水道水とペットボトルの水…
普段、ペットボトルの水を飲んだり、
水に拘りがない人からすれば、
”別に水なんて同じじゃないの?”とか、
”水にわざわざ(水道代以外の)お金をかけてまで買う意味が分からない”と
思うような人もいるのではないでしょうか。
では、水道水とペットボトルの水は何が違うのか、
この点について解説していきます。
基準などが異なっている
まず、水道水もペットボトルの水も
”水”であることには変わりはありません。
ただ、どちらにも安全上の基準があり、
水道水には水道水の基準・ルールが、
そしてペットボトルの水にはペットボトルの水の基準・ルールが
それぞれ存在しています。
それぞれ、条件を満たしたものだけが
各家庭に届く形になっており、
どちらも異なる基準とは言え、高い安全性を持つものになっています。
海外などでは地域によっては水の衛生状態などが
懸念されるようなこともありますが、
少なくとも日本国内ではちゃんとした水道水、
あるいはペットボトルの水などを飲んでいる分には
危険性はほぼ皆無だと言っていいほどに安全です。
味が異なる
水道水とペットボトルの水では「味」が異なっていて
水道水には消毒等の目的で「塩素」が含まれているために、
塩素の味(※水道水に含まれる塩素自体は人体に悪影響はありません)を
感じる人もいます。
そのため、水道水よりも、塩素が含まれていない
ペットボトルの水(ミネラルウォーター類)の方が
美味しいと感じる人が多いと言われています。
また、ペットボトルの水には色々な種類がありますので
その種類によっても多少、味の感じ方は前後するものになっており、
自分好みの味の商品を選ぶことができる、というのも魅力になりますね。
”味”に関しては全体的にペットボトルの水の方が
美味しいと感じる人が多い、ということになり、
そのために”味”を求めてペットボトルの水を選ぶ人もいます。
ただ、”味覚”や”感じ方”は人それぞれ異なりますから
ペットボトルの水よりも水道水の方が美味しく感じる人も
当然いるとは思います。
そういった人の場合は、ペットボトルの水の最大のメリットとも言える「味」の
部分が劣る状態になってしまうわけですから、
わざわざペットボトルの水を買う必要はないかもしれません。
とは言え、ペットボトルの水のほうを美味しく感じる人の方が
全体的には多いので(もちろん、そうじゃない人もそれはそれで普通のことなので
気にする必要はありません)、
味を重視するのであればペットボトルの水の方が良い、ということになります。
費用面ではどっちが有利?
水道水とペットボトルの水、どちらが費用的には有利なのか。
水道料金は地域によって異なりますし、
ペットボトルの水も商品によって価格は異なる上に、
購入するお店によっても、その価格は異なります。
ただ、全体的に言えば費用面では
”水道水”の方が圧倒的に安く、
同じ量飲むとして、水道水の場合はコップに注ぐ時に
若干、コップの外にそのまま流れて行ってしまうであろうことを
考えても、水道水の方がはるかに安く済むでしょう。
そのため、費用的な話をするのであれば
”水道水の方が安い”ということになります。
費用面を節約したいのであれば
ペットボトルの水ではなく、飲み水も水道水の方が良いでしょう。
「飲む」以外の用途では…?
「飲む」以外の用途で言うと、「塩素」が含まれている
水道水の方が適しているケースが多く、
氷を作る場合や、うがいをする際には、
「水道水」の方が適していると言われており、
また、常備薬や内服薬などを飲む際にも軟水…
つまりは「水道水」の方が適していると言われています。
このように”水分補給のために飲む”水としての
ペットボトルの水以外の部分では
費用の面を考えても、実際の状態などを考えても、
水道水の方が適しているケースが多く、
他に、”料理”などの場合はペットボトルの水の方が
より良いと言われてはいますが、
”味”が絡んでくるもの以外に関しては
水道水の方が優れている部分が多いです。
このことから、
ペットボトルの水は、”味”
水道水は”それ以外”に活用することに長けていて、
状況に応じて使い分けるのも一つの方法です。
状況に応じた使い分けを
ペットボトルの水の方が美味しく感じる場合は
ペットボトルの水を”飲み水”や”料理”など、
”味”に関係する部分に使い、
それ以外の部分(うがい、氷、薬を飲むとき、洗い物)に関しては
”水道水”を使っていくことで、
上手く使い分けるのがベストです。
うがいなどにまでペットボトルの水を使うのは
ただの無駄遣いなので注意しましょう。
また、水道水も、飲み水として普通に活用しても大丈夫ですので、
特に”水”の味にこだわりがない人や、
水道水の方が美味しく感じる、という人に関しては
無理をして、ペットボトルの水を購入する必要はありません。
まとめ
ペットボトルの水は、飲み水としての味にこだわる人向けで、
必ずしも必須なものではありません。
ただ、実際に飲んでみると、やはり”味”は違うので、
味が好きな人はペットボトルの水を飲み水や料理に、
それ以外の部分には水道水を、という感じで
上手く使い分けていくと良いでしょう。
もちろん、再三書いてきた通り
味の感じ方に関しては”人それぞれ”ですから、
ペットボトルの水よりも水道水の方が美味しく感じる!ということであれば、
それはそれで、全然構いませんし、
無理にペットボトルの水を買う必要はありません。
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