今ではＤＶＤや、ブルーレイの登場により、
映像ソフトの中心ではなくなってしまった
ビデオテープ。
新作映画のビデオなども、とっくに発売されなくなりましたし、
中古などで買い取りをしているお店も少なくなりました。
また、録画用のビデオテープも、以前は１００円ショップなどで
簡単に手に入りましたが、今ではあまり見かけなくなりましたし、
ビデオデッキに関しても、手に入れるのが難しくなりました。
愛用している人はいるとは思いますが
時代は確実にビデオ中心ではなくなっています。
とは言え、自宅にビデオテープが
まだたくさんあるんだけど！
と、言う人もいると思いますし、
「これ、どこかで売れないの？」
と、思っている人もいると思います。
見なくなった、
いらなくなったビデオを売ることは
できるのかどうか、をお話していきます。
ビデオテープを売ることはできるの？
ビデオテープを売ることはできるのかどうか。
これは、一応”可能”です。
以前のように、どこのお店でも買い取ってくれる！
というわけではありませんし、
売ってもほとんどお金にならないようなケースが
増えましたが、それでも買取を行っているお店は
存在していますので、
そういったお店に売ることは可能です。
また、ネットなどで売ることも可能ですね。
ただし、いろいろとポイントや注意点も
ありますので、それらを解説していきたいと思います。
売るならVHS。ベータマックスはきつい
まず、ビデオテープには、大きく分けて２種類あります。
世間で一般的にビデオテープと言えば
「ＶＨＳ」のビデオのことを示しますが、
もう一つ「ベータマックス」というビデオテープも
存在しています。
何言ってんの？という人も多いと思いますので
簡単に説明しておくと、
ビデオテープが出てきた当時、２種類の規格があって、
「ＶＨＳ」と「ベータマックス」の２種類が存在していました。
どちらも互換性はなく、互いにライバル関係だったのですが、
最終的にはベータマックスの方が敗れて
ビデオ＝ＶＨＳという形が出来上がったのです。
（もしもこの時、ベータマックスが勝っていたら
ビデオテープ＝ベータマックス、となっていたわけですね）
お持ちのビデオテープがあるのであれば、
それのパッケージ、あるいはテープ自体を見てみれば
「ＶＨＳ」と書かれていることがほとんどだと思います。
（万が一ベータマックスの場合も、そう書いてあります）
ここから先が大事なことですが、
もしもお持ちのビデオが「ベータマックス」である場合
売るのはかなり厳しいです。
そういうお店がないとは言いませんし、
オークションなどで出品するのも自由ですが
基本的にほとんど値段はつかない、と思っておいた方が
良いでしょう。
ＶＨＳでも、買取をしていないお店も多く、
お金にするのは非常に困難な中、
ベータマックスとなればさらに厳しいです。
処分目的なら、素直に処分してしまった方が
早いと思います。
また、”自分で録画したビデオテープ”は
基本、売れません。
例えばダビングしたり、テレビ放送を録画したものを
ネットなどで売却しようとすれば、アウトですし、
お店に持ち込んでも、当然買取はしてもらえません。
売れるのはあくまでも、ちゃんとした映画やアニメ、
ドラマなどの”発売されたビデオ”です。
自分で空っぽのビデオテープを購入してきて
それに録画したものは、売ることはできません。
買取しているお店はあるの？
最近では、ほとんど買い取りをしているお店も
無くなってしまいましたが、
現在でも買い取りしてもらえる場所はあります。
ネットで言うならば「駿河屋」などのお店、
店舗を構えているお店で言うならば「ハードオフ」などに
なるでしょうか。
（店舗により異なる場合があります＋
今後、お店の方針が変わる可能性もあるので、
売りに行く場合は、必ず事前に確認してください）
以前は、ブックオフだとか、そういう大手でも
買取を行っていましたが、
現在は終了しているとのことです。
今後も、さらに終了するお店などは増えていくことが
予想されます。
ＶＨＳ買取 などで検索してみると、
お店ごとの最新の情報などを確認できると思いますので、
確認してみると確実です。
店舗に持ち込んで売却した場合の
買取価格ですが、一部の商品（貴重な商品など）を
除き、”かなり安い”と考えておいた方が良いです。
１本１円で買い取ってもらえればラッキー、ぐらいの
レベルでしょうか。
もしも、持っていたビデオテープの中に
たまたま”レア”なものが隠れていれば
ある程度の金額で買い取りしてもらえる可能性は
ありますが、基本的に、山のように発売された
ビデオテープの大半は、１円だとか、そういう金額での
買取（場合によっては引き取りになる可能性も）に
なる場合が多いでしょう。
また、レアなビデオテープを持っていたとしても
買取査定の担当者
（実際、ビデオテープの価値まで熟知している
店員は、ほとんどいないと思います。
私も買い取りをしている店舗の店長をしていましたが
店員とは、そんなものです。
ほとんど買い取りのないビデオテープの価値を
熟知している店員は、ほぼいないでしょう）が、
その価値を知らなければ、レアものを持ち込んだ場合でも
タダ同然で買い取りされる可能性もありますので、
もしも自分で「このビデオテープには価値がある」と
分かっている場合は、注意しましょう。
ネットで売る場合は…
ネットで売ることは、誰にでも可能です。
ネットオークションやメルカリなどで出品してしまう
方法ですね。
ただし、レアな商品以外に関しては
１円で出品しても売れるかどうか…というところでしょうか。
あくまでも金銭目的ではなく、
処分目的での出品、ということに
なってしまいますから、
手間などを考えると、処分目的なら
普通に自治体の仕分けに従って
ごみに出してしまった方が、早いのも事実です。
もしも、価値がありそうなものを持っているのであれば、
ある程度の金額になる可能性はありますが
持ってないのであれば、ネット上でのやり取りや、
梱包・発送の手間がかかることになりますから、
あまり、おすすめはしません。
どうしてもの場合、
持っているビデオテープをセットにして
出品する（同じ作品・ジャンルセットなら
ある程度金額が上がる可能性もあります）など、
ある程度自分で工夫してやっていく必要が
あるかと思います。
１円になるかならないか、レベルのビデオを
１本１本出品していたら、
労力面を考えると、マイナスになってしまいますからね…
売る以外の処分方法は？
売る以外の処分方法としては
ごみに捨てる、ということですね。
各自治体のルールに従って
ごみに出してしまいましょう。
どうしてもごみに出すのはちょっと…という場合は
誰か、欲しがっている人がいたら
あげてしまったり、
フリーマーケットなどで、格安で売りに出してみたり…
という方法もありますが、
欲しがる相手などもいない場合に関しては
厳しいかと思います。
売れない、でも処分したい、
欲しがる相手も周囲にいない…
その場合は、勿体ないと思うかもしれませんが
ビデオテープというものは、
案外、場所を取るものですから、
邪魔になるようなら、ごみに捨てるしかありません。
まとめ
ビデオテープを売れる場所はどんどん
減りつつあります。
お店で買い取りをやっているところは
かなり減りつつあるので、
ネットでの売却が確実ではありますが、
まともな値段が付く商品は限られています。
もしも処分目的なのであれば
潔くごみに出したほうが、早いかもしれませんね。
