
無理してまで結婚しなくても良い
最初にも書いた通り、
結婚願望が無いのであれば、このお話は
まるで関係のないことです。
非正規でも十分やっていけると思いますし、
自分の好きなように時間をある程度使えるのは利点です。
また、結婚はしたかったけれど、ちょっと厳しい、
という場合は、「方針転換」も大事です。
いつまでも、ゴールのない旅を続けても意味はありません。
婚活などに無駄にお金・時間・労力を使ってしまうだけです。
それなら、結婚をすっぱりと諦めて、
趣味や自分の好きなことにお金・時間・労力を
使った方が、はるかに良いでしょう。
”無理だと判断したら身を引く”というのも、
必要な決断です。
結婚する・しないで人生の優劣は決まりません。
無理なものは無理。
自分で無理だと判断したら、他のことに人生を費やすのが、
一番ベストな選択肢だと思います。
それでもどうしてもしたい…！という場合は
止めませんが…。
まとめ
非正規雇用での結婚は
現実的に”ハードルはかなり高くなる”のが事実です。
結婚できないわけではありませんし、
非正規雇用が悪いわけではないですが
”結婚・恋愛”においては不利になる要素の一つです。
もしも「これは無理だな」と判断したら
いつまでもお金と時間を浪費せずに、
趣味の方に回すなど、自分なりに対策するのも大事です。
