モンスターハンターワイルズは売れる?売上の鍵となるポイントは?

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The Game Awards 2023で発表された
モンスターハンターシリーズ最新作、モンスターハンターワイルズ。

モンハンシリーズは毎回のように、特に国内では高い人気を誇る
シリーズですが、
今度のモンハンは発売ハードがかなり(国内の売上面で見れば)
2023年12月時点で言えば”不利”な選択となっています。

今回のモンスターハンターは果たして売れるのかどうか、
この点を詳しく見ていきたいと思います。

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モンハン自体の人気は高い。ただし発売ハードに不安要素

モンハンシリーズの人気は依然として非常に高く、
ゲーム自体に関しては心配はありません。
クオリティに関しても、”極端に評価の低いモンハン”を
今までにメーカーが発売したことはないので、
あまり心配はいらないでしょう。

ですので”モンスターハンターワイルズ”自体には
不安要素はありません。

問題となるのは、”ハード”の部分ですね。

モンスターハンターワイルズは2025年発売予定と、
まだ時間はありますが
対応ハードが”PS5・XBOXSeries・PC”と
かなり挑戦的な選択になっていて、
この部分が大きく売上に悪影響をもたらす可能性があります。

モンハン自体は悪くないのですが
ハードの部分に不安要素が生じる、ということですね。

では、売上の鍵となるポイントには
どのような要素があるのか、この部分も見ていきましょう。

PS5が「今のまま」で、対応機種も増えないときつい

仮に、モンスターハンターワイルズの対応機種が
この先も増えず、
PS5の状況も今のまま(値下げなどをしなかった)だった場合は
国内売上は”かなり厳しい”ものになると考えられます。

PS5本体は、モンハンのメーカーであるカプコンが
出しているわけではないので、どうすることもできませんが、
2023年末時点では、定価が6万~7万と
ゲーム機としては”もはや異様”なレベルの価格になっています。

国内では、過去のハードの普及を見ても、
このレベルの価格でその世代のトップに立ったハードはなく、
品薄解消後、新型発売後も、毎週のように
switchに週間売上で下回っている状態が続いています。

PS5自体、現在も国内では苦戦しており、
例えばPS5独占(発売当時)で発売されたファイナルファンタジー16が
発売された週も、PS5本体の売上はさほど伸びず、
その週ですら何もビッグタイトルのなかったswitchの売上を下回ったり、
そのファイナルファンタジー16自体も国内売上は前作(15)から大幅に下落しています。
今でも、PS4版の方が売れる人気タイトル(龍が如く7外伝 ※数週間後にPS5版を逆転)が
あったりと、かなり普及に苦戦している状態です。

この状況の最大の要因は”とにかくPS5の価格が高すぎる”という点で、
スペックだとか、円安とか、色々仕方ない部分はあれど、
”じゃあ6万でも仕方ない”と、なるかと言われると
コアユーザー層以外はあまりそうはならないのが現実です。

実際、ホグワーツレガシーというソフトも半年以上遅れて発売された
switch版を”待つ”ユーザーが想像以上に多かったことも、
”欲しいソフトがあってもPS5は高すぎる”ということが伺えます。

ですので、モンハンに関しても、”今のまま”PS5の値下げがないと
かなり厳しい結果になることが予想されます。

”モンハンが出るからPS5ごと買おう!”となるかと言われると、
もちろんそういう人もいるとは思いますが、
6万~7万をゲーム機にポン、と出せる人はコアユーザーが思う以上に
少ないですからね。

また、XBOXSeriesは残念ながら国内では普及が非常に鈍いですし、
PCでゲームする層も、やはりまだまだ限られています。

そのため、ライトユーザーまでモンハンが売れるかどうかは、
”PS5の値下げの有無”にかかっていると言えます。

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PS5が一般層が動くレベルまで値下げされれば売れる

↑で書いたのは、あくまでも”PS5が今の価格のまま”だったらの話です。

しかし、モンハンワイルズの発売までは、
2025年となると、最大で発表から約2年あることになります。

その間に、PS5が値下げされる可能性は十分にあり、
仮に一般層が手に取る程度の価格(最低でも4万台ぐらい)まで
下がれば、モンハンも”今まで通り”の数字が出るぐらいには
売れると考えられます。

既存モデルの値下げは難しくても、スペックを落とした
廉価モデルの発売でも、問題ないと思います。
プレイステーション5がモンハン発売までに
”これをやってくれるかどうか”が、モンハンの運命を左右するでしょう。

モンハンは元々グラフィック重視じゃないユーザーも多いため、
”最低限の機能以外を省いた廉価PS5”が出れば
十分にモンハンと共に売れていくはずです。

もし、値下げor廉価モデルが発売されれば
初週100万越えも不可能な数字ではありません。

逆に、今の価格のままモンハンの発売日を迎えた場合は、
FF16同様に苦戦し、50万超えるか超えないかのラインに
なりかねません。
(2025年なので、FF16の時よりは高くてもある程度PS5が
普及していると予想+モンハンの方が近年の国内での売り上げは高いため、
50万ぐらいまでは伸びると考えます)

PS5の値下げがない場合でも対応ハードが増えれば…

PS5の値下げがもしも2025年までになかった場合でも
”モンハンワイルズ”が発売されるハードが増えれば、売上も期待できます。

候補としては、

・プレイステーション4
・ニンテンドースイッチ
・出るかもしれないスイッチの次世代機

になりますね。

まず、switchに関しては出せばかなり売れるとは思いますが
映像を見る限り、スペック的にワイルズを出すのは難しそうなため、
”現実的ではない”ですが、仮にホグワーツレガシーのように出せるのであれば、
売れるでしょう。

PS4に関しては”縦マルチ”となりますが、
バイオRE4や龍が如く7外伝など、国内系の人気シリーズの場合、
2023年時点では5:5程度の売上であることが多いため、
PS5版のみにすることで、”半分程度の売上を捨てる”ことになります。
2025年の段階ではもう少しPS5も普及しているはずですが、
それでも、値下げがなかった場合、まだPS4ユーザーも残ると思われますので
PS4にも出すことができれば、売上は確保できるはずです。
スペックの問題はありますが、ある程度クオリティを落とせばいけないことは
無さそうに思えます。

最後の候補がスイッチの次世代機で、
2025年までに出ている保証はないですし、スペックも不明ですが
(少なくともPS5に合わせることはないでしょう)
もしも、2025年のモンハンワイルズ時点で次世代機が出ているなら
switchの次世代機には発売される可能性は高そうです。
この場合(スイッチの次世代機が異様に高い価格設定だった場合を除き)
ある程度売上を確保できると思います。

PS5が値下げされる場合は現在のままでも大丈夫そうですが、
されない場合多機種(PS4かswitchかスイッチの次世代機)に出るかどうかが
売上の鍵を握っていそうです。

PS5が値下げされる場合に関しては、無理に他機種に出さなくても
売上はそれなりに見込めると思うので、
値下げがあるかどうかが最大の鍵ですね。

まとめ

モンスターハンターワイルズの国内売上は
”PS5がそれまでに値下げされるか、廉価モデルが出るか”に
かかっていると思います。

もし、今の価格のまま2025年を迎える場合は
他機種に発売しないと、売上は相当厳しいものになるでしょう。

予測としては、
(ファミ通ランキングの基準 ※DL版含まず)で考えると、

対応機種が今のまま・PS5値下げなしの場合、
50万本前後、

対応機種が今のまま・PS5値下げありの場合
100万本突破
(※値下げされても5,6万など高い場合は例外+
廉価モデルがディスクドライブ装着不可の場合は例外)

PS5値下げなし・対応機種が増えるの場合
100万本突破
(※スイッチの次世代機向けの場合、次世代機が不調の場合は落ちるかも)

PS5値下げあり・対応機種も増えるの場合
100万よりもさらに売れる可能性もある…

と、言う感じになるでしょうか。

モンハンワイルズの国内売上だけ考えれば
最悪の未来は、2025年までにPS5は値下げされず、モンハンの対応機種も増えない、
というパターンで、
最高の未来は、2025年までにPS5は値下げされ、さらに対応機種も増えた、
というパターンになると思います。

いずれにせよ、”PS5の値下げがあるかどうか”は
モンハンワイルズの売上を大きく左右する要素かと思います。

FF16でも、当時2度目の値上げ前のPS5を引っ張ることは
ほとんどできなかったので、さらに値上げされたPS5を引っ張るのは
モンハンと言えども難しいはずです。

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