”蛍光灯の生産中止”とはいったい何か。
”よく分からない”と言う人も多いと思いますし、
”え?蛍光灯を普通に使っていて、生産中止になったら困るんだけど!”という人も
いるかと思います。
確かに、蛍光灯は幅広く使われていて、
個人の住宅でも、お店などでも使っているところは
使っているので、生産中止にされてしまうと
困る!という人は大勢いると思います。
では、蛍光灯の生産中止は本当なのかどうか、
本当なのだとすれば理由は何なのか、
どのように対処していけば良いのか、
それぞれ詳しく解説していきます。
蛍光灯の生産中止・生産終了って本当なの?
まず、蛍光灯の生産中止・生産終了とは本当なのかどうか。
確かに、蛍光灯は日常的に使用している人も多く、
信じがたい話に感じると思いますし、
ネット上などではよく、デマや噂レベルの話も流れますから
”どうせそんなことはないでしょ?”と、思う人もいるかもしれません。
ただ、残念ながら蛍光灯の生産中止・生産終了は本当で、
既に複数のメーカーが生産を中止しているほか、
記事執筆時点で生産を続けている残り少ないメーカーも
2027年末までに「製造・輸出入が禁止になる」ために
それ以降の生産は中止されることになってしまいます。
そのため、蛍光灯の生産中止・終了は
”本当”ということになります。
どうしてそんなことをするの?理由は?
蛍光灯の生産中止ってなんでそんなことをするの?と
思う人もいると思います。
蛍光灯を使っているお店やご自宅は
非常に多く、それなのに蛍光灯の生産を終了されてしまうと
困る!という人は大勢いるはずです。
不満を感じる人もいるでしょう。
それでも、生産終了になってしまう理由としては
”水俣病の原因とされている水銀が使用されている商品であるため”と
されており、
2023年に開催された「水銀に関する水俣条約COP5」の際に
2025年末から2027年末の間で
段階的に蛍光灯の生産中止・輸出入の禁止ということが
行われていくことに決定しています。
理由はこのような理由ではありますが、
それでも、人によっては”今まで使っていたんだから”と思う人も
いると思いますし、なかなか難しい問題であるのは事実です。
蛍光灯は購入できなくなるということなの?
蛍光灯が生産終了になるということは、
今後購入できなくなる、ということなのか。
これに関しては”長期的に見ればそうなる”ということになります。
この記事を執筆している現時点では
蛍光灯の生産を既に終了しているメーカーもある一方で、
まだ生産を行っているメーカーもあり、
今の時点では慌てる必要はありませんし
すぐに蛍光灯が購入できなくなってしまう、ということもありません。
現在でも生産されている商品のスケジュールなどを見ると、
2026年~2027年までに段階的に
それぞれ生産終了になっていく流れにはなっているので
その点は注意が必要になりますが、
それまでは生産は続くことになります。
また、2027年末の時点で生産中止・輸出入禁止になった後も
”販売”自体は禁止になりませんので、
しばらくの間は在庫が販売されることになります。
ですので、”すぐに”蛍光灯が買えなくなるということはありませんが
生産が終了すれば、当然市場の在庫もなくなっていくので
”いずれは買えなくなる”ということになります。
そのため、蛍光灯をご自宅などで使っている場合は
非常に面倒なことではありますが、
対応を考えていく必要があります。
対応方法は…?
蛍光灯が生産中止になるにあたり、今現在、
蛍光灯を利用している場合には
どのように対応していけば良いのでしょうか。
この点について見ていきましょう。

主な対応方法としては3つになります。
・照明器具はそのままで直菅型LEDを購入する
・照明器具自体を交換してLEDに変える
・蛍光灯を備蓄しておき、それを利用する
この3点ですね。
それぞれについて、詳しく解説していきます。
直管型LEDを購入する方法
直菅型LED呼ばれるものは
”蛍光灯を取り付けていた照明機器にそのまま取り付けて
利用することができる”タイプのものになります。
これを利用できる場合に関しては
”照明器具の交換や工事などは不要”であり、
蛍光灯を使っていた人は、今まで
”蛍光灯が切れたら交換する”という流れで使っていたと思いますが
それと同じ感覚で、蛍光灯⇒直管型LED に変更する、
ということをするだけです。
ただ、この方法の場合は注意点があり
お使いの照明器具により”対応している場合”と
”対応していない場合”が存在しています。
対応できる機種の場合に関しては
そのまま蛍光灯を直菅型のLEDに交換するだけで
問題ないのですが
対応していない機種の照明器具に直菅型LEDを
無理に取り付けると思わず事故(最悪の場合、発火など)を
招く可能性があります。
具体的に対応しているかどうかの判別は
照明器具によって異なるために、各自で確認するしかありませんが、
”対応しているかどうかわからない”という場合には
この方法を使うのは危険です。
対応している場合であれば、直菅型LEDをそのまま使う、
と言う形が一番費用も掛からず、負担もないかと思います。
照明器具を交換する
照明器具が直菅型LEDに対応していない場合、不明な場合、
照明器具などが古い場合に関しては
照明器具ごと「LED対応」のものに変えてしまう方法が、
基本になります。
これをすれば、”知識がない”場合でも
発火の心配などは無くなりますので安心ではありますが
工事などが必要な場合もあり、費用が掛かるのがネックです。
費用自体は数千円ですが、交換箇所が多ければ多いほど
費用の負担は大きくなり、
”何で勝手に蛍光灯の生産を終了されて、費用まで負担しないといけないんだ”と、
不満に感じる人もいるかとは思います。
ただ、何らかの対応をしないと、電気をつけられなくなってしまうので
この点は対応していくしかありません。
市区町村によってはLEDへの交換時に補助などが
ある場合もあるので、その点も確認してみると良いでしょう。
また、交換の工事は業者によって費用も大きく変わりますから、
費用などを見比べてみて、できるだけ安い(もちろん安全性もある程度は考慮して)
ところを選んでいくと良いかと思います。
蛍光灯を備蓄しておく
蛍光灯も、そんなに頻繁に交換するものではありませんから、
場所によっては”蛍光灯をある程度備蓄しておく”ことで
カバーすることも可能です。
例えば、1年に1回程度しか交換しないような場所の照明なら、
蛍光灯が生産終了になる前に、20本購入しておけば、
20年は持つ、ということになりますし、
例えば自分が高齢なら、10年分の蛍光灯を備蓄しておけば
それで足りる…ということもあるでしょう。
自分の状況、生活スタイル、使用頻度に応じて
”蛍光灯を先に確保しておき、生産終了後もそれを使っていく”方法もあります。
ただ、照明器具自体が故障した場合、
生産終了後は対応できない可能性があるので、その点のリスクは
考慮する必要があります。
なお、蛍光灯の生産中止・輸出入禁止後も
先程書いたように、在庫の販売自体は可能ですし、
当然、持っていたり、使うこと自体は違法ではありませんので
その点は安心して貰っても大丈夫です。
まとめ
蛍光灯の生産中止・輸出入禁止は
残念ながら事実で、
蛍光灯を使っている場合は、
遅かれ早かれ何らかの対応を求められることになります。
なるべく、自分なりに負担にならないような方法を
選びつつ、上手く対応していきましょう。

