芸能人が声優として起用される理由は?デメリットはあるの?

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アニメや映画(吹き替え含む)、ゲームなどでは
基本的にキャラクターの声は
「声優」の方が担当しますが、
場合によっては「声」が本業ではない
俳優やアイドル、お笑い芸人など、芸能人が
担当することもあります。

しかしながら「声」の部分だけに着目すれば
やはり、全体的なレベルとしては
「声優」の方の方が高いのも事実です。

声を本業としている人と、
そうでない人…
良い・悪いではなく、そこに実力の差が生まれるのは
当然のことです。

ですが、声優ではなく芸能人を使うアニメやゲームなどが
存在するのも事実です。

それは何故なのかを、見ていきましょう。

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芸能人が声優をやるのはどうして?

元々、兼業しているような人もいますが
そうではない芸能人がキャラクターの声を
担当したりすることがあるのは何故なのか。

これは、基本的には
「注目を集めるため」ですね。

有名な芸能人を主役の声にしたりすることで、
世間の注目を集めることができ、
宣伝効果を得ることができる…と、そういうことになっています。

話題になれば
話題性も生まれるでしょう。

簡単に言えば「話題作り」のために、
ある意味で「質」をある程度犠牲にしている…
そういうことにもなります。

とは言え、その宣伝効果は絶大であり、
起用する芸能人によっては
〇〇さんが主役の声を担当!というだけで
非常に大きな話題になったりすることもあります。

実力は「声優」に及ばないことが多い

芸能人は「声」が本業ではありません。
そのため、本業の「演技」はとても上手な方が
多いですが、「声」となると、どうしても
棒読みになってしまったり、不自然に
なってしまったりされる人もいます。

「声だけの演技」と
「声以外の部分も使った演技」では
同じ演技でも全然違う、ということですね。

もちろん、芸能人の中にも
「この人、声優を本業にしてもやっていける気がする…」と
思うぐらい上手な人もいるのは事実です。

しかしながら逆に「これはひどい棒読みだ!」と
思ってしまうような方もいれば
「聞けないことはないけど、やっぱり声優と比べると…」な人も
多いのが事実です。

一部の芸能人は声優に匹敵するぐらい上手な方もいますが
やはり全体的なレベルとしては、
芸能人を起用することにより、
「話題」の面を除くと落ちてしまうのも事実です。

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芸能人を起用しないと話題を作れないの?

そういうことではありません。

確かに、芸能人を声の担当にすることで
話題作りにはなりますが、
映画に関しても、アニメに関しても、ゲームに関しても
”声”だけですべてが決まるわけではありません。

当然、声優さんだけを起用して、
成功しているアニメやゲーム、映画なども
たくさん存在します。

キャラクターの声に芸能人を起用、は
あくまでも一つの手段であり、
必ずしもそうしないといけない、ということではありませんし、
それをしたから必ずしもその作品がヒットする、
ということではありません。

どんなに有名な芸能人を起用したところで、
失敗するときは失敗しますし、
逆に、声優さんだけ+知名度の低い人だけを集めたような
作品でも、作品全体として輝く部分があれば、
その作品がヒットする可能性は、十分にあるのです。

本業でなくても「ある程度」は求められる

時折、これで本当にGOサインが出たの?と
心配になってしまうほど棒読みな作品も存在します。

もちろん、本業でない人がキャラクターの声を担当する以上、
ある程度、声優さんと差がつくことは
仕方のないことです。
芸能人が全員、声優レベルの演技ができてしまうのであれば
今度は逆に「声優は不要」ということにも
なってしまいますからね。

稀に本当に上手な芸能人の方もいますが、基本的には
どうしても”差”は出てきます。

それは、演じる側も、作品を作る側も、見る側も
ある程度は織り込み済みになるでしょう。

しかしながら、”想像を絶するほど棒読み”な
芸能人の方を使ってしまうと、
さすがに「作品の評価」にも影響してしまいます。

芸能人で、声優が本業じゃない人が声をやっているから
ある程度は仕方がない、という人は多いと思いますが
我慢にも限界というものがあります。

あまりにも棒読みの度が過ぎると、
作品自体の評価にも影響してくることがあるので、
その点は制作側も注意しなくてはいけないことですね。

本業は声優ではない、とはいえ、
声の仕事を一時的でもやる以上は
見る側は「ある程度」を求めるのは当然のことです。

芸能人起用にはリスクもある

芸能人をキャラクターの声に起用することは
一つの賭けで、
話題性を作ることができて、結果的にプラスに
働く可能性もあれば、
逆に「あまりにも棒読み」で、作品自体の評価が
落ちてしまい、話題性作りにはなったけれど、
結果的に評価を落としてしまったことでマイナスに
なってしまうようなケースもあります。

芸能人をキャラクターの声に起用する場合は
このあたりの「見極め」は非常に
大事になってくる部分と言えるでしょう。

実際に、あまりにも棒読みが酷く、
評価を落とし、後に再発売される際に
声が差し替えられたような作品もあります。

まとめ

芸能人を起用することが
必ずしも良いこととは言えず、
逆に作品の評価を下げてしまう可能性もある、
ということですね。

しかしながら話題性作りには長けていることも
また事実ではありますから、
作品作りにおける一つの手段であるのも事実です。

ただ、作品を見る側とすれば、
やはり「あまりにもひどい」レベルの棒読みだと
それだけで、作品自体への印象が悪くなってしまいますから
そこは、作る側が注意しなければいけない部分です。

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