ドリームキャストが失敗してしまった理由は?様々な要因を分析!

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セガから発売されたゲーム機「ドリームキャスト」は、
かつてゲーム機を展開していたセガにとっては
”最後の家庭用ゲーム機”(メガドライブミニなど復刻系のものは除きます)と
なってしまったハードです。

セガは今でこそ、ゲームソフトを中心に展開していますが、
かつては任天堂やプレイステーションのSONY、XBOXのマイクロソフトと同じように
自社のゲーム機を展開していたメーカーで、
ドリームキャストの以前にもセガサターン、メガドライブ、ゲームギアなどの
ゲーム機を展開していました。

その中でも特にセガサターンはそれなりの規模の売上を記録するなど、
当時、多数のゲーム機が乱立していた時代において
有力なゲーム機メーカーの一つでした。

そんなセガも、ドリームキャストを最後に
ゲーム機からは撤退することになってしまい、
現在に至ります。

では、ドリームキャストは何故失敗に終わってしまったのでしょうか。
それを見ていきましょう。

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スペックには大きな問題はなし

まず、スペックを見てみると
ドリームキャストは当時のPS1やNINTENDO64と比べても、
スペックとしては高い部類にあたり、
少なくとも、”性能が極端に低い”ということはありませんでした。
スペック自体が全てではなく
実際に現代では”高スペックな方が価格が上昇してしまって売れない”
という事態も起きていますが
極端に基本的な性能に問題があれば、当然売れない要因となりますが
ドリームキャストにはそういう問題点は特にはありませんでした。

むしろ、当時国内でも世界的にも圧倒的に強い状態だった
”プレイステーション1”と比べると
遥かに画質などは優れているのも事実です。
(※ただ、XBOX360もそうですし、現在のPS5もそうですし、
割とスペックが良い方のハードの方が売れないことも結構あります)

価格面で苦しい部分も

ドリームキャストの発売当初の定価は29800円と、
現代目線で見ると安価な部類ですが、
当時の競合機だったPS1とNINTENDO64の価格を見てみると
PS1はドリームキャスト発売当時は19800円、
その後、ドリームキャスト発売直後に15000円になっており、
NINTENDO64は当時の時点で14000円まで値下げされていました。

いずれも、”ドリームキャストは約2倍の金額”となっており、
そうなると、やはり当時のユーザーからすれば
高いハードルとなったのは事実でしょう。

ゲーム機において、価格は非常に重要で、
これまでの国内ゲーム機市場の歴史で、
5万円を超えるハードがトップに立ったことはありませんし、
その世代のハードで高額な部類のハードは基本的には
一部を除いて苦戦している事例が多いです。

また、価格が原因で苦しんだハードも多数存在しています。

それだけ、国内においては特に”価格面”も重要で、
ドリームキャスト自体は前世代機のセガサターンの発売当初よりも
安い価格からスタートでしたが
当時の競争相手が19800円(のちに15000円に)と、14000円であったため
価格面でのハードルが高くなってしまったことは事実です。

競合機と価格差が開けば開くほど、不利になりやすいのは
事実ですからね。

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出荷台数の確保に失敗

ここが、決定的な”失敗”のポイントで、
ゲーム機はスタートダッシュが非常に重要で、
最初に需要がある際に十分な在庫を用意することは
非常に大事なポイントの一つになります。

が、ドリームキャストはこの部分で躓いてしまい、
内部のグラフィックスチップの開発の遅れが生じ、
十分に生産できないまま発売日を迎えてしまい
(発売延期もしていました)
結果的に出荷台数が当初の予定より激減、
ソフトの開発にも遅れが出て、
さらには予約キャンペーンも中止など、
かなりグダグダなスタートをしてしまいました。

ゲーム機は”最初に躓く”とよほどのことがないと
巻き返しが難しく、最初に躓いたハードは
PS3や3DSなど、ごく一部の例外を除き、
そのままズルズルと失敗しているケースが多いです。

このスタートダッシュという非常に大事な部分で
転んでしまった時点で、ドリームキャストの運命は
ある程度決まってしまっていたとも言えます。

ソフト不足も致命的

前述の理由などからソフトの開発が遅れ、
ソフト不足も致命的となりました。

また、当時、PS1が圧倒的な強さを誇っていた上に、
ドリームキャストの発売後、2000年にはPS2が
発売されて、スペックの優位な部分なども
なくなってしまったためにより苦戦する結果と
なってしまいました。

スタートダッシュもそうですし、
ゲームソフトのラインナップを早い段階で
ある程度揃えることも、ゲーム機の成否を分ける
重要な部分で、そこにも失敗してしまった、ということは
大きな打撃になったと考えられます。

競合機が強すぎた

今でこそ、国内では陰りが見えているプレイステーションですが、
この時代のプレイステーションは”最強”状態で、
PS1とPS2は特に、長い間、国内ゲーム機市場の中心となっていて、
任天堂のWiiが登場してPS3が(高価格であったこともあって)躓くまで
国内のゲーム市場はプレステが中心となっていました。

この時代のPS1とPS2は、当時の任天堂でも苦戦するほどに
相当な勢いがあり、
ドリームキャスト発売後に「PS2」が発売されたことにより
あっという間にドリームキャストは飲み込まれる形となってしまいました。

今の「ニンテンドースイッチ」のように、
当時のPS1とPS2は競合他社を飲み込むレベルで圧倒的な勢いが
あったので、”相手が悪かった”というのも、
一つの要因になるかと思います。

現在もそうですが、switchのように圧倒的に強いハードが
競合機に存在すると、他のハードは苦戦を強いられることになるのが現実で、
当時はその”圧倒的に強いハード”が
プレイステーション1とプレイステーション2であったため、
ドリームキャストとしては相手が悪かった、というのも苦しい部分の一つでした。

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”ウリ”の部分も当時は注目を集めにくかった

ドリームキャストはいち早く”ネット関連”の部分にも着目し、
ネット接続などをウリの一つにしていましたが
当時はまだ”ゲーム機でネット云々”はまったく広まっておらず、
魅力が思うように伝わらなかった、という点も一つの原因です。

アピールポイントとしている部分が、ユーザーから「なにそれ?」と
思われてしまっては本末転倒ですが、そういう感じに
なってしまっていた、ということですね…。

互換性がなかった

競合のプレイステーションは、プレイステーション2発売時に、
”PS1ソフトとの互換性”を搭載していました。
しかし、ドリームキャストは前世代機のセガサターンのソフトを
遊ぶことはできず、
しかも、ドリームキャスト自体ソフト不足、
(セガサターンと互換性があれば発売タイトル数がかなり多かった
セガサターンのソフトも生かせたのですが、それができなかった)と
ここも、PS2と差がついてしまい、あっという間にPS2に敗れる要因の
一つになったと考えられます。

まとめ

ドリームキャスト自体”欠陥があるハード”というわけではなく、
スペック的には、当時としては優れていましたし、
いち早くネット関連の機能も搭載するなどしていました。

しかし、スタートダッシュに失敗、ソフト不足、
競合機との価格差…こういった
”失敗するゲーム機にありがちな部分”が結果的に
詰め合わせ状態になってしまっており、
ここが大きな打撃になったことは、間違いありません。

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