結婚しない理由の一つとして、
”経済的な理由”を挙げる人もいます。
しかし、実際のところ
”お金が増えたら結婚するのかどうか”
と言われてしまうと、
答えは「人による」と言うのが事実です。
確かに世の中には、
未婚率が増えた！と言われると
”お金がないからだ！”と言う人はいますし、
結婚しない理由を”経済的な理由”としている人もいます。
が、実際はどうなのか。
仮に景気が大幅によくなって、
全員の経済的な事情が改善されたとしたら、
全員が今よりも金銭的に余裕が出来たとしたら
本当に結婚する人は増えるのでしょうか。
それを見ていきましょう。
「しない人」も「できない人」もいる
結論を言えば、
経済的な大幅に改善されたとしても、
「しない人」もいますし、「できない人」もいる、
というのが結婚です。
全員の所持金が仮に1億円増えたとしても、
結婚しない人はしない、
できない人はできない、ということです。
もちろん、中には
お金が増えれば実際に結婚する人はするでしょう。
しかし、それは
”既に相手がいる人”だったり、
”結婚に積極的だったけど、経済的理由で躊躇していた”人だったりと
”ごく一部の人”です。
そのため、大げさな話ですが
”全員に1億円が給付された”としても、
それで結婚する人は、全体の中の数字を見れば
”わずか”だということです。
その理由を詳しく見ていきましょう。
元々結婚する気がない人は、お金が増えてもしない
まず、元々結婚するつもりがない人。
こういった人たちは、当たり前のことですが、
自分のお金が大幅に増えたとしても、
結婚しません。
結婚したくない人は、
いくらお金が増えても、結婚したくないでしょうし、
そもそも興味がない人は、お金が増えても
別のことに興味を示すだけです。
そのため、”自らの意思で独身を選んでいる人”に
関しては、お金が増えても、
結婚する可能性はほとんどありませんし、
仮にその後、結婚したとしても
それはお金が理由ではなく、
お金が増えようと、そのままであろうと、
いずれ、何らかの心境の変化が生じて結婚したであろう人たち
ですから、お金が増えたことによって結婚にたどり着くわけでは
ありません。
お金に限らず、
”結婚は誰もがしたがっている”ということではなく
”結婚するつもりがない”人は、
例えどんな対策をしようと、結婚したくないものはしたくないのですから
意味がありません。
結婚する・しないは自由。
今の世の中では自ら望まない人もたくさんいる、
ということは覚えておく必要がありますし、
そういった人たちは当然のことながら
お金が増えても結婚することはありません。
結婚「できない」人は、お金が増えてもできない
世の中には、どうしても”モテない”人もいます。
そういった人たちが
”お金が増えれば結婚できるのかどうか”と言われれば、
答えは、厳しいようですが”難しい”でしょう。
世の中にはどうしても、
どんなにお金が増えても、結婚できない人はできません。
運の要素だったり、色々な要素が絡んでくるので、
純粋に”結婚に関しては運がなかった”ということになります。
「でも、お金が増えれば容姿にお金を掛けたり、
婚活にお金を掛けたり、お金によって来る人がいたりするんじゃ？」と
思う人もいるでしょう。
ですが、今のお話は”全体的な経済状況が改善された場合”の
話をしています。
要するに”世の中の多くの人のお金が増えた状態”です。
と、なれば…
当然、モテない人はモテないままで、結婚するのは
やはり難しい、というのが現実です。
”お金が増えた”のは周囲の人も同じ条件なわけですから、
婚活などにお金を掛ける人も増えるでしょうし、
お金によって来る人が寄り付くのは、やはり元々
寄り付いていたような人たちばかりです。
全体的に景気が良くなったような状態になっても、
”結婚できない人は、どうしてもできない”ままです。
よって、経済的な部分が解消しても、
結婚できない人はできないままである可能性が
残念ながら高い、ということになります。
元々消極的な人は、別のことにお金を使う
結婚しない理由に経済的な理由を挙げている人の中にも
”結婚に積極的な人”と、
比較的”結婚に消極的な人”の二通りが
存在しています。
このうち、結婚に消極的な人の方は、
最初に書いたような”結婚するつもりがない”人ほどでは
ないとは言え、
自由に使えるお金が増えたら何に使うか？と言われれば、
多くの人は自分の趣味などに費やすお金が増えるだけで
結婚に関しての考え方は、そんなに変わらない人が
ほとんどであると思います。
結婚にそれほど積極的でない人は、
”結婚して当たり前”みたいな考え方の人とは大きく価値観も異なり
”結婚に対しての優先順位”は非常に低いです。
そのため、お金が増えたとしても、
結婚方面にそのお金が使われる可能性は限りなく低く、
自分の趣味や生活の方にお金を使う、ということになる
可能性が高いです。
経済が回る、という意味では当然プラスになりますが、
結婚に積極的な層以外は、このようにお金が
増えただけで結婚に至るのか？と言われれば
決してそうではない、というのが答えになります。
無難な理由として使っているだけの人もいる
「経済的な理由で結婚しない」と言っている人全員が、
本心ということではなく、
”結婚しない無難な理由”の一つなので、
表向きの理由として使っているだけの人もいます。
結婚する気が無くても、
”そう言うと面倒臭いから”という理由で
適当な理由をつけて、
誤魔化している人も世の中にはたくさん存在しています。
そのため、そういった人たちは、
お金が増えても、
また違う理由で結婚しない、と言うだけで
結婚することはありません。
これも、当然個人の自由ですので
それは悪いことでも何でもなく、
その人が選んだ選択、ということです。
結婚願望がないことを隠す人も
世の中にはたくさんいるので、
”経済的な理由で結婚できません！”と言っている人
全員が、言葉通り、とは限らないわけですね。
性格面など、他の部分に問題があれば失敗する
お金が増えても、
人の性格を変えることはできませんし、
その人の人間性を変えることはできません。
そのため、お金がいくら増えようと
”結婚に適していない”ような人は
世の中にいくらでもいるわけです。
こういった人たちは当然、
お金に関係なく、自分で自覚してその部分を
しっかりと直しでもしない限り、
結婚するのは難しいでしょうし、仮に結婚したとしても
”離婚”を繰り返すだけです。
病気に関しても言えることで、
私もある病気を持っていますが、
”それで結婚が難しくなってしまう”という人も
現実的にはいる、というのが事実です。
お金があれば治せる病気も確かにあるでしょう。
しかし、世の中にはそう簡単に治すことができない病気も
たくさん存在しています。
この点も、お金では解決できないことです。
また、仕事で時間が無かったり、
家庭環境に問題があって、結婚できなかったり、
色々な理由・問題で結婚できない人は
山のように存在しているので、
そういった人たちは”そもそも本質的な原因がお金ではない”ために、
お金がいくら増えようと、結婚することは難しいのです。
まとめ
お金が全体的に増えたとしても、
それで結婚するのは”本当に経済的な理由だけで結婚できなかった人”
たちだけに留まり、それほど大きな数ではありません。
結婚できない人はできないままでしょうし、
興味のない人は興味のないままでしょう。
そのため、お金が増えれば結婚できるとは限りませんし、
未婚率の上昇が止まる可能性も、それだけでは
非常に低い、と考えるのが妥当です。
