漫画やゲーム、アニメの実写版で失敗するパターン!どんな要素が危険?

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漫画やゲーム、アニメを原作とした
”実写映画”も、それなりに世の中には存在します。

しかしながら、中には”不評”な、
実写版も存在しており、
原作の知名度や人気度と比べると
あまりヒットしなかった作品が存在しているのも事実です。

では、漫画やアニメ、ゲームの実写化で、
”失敗に繋がってしまいがちなケース”には
どのようなケースが存在するのでしょうか。

この点について、詳しく解説していきます。

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失敗する実写版にありがちなパターン

実写版の映画も、全てが失敗に終わるわけではなく、
例えば、テレビドラマなどでも、漫画やアニメを題材として
それなりに視聴率を記録することのできている作品もありますし、
ゲームを原作とした映画にも、ヒットした作品は存在しています。

しかし、一方で、不評のまま終わってしまった
作品が存在しているのも事実で、
原作を生かしきることができずに
無駄遣いしてしまっているような作品も、
多く存在しているのが事実です。

ゲームや漫画、アニメの実写版で
失敗に繋がりやすい要素を、一つ一つ見ていきましょう。

原作をあまりにも改変しすぎている

まず、失敗しやすい要素の一つが
”原作をあまりにも改変しすぎている場合”ですね。

ゲームや漫画などの実写版となると、ヒットするには
キャラクターをある程度は似せる必要がありますし、
オリジナルストーリーを展開するにしても、
世界観に関してはしっかりと原作を再現しなくてはいけません。

が、あまりにも実写版独自の解釈などを加えて
原作からかけ離れてしまったり、
原作の設定を無視したり、
キャラクターを勝手に実写版独自の解釈で
まるで別のキャラクターにしてしまったりすると、
大きな不評に繋がる可能性があるのです。

例えば、昔のスーパーマリオの実写版映画は
(今でこそ一部のマニアに妙に評判にはなっていますが)
クッパが普通に人間だったりと、かなり原作を無視した
作りになっていて、不評になってしまっていましたし、
バイオハザードの配信限定の実写ドラマとして制作された
作品は、原作の人気キャラをまるで別人にしてしまったりして、
シーズン1で打ち切られるような状態になってしまった…などなど
”原作の無視・改変”は、大失敗に繋がりやすい
要素の一つになっています。

しかし、何故だか実写化ではそういうことをしてしまう作品が
後を絶たずに、結局、失敗しているケースが目立つので、
どうしても、オリジナル要素を強めたいのであれば
”原作キャラの名前を名乗る”のではなく、オリジナルキャラにするなど、
そういった工夫が必要になるかと思います。

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再現度が極端に低いケース

漫画やアニメ、ゲームを原作に実写化するのであれば、
やはり、ある程度の”原作を再現する”ということが必要になります。
世界観にせよ、キャラクターにせよ、
”実写だけど、原作の雰囲気も確かに感じる”と言えるような
そんな作品に仕上げる必要があります。

上で書いたような”原作の要素やキャラクターを過度に改変している”
ようなことをしていなかったとしても、
この”再現度”の部分は非常に大事なところであり、
再現度が低いと、当然のことながら原作ファンなどから
不評を買うことになり、失敗するリスクは高まります。

実写化をするのであれば、
やはりキャラクターや世界観については
ある程度のレベルまで、再現度を高めないと
成功するのは、非常に難しいと言えるかと思います。

原作の知名度が低い

当然、原作の知名度が低ければ低いほど、
注目は集めにくくなります。

もちろん、実写版は原作を知らない人の中にも
見る人はいるでしょうし、
原作を知らなかったとしても、楽しめるように
作られているものもありますが、
”実写版を見るきっかけの一つ”になるのが、
”原作が好きだから”と、いうことになると思いますから
そもそも原作の知名度が低く、ファンが少ないような作品だと、
”その理由で見てくれる人”の人数は減るわけですから、
不利になることは確かです。

そのため、実写化する作品選び、という部分も
ある程度は大事になってくる部分のひとつと言えます。

元作品があまり知名度がない場合は
”実写版”ということをあまり前面に押し出さずに、
一つの映画・ドラマとして、アピールしていくなど、
アピールの手法を変えて行く必要もあるでしょう。

原作を知らないと分かりにくい作品になっている

ゲームや漫画、アニメなどを原作とした実写作品の場合
”原作を知らなくてもある程度楽しめる”内容に
することは、大事なポイントの一つです。

と、言うのも映画やドラマになれば
当然原作を知らない人も見ますし、
”この作品がゲームや漫画の実写版”だと、そもそも知らずに
見るような人もいると思います。

が、そういった際に
”原作を知らないと全く意味が伝わってこない”ような
作品になってしまっていると、
当然、原作を知らずに見た人の評価は悪くなりますから
口コミなどにも影響して来る部分になります。

そのため、原作ファンのために、というところも当然大事ですが、
原作ファンが喜ぶ作品を意識しつつも、
”原作を知らずに見た場合でも楽しめるのかどうか”ということを
意識した作品作りも必要になってきます。

原作を知らないと全く分からない!みたいな内容だと、
原作ファンの間でだけ評判の良い作品になってしまい、
なかなか大衆には受けない作品になってしまいますからね…。

この点の加減も、実写版の難しいところの
一つであるとは思います。

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そもそも内容自体が微妙なケース

実写版の作品も当然のことながら
”内容”は、大切な要素になってきます。

どんなに原作の再現度が高くても、
どんなに原作をリスペクトしたような内容に
なっていたとしても、
そもそもその映画やドラマ自体が”根本的につまらない”という
状態になってしまってはお話になりません。

実写版も、一つの作品である以上は、
やはり、楽しめるような作品に仕上げなくてはいけませんし、
それが出来ないと、当然のことながら、
”つまらない作品”のレッテルを貼られることになってしまいますから、
普通の(実写版ではない映画やドラマ)作品と同じように、
ある程度、内容自体もしっかりと見られるものを
作っていく必要があります。

実写化に合わない作品の場合

漫画やアニメ、ゲームの中にも
内容的に実写化が困難に近い作品も
存在しています。

そういった作品を無理に実写化しようとすると、
当然のことながら、
原作の再現度が下がりますし、
キャラクターなどに関しても、
実写での再現が難しいようなものを無理して
やってしまうと、
昔のマリオの実写映画のように、クッパが人間になってしまったりと、
とんでもないことが起きてしまったりします。

ですので、実写化にそもそも向いていないような
作品を、無理に実写化することは
失敗に繋がる可能性を高める行為です。

また、無理に再現度を高めたとしても、
実写化が難しい作品を無理に実写化して、
その再現度を上げるとなると、
膨大な予算がかかることも予想されます。

そのようなことをすれば、
最終的に収益的な部分でもダメージを
受けることになりますので、
”実写化が難しい作品”に関しては
無理に作ろうとしない方が、懸命な判断と言えます。

まとめ

漫画やアニメ、ゲームの実写化作品の中には
成功している作品も当然ありますが、
失敗に終わっている作品もたくさんあります。

実際に不評だった実写版を見て見ると、
原作を大幅に改変してしまっていたり、
再現度が低かったり、”なにか”そういう要素があることがほとんどです。

難しいところではありますが、
製作側も、実写化をする際にはそういった部分を
意識していくことが大事になります。

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