流行らないカードゲームの末路とは?人気が出ないとどうなるの?

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世の中には数多くのカードゲームが存在しています。

有名なカードゲームは
10年以上展開が続いたり、
アニメにゲームに、とあらゆる方向に展開が
広がっていくものですが、
その一方で、
「流行らずに」消滅してしまうカードゲームも
数多く存在しています。

「流行らないカードゲーム」はどうなってしまうのか。
その点をお話していきます。

自分の遊んでいるカードゲームが
世間的に流行っていないカードゲームの場合は
とても残念ですが、下記のようなことが
起きる可能性があります。

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流行っていないカードゲームが生き残るのは困難

流行らないカードゲームに待っているのは
”破滅”です。
どんなにルール自体が面白くても、
どんなにそのカードゲームをプレイしている人からの
評判が良かったとしても
”プレイヤー数”が少なければ、そのカードゲームは
破滅に向かって行きます。

プレイヤー数が少ないということは
当然、売上が上がらない、ということです。

カードを発売しているメーカーもそうですし
販売店からしてみても「売れないカード」に
対しては消極的になっていくものです。

連鎖的に↓のようなことが起きて
”流行っていないカードゲーム”は最終的に
消滅していくことになります。

仮に、運営にどんなにやる気があっても
最終的に”流行らない”カードゲームは
淘汰されていきます。
それが、現実です。

商品展開が消極的になる

流行らなかったカードゲームは、
当然のことながら、メーカーの商品展開や
イベント運営もどんどん消極的になっていきます。

運営の一部が、「絶対にこれから流行らせるんだ!」
と意気込んでいたとしても、
カードゲームを展開するのは基本的には「企業」ですから、
利益が生み出せないとなれば、上からストップがかかったり
方向転換を求められます。

どんなに、カードゲームの担当者や部署が熱意を持っていても
「結果」が伴わなければ会社としては
積極的に展開できない、と、そういうことです。

そのため、商品展開やイベント、PRなどがどんどん
消極的になっていき、さらに流行らなくなっていく…
という完全に”悪循環”の状況に陥ります。

また、会社からストップがかからなくても
流行らないと、運営自体もやる気をなくす場合もあります。

その結果、新商品の発売が遅くなったり
大会などの運営がおろそかになったり…、と
いうことに繋がっていきます。

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取り扱い店舗が減る

お店は「売れないカードゲーム」は入荷しません。
流行っていない、流行らない、流行が終わった…
そう判断されれば、お店に容赦なく
切り捨てられるのがカードゲームです。

入荷数がだんだんと減っていき、
最終的には入荷すらしなくなります。
私も実際にカードを販売しているお店で
働いていましたが
売れないカードは入荷数を減らしますし、
最終的に入荷をやめます。
売れないものを置いておいても、仕方ないからです。

さすがに大手やネットショップなどは
そのカードゲーム自体が終了するまで
取り扱いをするところも多いと思いますが
「取り扱い店」が減れば減るほど、
新規ユーザーなども減っていきますから、
そのカードゲームにとっては、さらに厳しい状況に
追い込まれていくことになります。

投げ売りが始まる

流行らないカードゲームは、
お店側も見切りをつけて、
特価価格で販売を始めます。

”完全に終了”してしまうと
カードゲームのパックやスターターデッキの類は
本当に10円レベルにしてもほとんど売れなくなってしまい、
お店が大損することになってしまうため
「このカードゲーム、やばいなぁ」と思った時点で
早めに見切り価格で販売することが多いです。

メーカーが”このカードゲームの展開を終了します”と
宣言してしまったら、そこでそのカードゲームの価値は
「大暴落」します。
本当に売れなくなります。

そのため、新品も中古も含め
カードショップが「危険」だと感じた場合、
早い段階で特価価格にするなどの
投げ売りが始まる可能性があります。

逆に言うと、そのカードゲームをプレイしている人から
すればチャンスで、
定価よりはるかに安い価格で、パックやデッキを
購入できる可能性がある…というのは事実ですね。
そのカードゲームがもしも終わってしまっても
遊び続けたい!だとか、コレクション目的で
集めている!という人は
そういう”落ち目のセール”を狙ってみても
良いのかもしれませんね。

中古買取の中止や価格の下落

流行らないカードゲームは、当然
中古の買取もどんどん中止になっていきます。

人気のカードゲームだと、どこのカード店でも
カードの買取を行っていたり、
中古カード販売コーナーがデカデカと
用意されていたりするものですが、
人気のないカードゲームだと、
中古での買取が打ち切りになったり、
中古の買取価格がレアカードでも1円以下になったり、
中古の販売自体が終了する可能性もあります。

お店にいた時の経験ですが
売れないカードゲームのカードって
買取しても、本当に売れません。
1円で販売していてもスルーされるような始末です。

そのため、お店からすれば
「流行っていないカードゲームの中古など買取したくない」
と、いうのが本音になります。

人気が無くなれば無くなるほど

・買取自体を行う店が少なくなってくる
・買取していたとしても価格が非常に安くなる
・自分でオークションなどに出してもなかなか売れなくなる
・中古の販売をしているお店も少なくなる
・売っていたとしてもコーナーが小さい
・中古の販売価格が非常に安くなる

などが考えられます。

カードを遊んでいる人にとっては
「安くシングルカードを買えるようになる」という
メリットもありますが
逆に、自分が売るときには、ほとんどお金にならなかったり、
そもそも中古の買取や販売が終了する可能性もあります。

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最悪の場合は「終了」に至る

流行っていないカードゲームは
最終的にどうなるのか、と言われれば
最悪の場合は「終了」に至る、というのが
答えになりますね。

早い場合は1年もしないうちに
終了してしまうようなカードゲームもあります。

メーカーが商品展開を終了すれば、
以降、新しいカードが発売されることは無くなりますし、
そうなれば、中古の買取なども終了、
プレイヤーも激減、以降、新しい展開を
望むことはできなくなります。

展開が終了したあとはどうなる?

ほぼ「紙切れ」状態になります。

仲間内で遊べる相手がいるのであれば良いですが、
カードの種類が増えることもありませんし、
どんどんプレイする人も減っていくのは避けられません。

メーカーのサポートなども終わりますし、
大会なども開催されなくなっていくので、
確実に盛り上がりとしては下がっていきます。

取り扱い店も無くなり、中古の価値も無くなり、
最終的には「紙切れ同然」になってしまう…
というのが、流行ることなく終わっていくカードゲームの
「末路」になりますね。

例外として、何十年も展開されたようなカードゲームであれば
終了後もプレイヤーはある程度いて、希少価値も
ある程度あるかもしれませんが、
少なくとも短命に終わったカードゲームが
そのようなことになることはありません。

最終的には
仲間内で遊ぶか、コレクション目的で手元に置いておくか…
ぐらいしかなくなってしまうのが現実です。

まとめ

カードゲーム流行ればすごいのですが、
流行らないと本当に悲惨な状況になります。

「タダでもいいから誰か貰って行ってほしい!」と
思ってしまうぐらいに
お店からとっても、”邪魔者”になってしまうのが
流行らないカードゲームの現実なのです。

明暗が非常に分かれやすい世界、ということですね。

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