叱ってはいけない遅刻!バイトの遅刻も理由次第では柔軟に対応を!

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アルバイトスタッフが遅刻した場合、
店長や社員の立場にいる人は、
当然そのことを指摘したり、改善したり求めるのも
仕事の一つです。

もちろんいきなり怒鳴ったり、暴力を振るったりするのは
論外ですが、
アルバイトスタッフが遅刻したにも関わらず、
それをスルー、というのも逆の意味で問題ですから、
遅刻については何らかの注意はしなくてはいけません。

が、バイトスタッフの”遅刻の理由”によっては
叱るべきではない理由の場合もありますし、
やむを得ない理由の場合にも叱ってしまうと、
逆にそのアルバイトスタッフさんを追いつめることになってしまいます。

”どんな理由”の場合は
”それなら仕方ない”で済ませるべきなのか。
この点について、解説していきます。

店長・社員の立場にいる人はこの点は
よく注意しつつ、
”注意するべきではない理由”について、
しっかりと理解していきましょう。

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通常はちゃんと注意する。ただし理由次第では柔軟に

最初に書いた通り、アルバイトスタッフが
遅刻してしまった場合、通常は”ちゃんと注意する”ことが
大切になります。
注意もせずに野放しにしておけば、改善されない可能性もありますし、
そのアルバイトスタッフさんに”遅刻癖”がついてしまう可能性も
ありますので、それは避けなければなりません。

ただし、注意したり、怒ったりする前に
”どうして遅刻したのか”をしっかりと確認し、
理由次第では”それは仕方ないね”と、柔軟に対応していくことも
大事な部分のひとつです。

では、どんな理由であれば多目に見るべきなのか、
その点を見ていきます。

公共交通機関の乱れ

公共交通機関の乱れにより、バイトスタッフが
遅刻してしまった場合…
これに関しては責めないようにしてください。

稀に、”それも予測して来い”みたいな人もいますが
それは”間違った考え方”です。

例えば、事前にある程度予測できるものであればともかく、
”人身事故”などはもはや予測不可能ですし、
それまで予測しろ!と、言われてしまったら
毎日1時間以上早く家を出る…とか、そういうとんでもないことを
することになってしまいます。

ですので、公共交通機関の遅れなどにより
バイトスタッフが遅刻してしまった場合、
叱るのではなく、”それは大変だったね”の気持ちで
接することが大切です。

こればっかりは”本人の責任”ではありませんので、
間違っても叱ったりしないようにしましょう。

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体調不良によるもの

予期せぬ体調不良による遅刻に関しても、
これは、配慮してあげることが大切です。

例えば急に腹痛になってしまったり、
そういったことは誰にでも可能性のあることですし、
その他、急に体調が悪くなってしまうことも、
誰にでも可能性としては、考えられることです。

それを責めてしまうと、バイトスタッフをさらに
追いつめることになってしまいますし、
以降、”体調不良を無理してバイトに来る”可能性が
高まってしまい、
極端な話をすれば、バイト中に倒れられたり、
バイト先で吐かれたりする可能性も高まります。

そのようなことになってしまっては
誰も得をしません。
ですので、体調不良による遅刻なのであれば、
それは責めないようにしましょう。

ただし、”体調不良(嘘)”のバイトもいる可能性はあるので
”あまりにも回数が多い場合”は、
少し注意して観察する必要があります。
が、ひとまず最初や、数回程度であれば、
嘘でも本当でも多めに見ておくのがベストです。
(まぁ、本当は嘘はいけないのですが、
最初から嘘と決めつけるのは、本当だった場合のリスクが高いので、
最初はどちらにせよ、許す方向で考えた方が良いです)

自転車のパンクによるもの

自転車でバイト先にやってきているアルバイトスタッフさんの場合、
”途中で自転車がパンクして遅刻する”可能性もあります。

実際、私もバイト時代、バイトに行く途中にパンクしたことがあります
(私はギリギリ間に合いましたが笑)

これも、バイト本人が悪いわけではありませんので、
自転車のパンクに関しては、叱りつけたりしない方が良いです。

”社会人としての自覚が!”という人もいるかもしれませんが
正直、パンクは”どう注意していてもするときはする”ので、
そこまで言われてしまうと、”正社員”も含めて困ると思います。

ですので、私が店長になった後も、パンクで遅刻したバイトスタッフには
”それは大変だったね”のスタンスで接していましたし、
社会全体が、そのぐらいの余裕は持つべきであると思います。

自転車に乗ってれば分かると思いますが
不注意のパンクも確かにありますが
”どうにもならないパンク”も実際にありますからね。

悪天候などによるもの

悪天候などによる遅刻も
悪天候の内容によっては考慮してあげる必要があります。

特に、アルバイトスタッフさん相手の場合、
あまりきつくやりすぎると、逆にモチベーション低下に
繋がりますし、予想以上の悪天候の場合、
正社員であっても、本来は”台風でもちゃんと来い!”みたいなことは
するべきではありません。

台風や、急な激しいゲリラ豪雨、大雪などに関しては
ある程度の遅刻は配慮してあげる必要があるでしょう。

↑のような悪天候の場合、安全面にも影響を及ぼすことになりますので、
今後のためにも、悪天候が原因の遅刻できつく言うようなことがないように
していきましょう。

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予期せぬ事態によるもの

確率としては低いですが、
”家庭で思わぬトラブルがあった”(急に親が倒れるなど)、
”バイト先に来る途中に事件・事故に巻き込まれた”
”地震などの自然災害に遭遇した”
”倒れている人などを救助するような場面に遭遇した”
などなど、普段はあまり起きないような予期せぬ事態に
遭遇して、それが原因で遅刻してしまったような場合、
これに関しては決して責めたりしないようにしてください。

もちろん、嘘の場合はアウトですが、
ある程度、会話の中からそれは見えて来ると思いますし
そのバイトスタッフの日頃の行いからも、
ある程度判別できる部分になるかと思います。

予期せぬ事態は、誰にでも直面する可能性のあるものなので、
それを責めたりはしないようにしてください。

嘘かどうかの判断も含めて柔軟に対応

もちろん、アルバイトスタッフも人間ですから、
”嘘”をつく可能性は当然あります。
しかしながら、↑のようなことは、本当に起きる可能性も
実際にあり、”本当のこと”であれば、
その遅刻はそのバイト本人の責任とは言い難いものばかりです。
それをきつく叱ってしまうようなことがあれば、
信頼関係にも影響を及ぼしますし、
バイトのモチベーション低下にもつながりかねません。

一方で、バイトが”嘘”をついている場合に関しては
これはちゃんと指導しなくてはいけない部分になりますので
そこのところの見極めが重要です。

ただ”一方的に嘘だと決めつける”行為も
店長・社員としてやってはいけないことになりますので
この辺りの見極めは”バイトに指導する立場の人間”としての
スキルが求められる部分になります。

難しいところですが、しっかりと見極めをしていきましょう。

まとめ

遅刻は遅刻でも
”悪い遅刻”と”やむを得ない遅刻”があります。

アルバイトスタッフさんが遅刻した場合は
まずはその理由を尋ね、
叱るべきかどうか、適切に判断してください。

ただ、いかなる事情でも、(連絡できない事情がある場合を除く)
人身事故や、自転車のパンクなど、連絡できるような場合、
バイト先に連絡すること自体は必要なことですから、
それが無かった場合は「次回から連絡はしてほしい」ということだけは
しっかり伝えるようにしましょう。

連絡があった場合に関しては、↑のような事情の場合は
”やむを得ない遅刻”ですので、叱りつけたりすることのないよう、
上手く対応してください。

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