ゲームソフトの中には、
色々なゲームなジャンル・テーマのゲームが
存在しています。
中には自然災害をテーマにした作品も
登場しており、
例えばグランゼーラという会社から発売されている
「絶体絶命都市」シリーズは、
自然災害の中生き抜く主人公を描くアクションアドベンチャーゲームです。
他にも、任天堂からWii向けに発売された
「ディザスターデイオブクライシス」や、
かつて発売予定となっていたSONYの「モーターストーム3」など
自然災害自体がゲームの重要な要素となっている作品は
時々登場しています。
しかし、その一方でこういったゲームには
”あるリスク”も存在しています。
それは何か、その点を解説していきたいと思います。
発売中止や延期のリスクがある
自然災害は映画やゲームなど、”創作物”にとっては
見せ所にもなる要素の一つですが
その一方で、非常にデリケートなテーマであるのも確かで、
現実で自然災害が発生した場合、
当初の予定通り発売するのが難しくなったりする場合もあります。
勿論、ゲームや映画などの創作物と現実での出来事は
別問題と言えばそれまでですし、
気にしない人も多いのは事実ですが、
一方で、実際の自然災害と絡めて気にする人もいれば、
実際に被災した人からすると、辛いと感じることがあるのも事実です。
そのため、自然災害をテーマにした作品は、
元々の発売予定日の周辺に自然災害などが発生してしまうと、
発売時期を延期せざるを得なくなってしまったり、
中止することになってしまったりする場合もあります。
実際に延期や中止になったケースも
過去に自然災害などをテーマにした作品は
実際に延期・中止になったりしている作品もあり、
「絶体絶命都市4(プレイステーション3)は
当初、2011年発売予定でしたが、
2011年に東日本大震災が発生した後に
開発中止となりました。
(ただし、その他の要因もあったと公式的にはされています)
なお、元々このタイトルの発売日は2011年3月10日でしたが、
別の理由で東日本大震災発生前に延期しており、
延期していなければ前日にそのまま発売されていたはずでした。
この作品自体は、後にプレイステーション4向けに
「絶体絶命都市4Plus」となって発売されましたが、
発売されたのは開発中止になってからかなり年数が経過したあとでした。
また、2011年3月に発売予定だったSONYの「モーターストーム3」という
レースゲームは、自然災害の中レースを繰り広げるゲームで、
自然災害がゲームのメインの一つになっていた作品です。
こちらは東日本大震災発生直後に発売中止となっています。
(ちなみに、当時私はゲーム販売店にいましたが実物が一旦届いていて
それを返送する、という珍事が起きていました)
他に、任天堂の「ディザスターデイオブクライシス」も、
当初、2008年7月発売予定でしたが
海外で地震が発生したことで、(理由はそれが直接的とは当時は発表されませんでしたが)
同年9月に延期された上で発売となりました。
このように、自然災害などをテーマにした作品は
過去に延期・中止になった事例もそれなりに存在しています。
そのまま発売することはできないの?
法律的な話をすれば、自然災害が発生しても、
自然災害をテーマにした作品の発売を見合わせなくては
ならない、などという法律はありませんから、
そのまま発売すること自体は可能です。
ただ、世の中には色々な人がいて、
気にしない人もいれば、気にする人もいますし、
何か問題になったり、場合によってはクレームなどに繋がったり、
企業イメージが失われるようなことにも繋がりかねませんから、
総合的に考えると、なかなかそのまま発売することは
難しい、と言うのも事実になります。
予測が出来ず、急に計画を崩される可能性も
ここまで書いて来たように、
自然災害をテーマとした作品は、
実際に自然災害が発生することによって
例えそれが発売直前であっても、発売中止や延期に
追い込まれたりしてしまう場合があります。
しかし、地震や噴火などの自然現象は
なかなか予測が難しく、
現時点では”不可能”と言っても過言ではありません。
当然、ゲームを開発しているメーカーなどが
”気を付けてどうにかなること”ではありませんから、
最悪の場合は発売直前になって発売中止の決断を
迫られるような自体が起きてしまわないとも限らない、
ということになります。
そういうこともあってか、ゲーム全体を見渡しても
自然災害が”メイン”の部分に置かれているゲームは少なく、
(ゲーム内の技だったり、ごく一部の部分にそういう要素が
あることはよくありますが)
シリーズ化されている作品も、非常に少ないです。
なかなか、扱いが難しいテーマであることは
事実ですからね…。
まとめ
自然災害をテーマとしたゲームは
発売すること自体に一定のリスクを伴うために
扱いが難しいテーマです。
実際に過去にも
発売延期になったり、発売中止になったり
しているケースも多いために、
メーカーとしてもなかなか手を出しにくいジャンルで
あることは、確かであると思います。
また、メーカー自身が注意しようにも
自然災害の発生を止めることはできませんから
”運次第”になってしまうのも事実で、
ゲームメーカーとしては
あまり手を伸ばしにくいジャンルであることは
間違いありません。
突然、直前になって発売中止や延期のリスクもあるとなると
なかなか難しいですからね。
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