ROG Xbox Allyは国内では売れるの?現実目線で徹底予想!

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ROG Xbox Allyは、
XBOXの名がつけられた初めての携帯ゲーム機で、
PCやXBOXのストアからゲームをダウンロードして
遊ぶ形式のハードになっています。

XBOXはこれまで据置機しか発売してこなかったので、
少し、これまでの家庭用ゲーム機の携帯ゲーム機とは
方向性が違うとは言え、
XBOX初の携帯ゲーム機となります。

では、この”ROG Xbox Ally”は日本国内では売れるのかどうか、
日本国内のゲーム市場に何か影響をもたらすのかどうか、
この点について、徹底的に予想をしていきたいと思います。

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ROG Xbox Allyとは?

2025年6月に発表された、
XBOX初の携帯ゲーム機となり、
PCやXBOXのストアからゲームをダウンロードして遊んだり、
クラウド形式でゲームを遊んだりするものになります。

これまでの家庭用向けの携帯ゲーム機としては
任天堂のゲームボーイシリーズやDSシリーズ、
SONYのPSPやVitaなどがありましたが、
それらとはかなり異なるタイプの携帯ゲーム機で、
専用のゲームソフトが発売されたりするわけではなく、
あくまでもXBOXやPCでプレイ可能なタイトルを遊ぶための
ハード、ということになります。

どちらかと言うと”新しい携帯ゲーム機”と言うよりかは
Steam Deckなどと同じような
”携帯型ゲーミングPC”と言えるハードになっています。

国内では現実的には厳しい。海外では売れる可能性も

まず、ROG Xbox Allyにとっては
いきなり厳しい予想になってしまいますが、
日本国内では”そこまで売れない”という予想になります。

現実的に考えると、
「XBOX」自体、国内では海外に比べて非常に苦戦している状態で
「XBOX360」の時は国内100万台を超えましたが
それ以外のXBOXは100万台を超えることは出来ておらず、
現行機の「XBOXSeries」も、前世代の「XBOXONE」より
伸びたとは言え、SwitchやPS系統のハードと比べると
全く数字的に及んでいない状態です。

その状況から「ROG Xbox Ally」だけが
爆発的に売れる…などということは考えにくく、
基本的には他のXBOXと同じように
国内ではコアな層に限定して売れる商品、という形に
なるかと思います。

他のXBOXもそうですが
購入したユーザーからの評判は高い傾向にあり、
私自身もXBOXは3種類ほど持っているので、
それは分かりますが、
だからと言って”日本国内で売れるかどうか”と言われると
現実的には”国内ではあまり売れない”というのが
答えになるかと思います。

では、どうして国内では売れないのか、
それを見ていきましょう。

国内市場ではXBOXは苦戦している

まず、国内で売れないと予想する理由の一つは
上でも少し触れた通り、
国内市場ではXBOXは苦戦している、という点にあり、
”今まで4つハードを展開してきたのに、状況が改善されていない”と、
いうことは、
やはり今回も同じような道筋を辿る可能性は非常に高いです。

国内におけるXBOXは
初代XBOXが約47万台程度、
XBOX360が約162万台、
XBOXONEが約11万台、
XBOXSeriesが約68万台(記事執筆時点)となっています。

XBOX360はそれなりに売れていますが
それでも任天堂ハードやプレイステーションと比べると
数字は低く、
それ以外のXBOXは国内では100万台すら下回っている状態です。

ゲーム機の歴史を見ると”もっと低い売上のハード”も
国内ではたくさんありましたが、
任天堂やソニーと言った、現在の主要メーカーのハードの
売上数字には遠く及んでおらず、
海外での売上の規模からすると、国内ではXBOXはかなり苦戦を
強いられている状況になります。

この状況からいきなり、
「ROG Xbox Ally」が国内100万台突破!!みたいなことに
なる可能性はほぼ0ですので、
今回も国内では非常に厳しい立ち位置になると考えられます。
(XBOX自体が国内市場向けの展開を根本的に見直して
それを実行すれば話は別ですが、今の流れのまま展開しているのであれば
国内では残念ながら厳しいでしょう)

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価格面の不安

日本国内では”価格”に対して非常にシビアで、
基本的に高額のゲーム機は売上が落ちたり、苦戦する傾向にあります。

実際にSONYのPS3は発売当初、あまりにも高額な価格設定で
スタートダッシュに失敗、PS1・PS2と続いた
据置機トップシェアの座を任天堂のWiiに明け渡しています。

また、PS5も品薄解消後も海外と比べると
普及が鈍く、また、値上げのたびに露骨に売上ペースが鈍っており、
Switch2の発売日発表後のSwitch1すら(※通常、次世代機の発売日が決まると売上は落ちます)
Switch2の発売日まで1度も超えることができませんでした。

Switch2も、初動の勢いは圧倒的ですが
これはSwitchのコア層と一部の一般層が一斉に欲したためで(Switchが大ヒットしたからこその
動きですね)今後、最初に欲しかった人に行き渡った途端、
大幅にペースダウンすると考えられ、
価格の影響は非常に大きいです。

そして、この「ROG Xbox Ally」の
ポータブル型のゲーミングPCとしての位置づけで考えると
”携帯ゲーム機としては非常に高額な価格設定”になると思われます。

そうなってくるとやはりコア層にしか浸透せず、
国内ではライト層もある程度抱え込まないと
なかなか売上は伸びませんので、
この点からも「ROG Xbox Ally」が国内で伸びることは
苦しいのではないかと考えられます。

海外と比較すると…

海外と比較すると、比較的PCゲームの市場は
そこまで大きくはなく、
成長途上ではありますが、
その点も国内でのヒットは苦しい理由の一つとなります。

また、海外と比較して
「ダウンロード版のソフトの売上比率」や
「クラウドゲームの浸透」なども
国内では比較的鈍い傾向にあり、
「ROG Xbox Ally」の仕組みなどを見ると、
やはり、国内での普及に関しては非常に厳しい状況にある、
ということが言えるかと思います。

日本のゲーム機市場への影響はあまりない

総合的に考えると「ROG Xbox Ally」が
SwitchやSwitch2、PS5やPS4などに与える影響は
”ほぼない”というのが現実で、
「ROG Xbox Ally」が登場したからと言って
SwitchやSwitch2などの”携帯ゲーム機”としての
立場が奪われることはまずなく、
携帯ゲーム機ではありませんが、PS4やPS5に何か影響を
与えるようなこともないでしょう。

影響があるとすれば、ポータブル系のゲーミングPCの
市場にはなりますが、
それはまた家庭用ゲーム機とは別のジャンルになってくるので
話は違ってきます。

少なくとも、家庭用ゲーム機の市場に
この「ROG Xbox Ally」が何か影響を与えたり、
根本的にゲームの在り方を変えるような存在になることは
国内ではないと断言できます。

まとめ

「ROG Xbox Ally」は日本国内での普及は
限定的で、一部のコア層への普及に
留まると考えられます。

一方で、海外の市場においては
XBOX自体が国内と比べると圧倒的に売れている上に、
PCゲームやダウンロード比率、クラウドゲームへの抵抗の薄さなど
あらゆる条件が、「ROG Xbox Ally」にとっては追い風であるのも
確かですから、海外においてはそれなりにヒットするかもしれません。

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