PS5の値下げはいつ?普及に値下げは必要かどうかも徹底解説!

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プレイステーション5の”値下げ”について
徹底的に解説します。

現在の価格から、今後値下げされる可能性はあるのかどうか、
PS5の普及に”値下げ”は必要なのかどうか、
実際にゲーム販売店で何年も勤務した経験などを元に
”普及に”値下げは必要かどうかを
お話していきます。

こちらは2023年2月時点での価格をベースに解説していますので、
今後、値下げが実際に行われた場合、下記の内容に
多少、差異が出る可能性がありますので、ご了承下さい。

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過去のプレステシリーズはいずれも値下げされている

ソニーから展開されている
プレイステーションシリーズの本体は
プレイステーション1~4、携帯ゲーム機のPSP、Vitaいずれも
これまでは”全て”値下げの経験があります。

多いのは薄型や新型モデルなどが発売されるタイミングで
それに合わせて価格も落とされる、というケースですね。

ただ、プレイステーション5は2023年2月現在では
まだ一度も値下げされていないため、
(それどころか逆に前代未聞の値上げをしてしまいましたね)

”これまで通り”の展開が行われるのであれば
プレイステーション5に関しても、いずれは値下げが
行われる可能性は高いです。

値下げは必要?

”値下げをして販売台数を増やす”のと
”値下げをせずに、1台1台あたりの利益を確保する”のが、
どちらの方が結果的に利益が出るのか、という点はさておき
純粋に”プレイステーション5が普及すること”を
考えるのであれば”値下げは確実に必要”と言えます。

”多くの人に普及させることを目指す”のか
それとも”コアゲーマーを中心の商品として展開していく”のか、
これをメーカーがどう考えるのかは、メーカーにしか分かりませんし、
例えばメーカーが後者の戦略を取るのであれば
それはそれで一つの選択肢ですし、
それであれば値下げしなくてもある程度の目標は達成できるはずです。

ただ、もしも”幅広く普及させる”ことを
狙っているのであれば現在の通常モデル6万円という価格では
非常に厳しい、ということが現実となります。

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高額ハードには”越えられない壁”がある

過去のゲーム機の歴史を見ても、
プレイステーション5と同等の価格帯のゲーム機は
残念ながら”その世代のトップ”に立ったことはありません。
いずれも、高額ハードはある程度売れても、
同じ時期に”もっと売れている別のハード”が存在しているのが現実です。

過去、6万・5万クラスのハードが、ゲーム機市場において
中心になったことは、少なくとも国内では存在しません。

据置ハードで見てみると、
客観的に台数を見れば”トップ”に立つ時期があったのは、
ファミコン⇒スーパーファミコン⇒プレイステーション1⇒プレイステーション2⇒
Wii⇒プレイステーション4(スイッチ登場まで)⇒ニンテンドースイッチ、
という流れになると思いますが、
いずれも、PS5のような高額のハードではなく、高くても4万円レベルでした。

もちろん、これから先もずっと過去の事例と同じになるとは限りませんが
”高額”だと、どうしても普及に”壁”があり、
ある程度のところまでしか数字が伸びないという現実があります。

それが”あまりゲームに興味のない層”や”子供”などへの
普及が非常に難しくなる、という点ですね。

ゲーム好きやコアユーザーには普及しても、
”全体”ではなく”一部分”への普及が中心になってしまうので、
どうしてもそこに壁が出来てしまい、台数が伸びないわけです。

PS5も、値下げをしないままではそうなるでしょうから
”そういう戦略(コア層中心)”で行くなら全然良いのですが
もしも”そうではない”のであれば、
いずれ値下げは必要になってくるでしょう。

高額のままだと、どうしても響かない層が増える

PS5が現在の価格のままだと、
どうしても”子供”や”普段あまりゲームを買わない層”
”お金に余裕がない層”のユーザーを引き込むことは難しいです。

子供は6万も出せませんし(ほとんどの子は)
親にプレゼントなどでお願いするにしても、
5万・6万となると厳しく、選択肢はスイッチしかなくなる、
というのが、現実的なところかと思います。

元々、私がゲーム屋にいた時も、子供へのプレゼントは
”比較的安価なゲーム機”を買う親がとても多かったため、
このままの価格ではPS5が選択肢になる可能性は低いでしょう。

”普段ゲームをあまり買わない層”も、当然、
比較的安いゲーム機のほうを選びます。
強いこだわりはないわけですし、
前述する理由などから”周辺にもPS5の話をする人はあまりいない”状況になりますから
より、PS5を手に取る可能性は下がります。

”お金がない層”も、当然高額のままでは
なかなか手に取らないでしょう。

このように、コアユーザー、ゲーム好き、金銭的に余裕のある人などは
引き込むことができても
この価格のままでは”全体”にアピールすることは出来ません。

例えばスイッチの場合は↑のような子供やあまりゲームをしない人、
お金にあまり余裕のない人なども含め”全体”にアピールができる価格帯に
なっているため、”そもそも対象となっているユーザー層”に大きな差があり、
この”一部ユーザーにアピールできていない状況”を放置すれば、
PS5が販売台数で(週間で上回る、などはあっても)大きくリードすることは
難しいでしょう。

”値下げして”あまり積極的でないユーザーを引き込む。
これは、PS5の最優先課題であるかと思います。

値下げしないとどうなる?

PS5がいつまでも値下げしない場合、
2023年中には”急速に失速する”と予想します。

理由としては、2023年に入り、品薄が解消、
1月~2月あたりは急速に販売台数を伸ばし、
それを維持していますが、
これは”今まで欲しくても購入できなかったユーザー”や
元々購入に前向きだったユーザーが”買えるようになりどんどん買っている”状態です。

これは、品薄解消状態が続けば、いずれは終わりを迎えます。

5万・6万の価格のハードがそうそう、いつまでも売れ続けることはなく
”一通り、今の時点で欲しい人”に行きわたれば、ペースは
大きく落ちることになると考えられます。

ただ、6月にFF16があるため、一度それまでにペースが鈍化しても
そこで再びある程度はペースアップし、また売上を伸ばすでしょう。

が、それが終われば、値下げしなかった場合、
急速に販売台数は伸び悩み、後は停滞を迎えると考えられます。

あくまで予想ですが、2023年の秋以降に、
”今の価格のまま”なら、急速に販売台数が落ち、停滞すると思われます。

ですので、”値下げ”が必要になってくるわけですね。
2023年秋~冬あたりに値下げをすれば
戦略的には非常に販売台数を伸ばす上でも有効であると思いますが
果たして、それができるのかどうか。

もしできれば、PS5はある程度販売台数を伸ばし、
普及も進むと思いますし、
逆に値下げをいつまでもしなければ、2023年後半には失速し、
停滞(ある程度は売れるでしょうが、中心になるのは難しい)に
なるかと思います。

私の”予想”としては
値下げは2023年後半に行われると今の時点では予想しています。
新型の噂はアテにしていない(新型の噂は常に存在するため話半分に)ですが、
過去のPSの事例や、戦略的(FF後は停滞するはず)な観点から
”そのあたりに値下げするのではないか”と、私は考えます。

ただし、あくまでも予想で、2023年2月時点では
値下げの公式発表は一切ありませんので、
”ずっと値下げされない可能性も0ではない”ということは
覚えておいてください。

まとめ

”今の価格のまま”では
国内でのゲーム業界の中心になるのは
難しいでしょう。

ファミリー層や子供などは、PS5を手にしないでしょうし、
スイッチが中心の状況が続くことになると思います。

しかし、値下げをすることができれば
”2強”として、普及も進むと思いますし、
色々なユーザーが手にする機会も増えると思います。

そう言う点からも、PS5の値下げは、私は必要であると思います。

”ゲーム機として”考えるのであれば
スペックはどうあれ、今の価格は高すぎますからね。

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