PS5の魅力やメリットが伝わりにくい理由とは?徹底解説!

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プレイステーション5は
なかなかその魅力が伝わりにくいゲーム機です。

特にコアユーザー層には伝わりやすくても
それ以外の層には、”これだけのお金を払って”
しかも”苦労(品薄のため)してまで”
手に入れるほどの魅力を感じない、という人も
多いと言うのが現実でしょう。

では、PS5のメリットや魅力は何故伝わりにくいのか、
その点について解説していきます。

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魅力がないわけではない。ただし伝わりにくい

PS5にもPS4と比較した際の魅力は
当然存在しています。

しかしながら、あくまでも”こだわりを持つユーザー”に
響くようなものが多く、
例えば一般ユーザーやライトユーザーなどは
”PS4で十分”(あるいはPS3以前の場合も)と
なっている人も多く、
あまりその魅力は伝わっていないことが多い、
あるいは長所を知っても「それだけか…」と
なってしまう人も多いのです。

PPS2⇒PS3のように
「目に見えて画質が良くなった」わけでもないですし、
ニンテンドースイッチなどのように、
目に見えて分かる特徴があるわけでもない…

ある意味で”自分から興味を持って調べないと”
なかなかその魅力が伝わりにくいハードであるのは事実です。

では、何故そうなってしまっているのでしょうか。

グラフィックの変化は分かりにくい

もちろん、PS4と比べてさらに綺麗になっています。

…が、正直なところ”静止画”を見るだけだと
もうPS4とあまり差を感じることはできません。

私は仕事柄もあり、かなりの数のゲームを
遊んできましたが、
”スクリーンショット”(写真)だと
PS4版もPS5版も大して変わりません。

もちろん、比較画像で詳しく解説されれば分かりますが
目に見えて「綺麗になってる!」とパッと見で分かるほどの
変化を感じることは静止画だけでは難しいでしょう。

また、そもそもコアユーザー以外の層は
”もう十分綺麗”と思っているユーザーも多く、
その上、写真を見ても、写真だけではあまり変化が
分からない、という状態となると、
グラフィックの部分はなかなか一般ユーザーには
魅力として映りにくいのは確かでしょう。

後述するフレームレートやロードの部分は
”写真”では分かりませんからね…。

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フレームレートは伝わりにくい

PS5の見た目の部分で大きいのは
”グラフィックそのものの進化”よりもフレームレートの進化に
あるかと思います。

よりヌルヌル動くようになる、というのは
確かに、実際に動画を見てみると魅力です。

…が、そもそもの話、
コアユーザーでないゲームユーザーは
”フレームレート”の意味を知らない人も多いですし、
知っていたとしても、
”PS5のゲームの動画”を見たり、直接触れたりしないと
分からないものです。

”ある程度興味を持たない限り”動画をわざわざ見たりは
なかなかしないと思いますから
”フレームレートが良くなった!”と言われても
それがあまり多くのユーザーに伝わらないのは厳しいところです。

動画を見ても、実際プレイしてみないと、
この点もなかなか「すごいなぁ…」と感じることはできないですからね。

ロード時間の短縮も伝わりにくい

”ロードが早くなった!”と言われても
これは”実際手に取ってプレイしてみないとなかなか実感できない”部分です。

実際にPS5のロードはPS4と比べてもかなり早く、それは魅力です。

しかし、”ロード時間の比較”などをわざわざ見たりする人は
少数であり、PS5にあまり興味がない人にアピールするのは
不可能に近いです。
言葉だけでは、あまり強い実感には結びつかないでしょうし、
”ロードが早いのか!6万出そう!”みたいな人は
なかなかいないと思います。

また”ロード時間”は、案外気にしない人も一定数おり、
そういった人からすれば”ロードが早いから何?”ということに
なってしまうのも事実で、
ここはそもそもアピールポイントとして少し弱い、というのが現実です。

ソフトでアピールできないのは厳しい

ゲーム機を買う動機は、コアなユーザーを除くと、
多くの場合”その本体に遊びたいゲームがあるから”に
なるかと思います。

しかし現状、PS5はご存じの通り
ほとんどのソフトが「PS4やスイッチとの同時発売」であり、
「PS5がないと遊べないソフト」というのは
少数です。

また、PS5でしか遊べないソフトは
どちらかと言うと、2022年現在では「海外向けのソフト」が多く、
国内市場においては”あまり売上の高くない”作品で
あることが多いのです。

そうなってくると”ソフトに魅力を感じない”ということに
なってしまい、他ハードで満足してしまう人も
やはり増えていきます。

また、”自分が欲しいと感じるソフトがPS5専用になって”
初めてPS5について調べ始めるような人もたくさんいるでしょうから
現状のソフトラインナップではなかなか厳しいのも事実です。

”他機種と同時発売”される新作は
ライトユーザーなども含めれば多くの場合
「PS5で遊びたい」ではなく「PS4で出た!ラッキー!」
「スイッチで出たからスイッチで遊ぶ!」のように、
持っているハードで遊んでしまうので、
PS5に繋がることはなかなかありません。

※ネットで発言するようなユーザーさんは
 「どうせ遊ぶならPS4じゃなくてPS5」みたいな人も多いですが
 お店に実際にいると、それは少数であり
 実際は「自分の持ってるハードに発売されてラッキー!」の人の方が
 遥かに多いのが現実です。

また、デモンズソウルリメイクやラチェット&クランク、
ゴーストワイヤートーキョーなどのPS5専用タイトル(PS4にはない)も
ありますが、これも”国内で大ヒットするソフトなのか”と言われると
ファンの方には申し訳ありませんが、
そこまでの規模のタイトルではないですからね。
一般ユーザーへのアピールにはあまりならない、というのが現実です。

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価格が高い・買いにくいで興味を持ってもらえない

ゲーム機というものは”衝動買い”を狙うのも大事ですが、
PS5の場合「欲しいと思った時に売ってない」というのは
かなり致命的で、
「意地でも手に入れてやる!」となる人は、実はそんなに多くありません。

”欲しいと思った時に手に入れば”とっくに買っていたであろう
潜在的ユーザーは”買いにくい状況”に興味を失ってしまうでしょうし、
興味を失えば、当然魅力も伝わりません。

また、やむを得ない事情はあるとは言え、通常版6万という価格は
コアユーザー以外のユーザーが耳にすれば
それだけで興味を失う価格帯なのも事実で、
「具体的に調べる」前に「6万?高っ!」で、それで終わってしまう人を増やしてしまう
価格帯であるのは現実です。

”買えないもの”に人は興味を持ちませんし、調べようともしません

口コミが広がらない

品薄でなかなか普及しないため、
”口コミでその魅力が伝わらない”のが非常に大きな問題です。

これまで書いた通り、PS5は「触らないと魅力が伝わりにくい」ハードであり、
グラフィックも、フレームレートも、ロード時間も、
↑には書きませんでしたがゲーム中の音の小ささも、実際遊ばないと
実感として伝わりにくく、
他ハードに比べて、写真や文章だけでは魅力が伝わりにくいです。

そういったハードである以上、やはり実際に触る人を増やしたり、
口コミを広げていかないといけないわけですが
品薄でそれが出来ていない。

”周りを見てもPS4で遊んでいる人ばかり”みたいなユーザーも多く、
いつまで経ってもPS5の魅力が拡散しない状況を
品薄、という状況が作り出してしまっている状態です。

まとめ

PS5の魅力が伝わりにくい最大の理由は
”実際に触らないと魅力が伝わりにくい”部分が多いからです。

ロードも、フレームレートも、動作音も、全てそうです。

が、目に見える部分である”ソフト”のアピールも出来ておらず、
大半はPS4で事足りるというのが2022年時点での現実です。

独占タイトルは海外系が多く、国内のライトユーザーや一般ユーザーは
”そもそも認知すらしていない”ものが多いです。

ネット上で「AAA級タイトルがPS5独占!」みたいに騒ぐ人もいますが
「それ、日本ではほとんど売れませんよ…」というタイトルも多く、
コアユーザー目線とその他のユーザー目線でズレが生じているのも感じます。

これでは、やはり今後の普及に対しても厳しい状況が続くでしょうから
いち早く、PS5の魅力に直接触れる人を増やす、という意味でも
生産・生産・生産をしていくしかないでしょう。

価格を下げて小型化する…
これがPS5巻き返しの最大の道になるのではないかと思います。

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