電気料金の値上げは社会に甚大な影響を与える!その悪影響とは…?

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”電気料金”の値上げ…

これは、収入に関係なく
電気を使う全ての人が影響を受けることで、
例えば〇〇税のように
”収入が少ないから、払う金額も減る(あるいは免除)”
と、いうことにはならず、
収入が0であろうと、数憶円であろうと、
”値上げ額自体は同じ”になるため、
特に所得の低い人にとっては”甚大な影響を及ぼすもの”となります。

電気代の値上げは安易にするべきものではなく、
電力会社の赤字を行政側が負担してでも、
値上げは最小限に、かつ回数もできる限り減らすことが重要になります。

と、いうのも”電気代”が上がり続ければ
一般市民、特に収入の少ない世帯の生活は破綻してしまうためです。

電気代の値上げがもたらす悪影響、
考えられる最悪の事態をそれぞれ解説していきます。

電気代は”安易に上げてはならない”ものです。

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電気代の値上がりは非常に多くの悪影響をもたらす

電気代の値上げが繰り返されると
社会全体に”甚大な悪影響”が出ることになります。

それこそ、値上げを繰り返せば
それで命を落とす人もいるでしょう(理由は後述します)

特に、電気は”使わない”というわけにも行かず、
所得の少ない世帯・人にとっては値上げを繰り返されると
非常に厳しく、生活自体が破綻する可能性もあるわけです。

税金などと違い、所得が低ければ免除、とか
支払額が低くなる、とか、そういうことも
基本的にはないですからね。

そんな”電気代”を値上げすれば、
下記のようなことが起きていく可能性があり、
値上げを繰り返せば繰り返すほど、
それぞれの影響は深刻なものになっていきます。

そうならないよう、電力会社の経営状況なども見つつ
”可能な限り値上げを抑える”のは、
行政の腕の見せ所と言えるでしょう。

では、何が起きる可能性があるのか。
その点を見ていきます。

生活困窮者が増える

大げさな話ではなく、
”電気代”は、貧乏人だろうと、大金持ちであろうと
値上げされれば”一律で同じ金額の値上げ”となります。

そのため、裕福な家庭にはそんなに影響はなくとも、
普段から生活苦に悩んでいるような家庭によっては
本当に”これでもう生活できなくなる”というような
非常に深刻な問題と化す可能性は十分にあります。

例えば、生活が苦しい家庭だと、
既にギリギリで負担が1000円増えるだけでも、
破綻する可能性は十分あるのです。

当然、値上げを繰り返せば繰り返すほど、
生活困窮者も増えていく可能性は十分にあります。

また、電気代の値上げは”他の悪い影響”も連鎖的に
起こる可能性があるため、
生活困窮者にとってはより苦しい状況になる、
というのが現実です。

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商品やサービスの値上げを招く可能性がある

電気代の値上げは当然のことながら
一般家庭以外にも影響が及ぶ場合もあります。
(値上げの時期や金額などは一般家庭とは異なる場合があります)

電気代が高騰すると、
当然、お店や企業もその打撃を受けることになり、
商品の値上げを招いたり、サービスの値上げを
招いたりする可能性も高まります。

そうなってくると、
自分が普段購入している生活必需品などが値上げされた場合は
「電気代の負担増」に加えて「生活必需品でも負担増」という
ダブルで負担が増えることになってしまいます。

もちろん、それぞれの企業も電気代を上げられてしまうと
苦しいので、そうせざるを得ない一面はあれど、
消費者側からすれば「電気も、食料も、生活必需品も値上げ!?」と、
値上げの連鎖に苦しむことになってしまうわけです。

また、電気代の高騰が原因で値上げした商品・サービスに
関連する企業やお店が”仕入れ価格も上がってしまって値上げしないと
やっていけない”ということになり
”値上げの連鎖”という最悪の事態が起きる可能性もあります。

”電気代の値上げ”は、この値上げの連鎖を引き起こす
非常に悪い要因になりかねないので、
出来る限り、電気代は上げてはならないのです。

①電気代値上げ
②影響を受ける企業やお店が値上げ
③「②」の値上げにより影響を受ける企業やお店が値上げ
④「③」の値上げにより…

と、連鎖してしまう可能性があるわけです。

電気代の値上げはその負の連鎖を引き起こす可能性が
非常に高いので、度を越した値上げは”してはならない”ということです。

無理な節電による犠牲者が出る

電気代を上げられてしまうと、当然のことながら
生活が苦しい人は特に”何かを削る”ことで、対応するしか
なくなってしまいます。

電気代が上がったらその分収入も上がる、というのであればともかく
多くの人はそうではないでしょうから、
削るしかなくなってしまいますよね。

そして、電気代を削るために”エアコン”を使うことをやめたり、
なるべく我慢したりする人も当然出て来るわけです。

しかし、近年の夏は特に暑く、
無理に我慢をすれば熱中症で最悪の場合は命を落とすことになります。

実際に、夏場に”エアコンを使わず”熱中症になって
命を落とす人は毎年出ており、
電気代を値上げすればするほど”もうエアコンは使えない”と
無理に我慢することで、犠牲になる人も、
値上げをすればするほど、出て来るでしょう。

そういった側面から
”電気代の値上げを繰り返せば、それで犠牲者が出る”ことも
否めません。

エアコンを使いましょう!と言われても
電気代を上げられては”使えません”になってしまう家庭も
実際にありますからね…。

企業の倒産や失業者の増加

電気代の高騰が、あまりにも続けば
企業の倒産、お店の閉店などに伴う
失業者の増加も懸念されます。

繰り返せば繰り返すほど、
各企業やお店に与えるダメージも
当然大きくなっていくため、
値上げが続けば、実際に倒産するところは出てきます。

失業者が増えると、治安の悪化なども招くリスクもあり、
連鎖的に悪い方向へと向かっていく可能性も
十分に考えられます。

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消費の落ち込みを招く

電気代が上がれば、先ほども書いた通り
当然”何かを削る”しかなくなります。

そうなってくると、”生活必需品”以外の
消費が落ち込んだり、娯楽関係の業界(例えば旅行など)に対する
消費も落ち込んだり、ということも出てきます。

消費が落ち込めば、当然それで打撃を受ける企業も
ありますから、更なる倒産、失業者の増加も招き、
これもまた、負の連鎖を生むことになります。

対応方法は…?値上げ頼みでは破綻する

燃料費などの高騰で、
電力会社も苦しい状況にあるため、
そのまま何も手を打たなくては、電力会社の経営が持たない…
ということも一つの事実でしょう。

ですが、対処法を”利用者に対する値上げ”で賄っていては
いつか本当に限界が訪れますし、
ここまで紹介したような”悪影響”がどんどん、
大きく膨れ上がっていくことになります。

そのようなことになってしまわないためにも、
値上げ頼みではなく、
電力会社と行政で、しっかりと意思疎通を行い、
行政が電力会社を支援するなどの方法も含め、
”値上げ以外の方面”での対応を行っていく必要があります。

決め事をする立場の人は、どうしても裕福な方が多いので
なかなか想像できないことになりがちなのだと思いますが
”電気料金の値上げ”をされても収入が増えるわけではないので、
多くの一般家庭は”いつかは限界が訪れる”わけです。

この点をしっかりと認識し、値上げは最小限にしつつ
対応していく必要があります。

まとめ

電気料金の値上げを安易に続けると、
社会そのものが破綻しかねないため、
電気料金の値上げは”とにかく最小限にとどめる”ことが
重要になります。

ギリギリまで”不必要な部分の”コストを削ることはもちろん、
行政の支援も含め、徹底的に値上げ部分を検討していく…
ここを、やらねばならないのです。

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