店長はレジ業務もやった方がいいの?元店長が解説!

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お店の店長になっても
”レジ業務”はちゃんとやるべきなのかどうか…

この点について解説していきます。

店長になると、どうしても店長としての事務作業だとか
その他の仕事も増えますので、
例えばアルバイト⇒店長になった場合などは特に
レジ業務の時間は減る人も多いとは思います。

私も、アルバイトから店長になってみて、
実際に”レジ”の仕事をやる時間は
減ったと思います。

ですが、店長になったからと言って、
レジの業務を全くやらない、というのは考え物です。

スーパーのような大型店はまた別ですが、
特に、あまり大きくないような店舗の場合は、
店長になってもレジ業務も時間のある時にやる、
ということは大切になってくるのです。

では、店長になってもレジ業務をやるべき理由とは何か、
この点について、見ていきましょう。

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レジ業務をやるべき理由とは…?

店長も”レジ業務”をやるべき理由としては
内面的な理由と、外面的な理由の両方が
存在しています。

もちろん”ずっとレジをやっていなさい”ということではなく、
手を空いた時など、タイミングを見計らって、ということではありますが、
レジ業務を”全くやらない”という状態になってしまうと
色々なマイナスとなる事柄が起きる可能性もありますので、
店長の仕事をやりながら、程よく、レジ業務もやっていくようにしましょう。

店長になってもレジ業務に携わるべき理由を
それぞれのポイントごとに、解説していきます。

ずっと触らないと忘れる可能性がある

まず、レジの操作というものは、ずっと触っていないと
”忘れてしまう”可能性も0ではありません。

特に細かい操作などに関しては
長い間触らないと曖昧になってしまったり
戸惑ってしまったりすることもあるでしょう。

しかし、お店で勤務している限り、
例えばアルバイトスタッフさんが急に休みに
なってしまった場合もそうですし、
混雑してしまった場合もそうですし
”レジを触らなければいけないタイミング”も
必ず出てきます。

そんな時に”最近レジを触ってなかったからやり方が曖昧”
なんてことになってしまうと大変ですので、
まずは”忘れないため”にも、レジ業務は
手の空いた時にやっておく、ということが大事になります。

自分自身がやり方が曖昧になってしまうと
新人のスタッフが入ったときなどにも、
ちゃんと教えることができなくなってしまいますから、
この部分はとても大切な部分のひとつになります。

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バイトたちからの印象が悪くなる

店長がレジ業務をあまりにも
避けているような印象を
アルバイトスタッフさんに抱かれてしまうと、
マイナスイメージを抱かれてしまう可能性があります。

”店長はレジをやらない”とか
”店長はレジを面倒くさがっている”とか、
そういう風に思われてしまうと
アルバイトスタッフの士気にも
影響が出て来る可能性があるために、
この点はしっかりと注意をしておかなくてはいけません。

少なくとも”任せっぱなし”という印象は持たれないように
最低限、ある程度はレジ業務に携わることが大切です。

特に”混雑しているのにレジをやろうとしない”
”レジの前にいたのにアルバイトに任せてその場を立ち去る”など、
そういった行為があると、
アルバイトスタッフからのイメージも悪くなりますので
”レジを面倒くさがっている”と思われないように、
そういった場面では特に、レジもちゃんとやっていく、
ということが大事になります。

お客さんとの関りも大事

店長がレジ業務を一切やらない、ということに
なってしまうと、当然のことながら
”お客さんとの接点”も減っていくことになります。

お客さんとの関わりがなくなってしまうと、
”この店、店長いないなぁ”みたいなイメージを
持たれる可能性も十分にありますし、
”店長の人柄”は、場合によってはお店の売上の
プラスになる可能性もある要素になりますので、
店長がレジ業務をやらない、ということによって、
結果的にはそういうプラスが得られない、ということも
十分に考えられることです。

また、レジをアルバイトスタッフに押し付けて
奥に引っ込むような様子をお客さんに見られたりすると、
やはりイメージ的には良くないでしょうから、
この点に関しても注意することが必要ですね。

加えて、自分自身がお客さんと対面することで、
どんな感じの商品が売れているのかだとか、
お客さんの評判はどうなるのかだとか、
そういうところが見えて来る場合もあるので、
店長になったあともレジ業務に携わる、ということは
色々な面から大事なことになってくるのです。

不正を防ぐ意味合いもある

”お店”は、内部のスタッフによる不正が
発生してしまうことも、時と場合によっては
存在しています。

店長がレジ業務にほとんどノータッチ、となると
当然、不正をしようと考えるスタッフが
もしもお店の中にいた場合”不正をしやすい環境”を
作ってしまうことになり、非常にそのリスクは
高まってしまいます。

店長が定期的にレジを触っている、というだけでも、
そういう不正を考えてしまうようなスタッフに対しては
かなりの”抑止力”になります。

店長自身がレジに触れることにより
”不正のブレーキになる”ので、
レジに触ることは、そういった面でも大事なことになります。

そういう悪いことを考えるような人からすれば、
”店長がよくレジを触る=店長が異変に気付くかもしれない”という
心配は当然すると思いますし、
逆に”店長が全くレジに触れない=何かあっても気付かれないだろう”という
ことになってしまう可能性もあります。

ですので、店長自身がレジに触れるということは
とても大事なことになるのです。

また、自分でレジに触っていれば
例えば”お金が減っている”など、そういう異変が
あったとしてもすぐに気づくことができますので、
そういう気付きの部分でもレジ業務は大事なことに
なります。

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どんな場面にやるのがいい?

当然のことですが、
”ずっとレジの前に立っている”ということは
店長である以上難しいです。

そのため、店長業務をしながら、
合間合間で時間があれば、レジ業務に参加したり、
あるいは、混雑時や人員不足が発生しているタイミングなど、
そういった”必要な場面”でレジの前に立つ、ということが
ベストになるかと思います。

例えば、
・アルバイトが別のことをやっていて、手放せない状態の時
・レジが混雑しているような場合
・アルバイトが休憩中のタイミング
・欠員などが出て、スタッフの数が少ないとき
・大量に商品を購入するお客さんがやってきたとき
・難しい質問をされているとき
・クレームが入っているとき
・ちょうど手が空いているとき

などなど、こういった場面で、
レジ打ちもやる…という感じがベストなのではないでしょうか。

お店によっても
業務内容も環境も、人員も異なるとは思いますので
それぞれの環境に応じた対応が大事になりますが、
しっかりと、店長自身も
上記のようなタイミングを見計らって、
レジ業務に携わっていくようにしてください。

全くのノータッチ、ということには
ならないように注意しましょう。

まとめ

店長になったあとも「レジ」の仕事は
しっかりとこなすようにする、ということが
大切なポイントになるので、
仕事の合間合間、レジを触るべきタイミングに
巡り合った場合は、
しっかりとレジ業務もこなしていきましょう。

全くレジを触らない状態になってしまうと、
不正防止の意味や、お客さんとの接点の意味など
色々なマイナスが出て来るので、
この点にはしっかりと注意をするようにしてください。

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