ピクミン4の売上を徹底分析!好調の理由とは?過去作との比較も!

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ニンテンドースイッチ向けに
2023年7月に発売された「ピクミン4」は、
ピクミンシリーズの10年振りの本編として注目を集めた作品で、
2023年夏のビッグタイトルの一つとして
ゲーム業界を盛り上げた作品です。

そんなピクミン4の実際の売上と
売上から見えて来ること、好調の理由は何か、
過去作との比較、前後のビッグタイトルとの比較などを
それぞれ分析していきます。

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ピクミン4の売上はどのぐらい?

ピクミン4の初週売上は
ファミ通調べで「40万1853本」というシリーズ最大のヒットを
記録しました。

他のゲームと同じく、これはダウンロード版を除く国内売上の
数字になりますので、
ダウンロード版を含めると、さらにその数字は高くなりますし、
世界売上で言えば数百万本レベルでの売上を
記録しているものと考えられます。

ただ、具体的に数字として発表されているのは
このファミ通調べの40万、という数字のみなので
他に関しては、実際の数字を知ることはできません。

しかし、パッケージ版だけの売上であっても
相当な売上で、過去のピクミンを超える、圧倒的な売上を
記録しているのは事実です。

ゲーム全体で見るとこの数字はどうなの?

ゲーム全体としてみると初週40万本という数字はどうなのか。

これに関して言えば”大ヒット”と言っても良いと思いますし、
今の時代、ファミ通の集計方法で40万を超えるソフトは
滅多にありませんので、
ここにダウンロード版なども加わって来るとなると、
ゲーム全体として見ても”かなり高い売上”と言えます。

2023年の国内ソフトで言えば
初週売上ではピクミン4は
5月に発売された「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」に続く2位で、
(※ピクミン4が発売された7月末時点。その後の新作により変化する可能性あり)
非常に良いスタートダッシュを切ることができている、と言えます。

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過去のピクミンと比べても最高の売上

ピクミンシリーズはこれまでに、移植を除くと
本編では1,2,3と発売されてきましたが、
それらの初週売上を遥かに上回っていることから
”ゲームとしても、ピクミンシリーズとしても”非常に高い売上を
記録している、ということが分かります。

集計機関によって若干異なりますが
歴代のピクミンシリーズは
ピクミン1(ゲームキューブ)が約10万本、
ピクミン2(ゲームキューブ)が約16万本、
ピクミン3(WiiU)が約10万本という初週売上になっており、
過去作品のどれも圧倒的に上回る初週売上を記録しています。

この他にピクミンシリーズはWii移植版が2つ、外伝の「Heyピクミン」、
そして3のスイッチ版の「ピクミン3デラックス」が存在し、
ピクミン3デラックスは約17万本の売上を記録していますが、
それでも、今回のピクミン4には遠く及びません。

”シリーズ最高の出だし”であると同時に
”過去シリーズの倍以上の売上”からいきなりスタートしたということもあり、
相当な良いスタートを切ることができた、ということになります。
(しかも1~3までよりもダウンロード版を買う人も増えた時代なので、
より差は開いていると考えられます)

この後も売上をジワジワ伸ばす

任天堂タイトルの強みの一つは発売後もジワジワと
売上を伸ばすことで、ピクミンもジワジワと今後、
売上を伸ばしていくものと考えられます。

過去のピクミンシリーズの売上を照らし合わせると、
スタートが40万本ということで、
この後、50万本は確実に超えるでしょうし、
1年近くかければ、100万本突破(パッケージのみで)も
十分に考えられる売上です。

今後も、switch現役の時代が続く限りは
それなりに売上を伸ばしていくと考えられるため
最終的には100万本を超える可能性は
十分にある、ということですね。

また、発売後の評判も全体的に良いので、
売上のペースが口コミで落ちることもないでしょうから、
環境としてはかなり良い状況が揃っています。

ここまで売れた理由とは?

ピクミン4がここまで売れた理由は何でしょうか。
それを、見ていきましょう。

・とにかくスイッチが強すぎる
最大の理由は任天堂の現在のハード
「ニンテンドースイッチ」が異常なまでに普及していて
とにかく”強い”ことになるかと思います。
その証拠にWiiUで発売された「ピクミン3」は初週10万本の売上でしたが
スイッチに移植された「ピクミン3デラックス」は初週17万本の売上を記録しており
”移植前のタイトルよりも売れている”状態です。

普通、ゲームソフトは”移植版”の方が売上が落ちるのですが
WiiU⇒スイッチでは逆転現象が起きてるものが非常に多く、
スイッチの好調ぶりが強く伺える現象となっています。

実際に”前作よりも売上が上がった”作品はピクミン以外にも多数存在しており、
マリオ本編、マリオカート、マリオパーティ、ゼルダ、2Dメトロイド、
カービィ、ニンテンドースイッチスポーツなど、多数の任天堂のシリーズが
”前作を圧倒的に上回る”売上を記録しています。

これはやはり”スイッチ”というゲーム機のおかげ、という部分が
非常に大きいと思いますし、
ピクミン4に関しても最大の理由は”スイッチが好調”というところに
尽きるかと思います。

・ピクミン4の体験版
体験版の配信も売上のプラスに繋がったものと考えられます。
体験版自体の出来栄えも良かったですし、事前に高評価が
広がり、購入に至った人もいるでしょう。
ただ、やはり、一番の理由は↑で紹介した
”ニンテンドースイッチの圧倒的な力”に尽きるかとは思います。

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他のビッグタイトルとの比較

今年の他のビッグタイトルと比較すると売上はどうか。

まず、先ほど挙げた「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」は
同条件のファミ通の集計で約112万本の売上を記録しており、
ピクミン4でさえ化け物レベルの売上なのに、さらにそれを倍以上、という
怪物クラスの売上を記録しています。
※ゼルダの200万本越えは”国内のDL版も含めた数字”なので、
今回はピクミン4の判明している売上(40万)と同条件の集計で
出た数字(112万本)を元にお話しています

そのため”ゼルダと比べられてしまったら”まだまだ、という数字で
あるのは事実です。

もう一つ、7月終了時点で初週売上が3位のタイトル、
「ファイナルファンタジー16」に関しては
同じ条件の集計で約33.6万本となっており、
こちらに関してはピクミンの方が上回っています。
※FF16の300万、という数字は世界売上・ダウンロード込みの話で、
ピクミンの40万と同じ条件では約33.6万本となります。
(ゼルダの200万は国内のDL版込みの数字です)

少なくとも、この集計条件では
”あのファイナルファンタジーの本編よりも売れた”ということになりますので
ファイナルファンタジーが以前ほどの売上を記録できなくなってしまったとは言え、
ピクミンの売上が相当なものであることが分かるかと思います。

まぁ、この辺りは
絶好調のスイッチと、未だ苦戦気味のPS5という、
”ハードの差”が大きな部分になるかとは思います。

まとめ

ピクミン4はシリーズ最大の初動を記録し、
2023年の新作ソフトの初動では、ピクミン4発売時点で”2位”に
なっている…
これが事実です。

単純に言えば”とても良く売れている”と、そういう状態ですね。

任天堂タイトルの多くは”ジワ売れ”もするので、
この後、ミリオンセラー達成もかなり可能性としては
高くなりつつあると思われます。

スイッチではこの後も、10月に2Dマリオの最新作や、11月にマリオRPGリメイクなどもあり、
今年も主役の座を降りるつもりは、まだまだ無さそうです。

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