病院で入院している際には、
場合によっては”転院”することになる場合もあります。
最初に入院した場所でずっと治療をしてもらいたい!と思う人も
いると思いますし、
例えばご自宅から最寄りの病院に入院しているような場合は
そこで治療を続けて貰いたい!と思う人もいると思います。
特に、自宅から一番近い病院に入院することができれば
その家族からしてみても、
お見舞いや対応もしやすいと思いますし、
色々メリットはあります。
しかし、それでも場合によっては”転院”をしなくてはいけない場合もあります。
では、どのような理由で入院中に転院することになってしまう場合が
あるのか、その点を解説していきます。
自己都合の「転院」と、病院都合の「転院」
転院と言っても大きく分けると
2通りの転院が存在しており、
一つが”自己都合”の転院、
そしてもう一つが”病院都合”の転院ですね。
このうち、自己都合の転院と言うのは、
患者側が何らかの理由で転院を希望して、
転院するというパターンで、
これに関しては”自分から転院したいと言って、転院する”
ということですから、
自分が望まない限りは、こっちのパターンで
転院になることはありません。
そして、もう一つが「病院都合による転院」。
これは、治療の過程だったり、病院の設備の都合だったり、
そういったものによる転院で、
例えば検査の結果、
「あなたの病気を治療するための設備はうちの病院にはありません」
という状況になった場合には、
その病院にいても治療することができませんから、
当然転院することになります。
このように、自分から転院を希望して転院になる場合もあれば、
病院側の都合で転院することになる場合もあります。
では、もう少し具体的に転院に至る理由を
それぞれ見ていきましょう。
より精密な検査が必要になった場合
病院には色々な病院がありますが、
地域病院などの場合、
”できること”にはある程度限りがある場合もあります。
もちろん、病院である以上はどの病院にも
それなりの設備はありますが、
それでも、”その病院に存在しない科”に関する検査だったり
専門的な検査は、行うことができる病院が
限られています。
そのため、入院後に色々検査をしていく中で、
”この場所に病気が隠れている可能性がある”となった場合で、
その病院にその検査をするための設備が十分にない場合は
転院することになる場合があります。
そのまま、その病院に入院し続けても
必要な検査をするための設備が無ければ、
最終的な診断を下すことができませんし、
だからと言って”うちに検査設備はないから、
そのままでいいでしょう”などとしていれば、
病気が隠れている場合には、どんどん悪化してしまう可能性もあります。
ですので、一度入院しても、
”その病院に十分な設備のない検査”が必要になった場合は
検査や治療を行うことができる病院に”転院”という手続きが
取られる可能性があります。
治療・手術のために転院が必要になる場合
検査の段階でもそうですが、
治療や手術のために転院が必要になるケースも
存在しています。
例えば、検査で病気が見つかった場合に
今現在入院している病院では、”治療”や”手術”が
難しいようなケースだと、
その病気に対する治療・手術が
十分に行える病院に転院することに
なる場合もあります。
最初は”病気A”の可能性を考えて検査したものの、
別の病気が見つかって、その結果、
うちでは手術が難しい、となると、
別の大病院に転院して手術を受けることに
なるような場合もあります。
特に、発見された病気が緊急性の高いものであればあるほど
(急いで手術をする必要があるものなど)、
直ちに転院を、ということで
急にそういう話が出て来る可能性もあります。
急に転院が決まると本人もそうですし、
家族も大変だとは思いますが、
ただちに手術や治療が必要な病気の場合、
そのままにしておくと取り返しのつかないことになりますので、
もしも、手術などが必要で転院することになった場合は
大変だとは思いますが、自分たちもできる限り早く
動けるようにしておくことをおすすめします。
リハビリなどのため
病院の中には色々、役割が存在しており、
「急性期医療」を中心としている病院の場合
手術や、緊急的に必要な治療が終わり、
患者の状態がある程度安定すると、
転院をお願いされる場合があります。

急性期医療の病院はあくまでも、手術など、
”急病”の状態の人や
症状が安定するまでを中心としていて、
リハビリだったり、症状が安定したあとの治療までは
担っていないこともあります。
(どんなに大きい病院でもベッドに限りはありますから
リハビリの患者までのんびりと入院させていると
本当に手術が必要な患者の入る余地がなくなってしまったりと、
色々問題が起きます)
もちろん、リハビリも必要ですし、
症状が安定しても入院が必要な人はたくさんいて、
そういった人にも、ベッドは必要です。
ただ、それを担うのは”リハビリなどを中心とした病院”で
”急性期医療を中心とした病院”の場合は、
そこを支えるのが役割ではないので、
症状が安定すると、転院をすることになる場合もあります。
病院の経営上の都合
これは、滅多にあることではありませんが
自分の入院している病院が経営的に苦しくなってしまったり、
何か問題を起こしてしまったりするなどして、
閉院することになってしまった場合には、
当然、そこに入院し続けるわけには行きませんから、
別の病院に転院することになります。
そういった場面に直面する可能性としては
少ないですが、
病院もボランティアではありませんので、
入院する病院とタイミングによっては
そういったことが起きてしまう可能性は
”0パーセント”とまでは断言できません。
自己都合による転院
残りは自己都合による転院で、
最初に書いた通り”自分から何か理由があって転院を希望する”と、いう
パターンになります。
このパターンの場合は
考えられる理由は下記のような理由になります。
・セカンドオピニオンなどを希望する
・治療方針などに不満がある
・病院の設備などに不安、不満がある
・自分の家の近くの病院に転院したい
・より評判の良い病院や自分が行きたい病院に転院したい
・引っ越しや転勤に伴う転院
・保険適応外の治療など、専門的な治療を行える病院に転院したい
・病院内で問題を起こして追い出されてしまった
などなど、色々な理由が考えられます。
もちろん、問題を起こした場合などを除き、
転院を希望するのは個人の自由です。
ただ、治療内容や状況によっては
転院が難しかったり、場合によっては
逆に時間や費用が掛かってしまうようなことも
ありますので、転院を自分から希望する際には
しっかりと家族(いる場合)や、病院の医師・スタッフとも
相談しながら転院を決めるようにしてください。
例えば、感情的になって一時の不満で
転院を決めてしまったりすると逆にマイナスになる可能性も
十分にありますから、そういった点は注意をするようにしましょう。
まとめ
病院に入院した際に転院になってしまう可能性として
考えられる事柄をそれぞれご紹介しました。
病院側の都合や、治療の都合で転院になるケースは
自分から転院を望まなかったとしても
実際に起こり得ることですので、
そのような話になった場合は
病院側の説明もよく聞いた上で
必要な対応を行っていくようにしましょう!
近所の病院がいい!という場合もあるとは思いますが
治療上、どうしても必要な場合は仕方がありません。
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