ニンテンドースイッチ2は
初期需要を満たせるだけの数量を用意する…と、
事前にお話はありましたが、
想定以上の需要があったことで、
これを達成することは出来ず、
抽選販売が続くという状況に陥っています。
(過去の歴代ハードの初動売上をはるかに超える応募数があり、
これ自体はある程度仕方のないことです)
Switch2の価格帯やユーザー層、Switch1の普及具合などを考えると
以前書いた通り(⇒Switch2の品薄は長くは続かない)、
PS5のように長く品薄が続くことは考えられにくいですが、
それでも、年内など、そういったタイミングまでは
品薄は続く可能性があります。
そこで、心配になってくるのが
”Switch2を諦めるユーザー”の存在です。
実際のところ、品薄が長期化すればするほど、
これが深刻な影響を与える可能性は高まっていき、
最悪の場合は「Switch1からの移行が困難」な状態に
陥っていく可能性も考えられます。
それは何故なのか、
どのように対応すれば良いのか、
この点に関して詳しく解説していきます。
抽選販売が続くと「諦める」ユーザーは出て来る
これはプレイステーション5の時にも見られた現象ですが、
”欲しいのに買えない”という状況がいつまでも続くと、
人間は、感情のある生き物ですから、
中にはだんだんと不満が蓄積されたり、
不貞腐れてしまったり、怒りを感じたり、
面倒に思ってしまったり、と、そういう人も増えていきます。
確かに、メーカーが悪いわけではありませんが
”本来は”、普通にお店に行けばいつでも買える、という状況が
普通なわけで、PS5やSwitch2などの”抽選販売でしか売っていない”みたいな
状況は”普通ではない”状況です。
これが続けば続くほど、ユーザーの中には前述したような感情から
”もうSwitch2はいいや”と、なってしまう人はどんどん増えていく懸念があります。
実際にプレイステーション5の時にもそういったことは起きており、
もちろん、そのうちの一部ユーザーは
”一時的な感情”だったり、”負け惜しみ的な感情”で
”もう買わない”と言っていて、
実際には、後から購入できるようになったら購入した、というユーザーも
多くいるとは思いますが、
それでも、全員が全員そうではなく、
”抽選販売で何度も外れて本当に諦めてしまった”ユーザーは
PS5時代にもいましたから、Switch2でも同じことが起きる懸念は
十分に考えられます。
抽選で当たらないうちにゲーム自体への興味が失せてしまったり、
前のハード(PS5の場合はPS4、Switch2の場合はSwitch1)で
満足してしまったり、
あるいはPCやXBOXなど別の道に進んでしまい、
戻って来なくなってしまったり、そういうことが起きていくわけです。
抽選販売が続けば続くほど、この影響は大きくなっていくと思われるので
なるべく早く抽選販売を解消することが
メーカーにとっても、Switch2にとっても大事なことになるのです。
Switch2の場合は特に懸念が大きい
ニンテンドースイッチ2の場合は、
プレイステーション5の時と比べて
”抽選販売が続くと愛想を尽かすユーザー”が増えやすい可能性があり、
この点は特に懸念される部分になります。
どういうことかと言うと、
プレイステーションのユーザーと比べて
任天堂のハードのユーザーの方が
全体的に”ライトユーザー”が多いためですね。

それが良いことなのか、悪いことなのかはさておき
”ライトユーザー”の方が”コアユーザー”と比べれば
ゲームに対する熱意は薄い傾向にありますから
抽選販売が続き、何度も外れたりしていると
「なんだこれ?面倒臭いからもういいや」と、
なってしまう可能性は高いと言えるでしょう。
勿論、個人の性格差にもよりますが、
当然、コアユーザーよりも
「もういいや」となってしまうリスクは
ライトユーザーの方が高いと思いますし、
ライトユーザー層の方が、
普段から”抽選販売が行われるような商品”とは
あまり縁がない日常を送っている可能性も高く、
そうなってくると”抽選販売自体への耐性”も
あまりない可能性もあります。
そうなると、やはりプレイステーション5の時以上に
ニンテンドースイッチ2の場合は
長期間抽選販売が続くと、”Switch2自体を諦める”という人は
出てきてしまう可能性があります。
一方、コアユーザーの割合はプレイステーションよりは
少ないので、
PS5の時によく見られたような
「手に入らないからゲーミングPCやXBOXに行く」という人は
そんなに多くはないとは思います。
(ライトユーザーがSwitch2が手に入らないから
ゲーミングPC!とか、Switch2が手に入らないからXBOX!
という考えをするとは、あまり思えません)
Switch1で満足、というユーザーを増やす可能性
一度、抽選販売で嫌な思いをしてしまったユーザーは
Switch2自体にイヤなイメージを持ってしまい、
中には抽選販売が終わってからもSwitch2を買う気が起きなくなって
しまう人もいるでしょう。
また、Switch1自体、非常に多くのソフトが発売されているほか、
Switch2登場後も新作ソフトが発売されているため、
”Switch2は面倒臭いから、Switch1でいいや”というユーザーも
増える可能性があります。
”絶対にSwitch2が欲しい”という人からは
理解できないかもしれませんが、
そういう人も確実に”いる”ので、
この点はSwitch2の抽選販売が続くことによる
大きな懸念点の一つになります。
先程、Switch2の場合はプレイステーション5の時と比べて
ゲーミングPCやXBOXに行ってしまう人は少ないはず、と
書きましたが、
その分”Switch2が手に入らないならSwitch1で”というユーザーは
”PS5が手に入らないならPS4で”よりもさらに増える可能性があり、
例えば、買い替えのタイミングだったり、
まだSwitch自体を持っていないユーザーでも、
”Switch2の抽選が続いて手に入らないから
もうSwitch1を買ってしまおう”というユーザーは
増える可能性があります。
最悪の場合は”移行”できなくなる可能性も
Switch2の抽選販売が続き、
”Switch2はもういいや”の声が大きくなると
次第に”Switch1版も出してほしい”の声は大きくなると思いますし、
そういった声はともかく、
”Switch2専用”でソフトを出しても売れなくなっていきます。
もちろん、”もういいや”という人が増えても、
先程書いたように普通に流通するようになれば
ある程度のユーザーは”やっぱり買おう”となるとは思いますが
それでも、そうなるのは全員ではなく
”もういいや”のまま、戻ってこないユーザーは増えていきます。
そうなると、現実問題Switch2への移行が困難となり、
例えばPS4も、PS5が登場したのは2020年ですが、
2025年でも縦マルチが続いているソフトはまだ存在している状態ですから、
Switch2もそのように、あるいはずっと
Switch1とSwitch2を現行機として展開することになる可能性も
十分に考えられます。
まとめ
Switch2の抽選販売が続いてしまうと、
この先”もういいや”というユーザーは
さらに増えて行ってしまう可能性は十分にあります。
もちろん、品薄でなかったとしても
Switch2はこれまでの任天堂ハードと比べてかなり高額ですから
いきなりSwitch2に完全移行は避け、
数年間はSwitch1・Switch2の両輪で展開していくべきですが、
とは言え、抽選販売を長々と続けることは
望ましいことではありませんし、
あまり長く続けば、Switch2の将来にも影響します。
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