子離れできない!子供から離れない親がどうするべきかを解説!

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「子離れ」

子供を持つ親にとって、
大事なポイントの一つになりますね。

ですが、
親の中には「子離れ」が出来ずに
いつまでも子供を束縛してしまったり
行動を制限してしまったりするような人が
いるのも事実です。

では、”子離れできない”と感じる場合には
どのように子離れをしていけばよいのでしょうか。

その点について解説していきます。

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「子離れ」できない場合の対処法

子供も、いつかは大人になり、
大人になれば、子供も、自分自身で色々と考え
行動するような機会が多くなっていきます。

しかし、中には
”いつまでも自分の子供でいて欲しい”と言わんばかりに
子離れできない親がいるのも事実です。

”子離れ”とは、何も
子供と縁を切れ、と言っているわけではありませんし、
(相手も同意の上であれば)子供と同居していたって良いのです。

ですが、いつまでも、まるで自分の所持品のように
子供を扱ってはいけない、ということですね。

子離れをしたあとも、当然、今まで通り
親子として関係を続けることは、何も悪いことではありませんし、
一緒に暮らしていたってそれは構いません。

ただ、お互いに一人の人間として自立し、
認め合わなくてはいけない、ということです。

いつまでも
「お前は自分の子供だ」みたいな感じでは
いけない、ということですね。
(もちろん「親」「子」の関係はずっと続きますが
 そういうことではなく、いつまでも監視下に置くような
 そんな感じはNG、ということです)

では、子離れできない!という場合は
どのような点に注意をすればよいのか、
その点を見ていきましょう。

子供の成長を受け入れる

まず、子供も次第に成長していき、
次第に「一人の人間」として大人になっていく、
ということは受け入れる必要があります。

大人になれば、自分で考え、自分で行動し、
時に相談することはあっても、
最終的には自分自身で物事を決めていくことになります。

”いつまでも何も分からなかった子供時代”とは違いますし
”いつまでも親が導いてあげないといけない存在”ではありません。

子供は成長していく。
これは、受け入れなくてはいけません。

子供の頃は、
親が前に立ち、時に子供の手を引っ張り、
導いてあげる必要がありますが、
子供が成長して、大人になっていくにつれて、
親が立ちべき場所は、前ではなく、少し離れた場所…
例えるのであれば「子供から少し離れた後ろ」から
見守ってあげるような、そんなポジションに
変化していくのです。

必要であれば、手を差し伸べたり、
後ろから背中を押してあげたり、
そういったことは必要ですが、
子供時代のように、常に前に立ち、
道を作ってあげるような役割は、
子供が成長した時に終わっていて、
その後は”見守る”立場にならなくてはいけないのです。

それは同時に、”親が前に立って導かなくても、
前に進んでいけるようになった”という成長の証であり、
ここまでの親としての子育てが実った証でもあります。

ですから、後は成長した子供の進む道を
後ろから、少し離れた場所から優しく見守ってあげる、
ということが大事になってきます。

それを、いつまでも前で道を塞いでいてはいけません。
子供の成長を受け入れ、子供の前に立つのではなく
背後から見守る。
とても、大切なコトなので、覚えておきましょう。

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自分と意見が異なる部分も出てくる

大人になれば、子供と親の間には
決定的な考え方の違いも、場合によっては出て来るでしょう。

それが”悪い考え(法律的な意味で)”であれば
親として止めてあげることも必要ですが、
そうでないのであれば受け入れてください。

親と子は、”同じ人間”ではありません。
子供はロボットでもありません。
そのため、親と子供の考え方や意見が
”必ずしも一致する”とは限らないですし、
一致するはずがないのです。

このことはしっかりと頭の中に刻んでおき、
”自分と同じ意見じゃないと許さない!”みたいな
考えになってしまっている場合は、
改めましょう。

自分の「モノ」ではない。人として受け入れる

子供は「親」のペットではありませんし
「モノ」でもありません。
そのことはよく、理解する必要があります。

子供を可愛がっていればいるほど、辛いかもしれませんが
子供は、あなたと同じように、一人の人間です。
決して、親の「モノ」ではありませんし
「ペット」でもありません。

そのことはしっかりと理解しておき、
子供をまるで自分の所有物のように考えてしまっている場合は
その考え方も改めて行く必要があります。

完璧を求めない

成人しても、親から見れば「まだまだ」な部分も
あるかと思います。
ですが、大きな失敗でもない限りは、
アドバイスしたりする分には良いですが
必要以上に介入したり、完璧を求めないように
することも大事です。

完璧を求めようとすると、
親がどんどん口出しするようになり、
結果的に子離れできなくなる、ということに
繋がっていきます。

誰でも最初は”不完全”なところから始まります。
自分の若いころも考えてみてください。

子供も、少しずつさらに、成長していきますから
完璧を求めないようにしましょう。

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子供のことを信頼することも大事

子離れできない親の中には
「子供が心配」「自分がいないとダメになってしまう」とか、
そんな”心配”な気持ちから、子離れできなくなってしまっている
親もたくさんいます。

が、これは裏を返すと、子供のことを
”信頼してあげられていない”ということになってしまいます。

確かに、色々不安な部分もあるとは思いますが、
だからと言って、親がずっと子供を抱えた状態では、
子供も成長することができません。
人間は、ある程度失敗して、そして伸びていくものです。

ですから、いつまでも親が包み込んでいるわけには
いきませんし、それではダメです。

何事もなければ、通常、
親の方が先に寿命を終えることになりますから、
どんなに心配でも、いつまでも子供を包み込んであげることは
できません。
そのためにも、早い段階から、子供のことを信頼して、
子離れをする、ということはとても大事なことに
なるのです。

最初は少し不安だったり、
頼りないところもあるかもしれませんが、
ある程度は我慢して、手を差し伸べるのは
子供が本当に困ってしまったときだけにする、
という感じの適度な距離感が大切になります。

子離れできないでずっといる、ということは
親がいなくなった時の子供を苦しめる行為であり、
子供を守ろうとしていたつもりが、
後々、子供を大きく苦しめることになってしまうのです。

子離れとは、子供との縁を切ることではない

極端に考えすぎないことです。

お互いに「一人の大人」として自立していれば、
それは「子離れ」です。

”一緒にいるから子離れできていない”とか
そういうことではありません。

子離れしても、子供と仲良くしているのは
全然構いませんし、絶縁する必要なんてありません。
必要とされた時には相談に乗ったり、
力を貸したりすることも良いですし、
お互いが同意しているのであれば、
別に同じ家で暮らしていても、構いません。

先程書いたように、
”子供の前に立って導く”状態から
”子供の後ろに立って見守る”状態にシフトできれば、
それが”子離れ”です。

何も、子供の前から姿を消せ、と言っているわけでは
ないわけですから、
そこの点は勘違いしないようにしましょう!

まとめ

導く立場から見守る立場へ。
それが”子離れ”です。

いつまでも子離れできない状態は、
子供にとっても、親にとっても
双方を滅ぼすことに繋がりかねませんから、
その点を理解し、互いに依存しすぎないようにしましょう!

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