未婚率が上がることのメリットはあるの?逆の目線で見てみることも大事。

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未婚率の上昇は、
”悪いこと”として語られるようなことも多いですが、
何事もプラスとマイナスの側面から見ていく、
ということはとても大事なことです。

これは、未婚率でもそうで、
”未婚率の上昇”が、もたらすことは
決して”全てが悪いこと”ではなく、
中にはメリットとなるようなこともあるのです。

子供が少なくなる、だとか
将来の働き手が、だとか
社会システムの維持が、だとか
そういう部分があるのも事実ですが、
”悪いことだけではない”ということを
知っておくことも大事なことなので、
今回は”未婚率の上昇がもたらすメリット”について
見ていきましょう。

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未婚率が上がることには「良い面」もある

先程書いた通り「悪い面」があるのもまた事実ですが、
”何もかもが悪い”ということではなく
未婚率が上昇することには”良い面”というのも
しっかりと存在しています。

全部が全部、悪いことではない、ということですね。

未婚率の上昇=悪、みたいな
語り方や書き方をされることは非常に多いですが、
片方の面だけを見るのではなく、
両方の面をしっかりと見て、物事を考えていきましょう。

では、未婚率の上昇には
どんなメリットがあるのでしょうか。

独身に対する偏見がなくなった

まず、大きな利点の一つが
”独身”であっても”生涯独身”であっても
過去に比べて非常に生きやすい時代になりました。

例えば、生涯未婚率が本当に一桁台だったような
頃は、”ずっと独身”の人に対する偏見は
確実に今以上にあったと思いますし、
肩身の狭い思いをしたような人も多かったでしょう。

中には何も問題はないはずなのに
「変わり者」のレッテルを貼られたり、
会社の出世に影響するようなことも
場合によっては起きていました。

しかし、今では”当たり前のように”
生涯独身の人はそこら中にいますし、
もはや”少数派”と言うには多すぎるぐらいの人数の
独身者が世の中には存在しています。

そのため、未だに偏見を抱くような人も
残念ながらいるとは言え、かつてと比べれば
かなり良くなっており、
今後、未婚率がさらに上昇すれば、
独身者に対する偏見のようなものは
さらに無くなっていくことになります。

”独身の人は変わりもの”みたいなレッテル貼りは
これは、間違ったことであり、
元々、結婚する・しないは自由だったわけですから
こういう間違った風潮が無くなっていくこと自体は
良いことですし、
未婚率が上がることによって得られるメリットの
一つと言えるでしょう。

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独身でも生きやすい世の中になった

上記のような理由も含め、
未婚率が上昇することによって
”独身者にとっては生きやすい世の中”へと
変わっているのは事実です。

例えば”お一人様向け”のサービスなども
充実してきましたし、
今後、独身の人がさらに増えれば
当然企業というものは
”需要のあるサービス”を企画し、
”需要のある商品”を生みだすものですから、
今後も未婚率の上昇が見込まれている以上、
さらに独身者向けのサービスや商品は
充実していく可能性が高いです。

サービスの充実もそうですし、
技術の向上(家電系統など)もそうですし、
最初に書いた独身への偏見の薄れなどもそうですし、
生涯独身であっても、以前と比べて
”非常に生きやすい世の中”になったのは
大きな進歩であり、未婚率上昇の
メリットの一つと言えます。

ただ、一つ補足すると、
このまま未婚率の上昇が止まらず、過半数を超えて
さらに増えるようなことがあると
人間の社会では今度は「逆」のことが起きて、
既婚者の方が生きにくい世の中になる可能性は否定はできません。

望まない人は「選択」できるようになった

人間は、一人ひとり考え方が違います。
当然、結婚に関してもそうで、
「結婚を望まない」人や、「結婚は絶対にしたくない」人も
存在するわけです。

かつての”ほとんどの人が結婚している時代”というのは
そういった”望まない人”まで強引に結婚させていた
側面もあり、それはそれで「良くないこと」であるのも事実です。

結婚したくない人や、
結婚に向いていない人(例えば家庭で暴力を振るうなど)まで
強引に結婚させでもしなければ、あのような未婚率の低さには
なりません。

ですが、現在は未婚率が上昇したことにより、
ある意味では「正しい」流れになったとも言え
「結婚を望まない人」は結婚しない選択を堂々とすることが
できるようになりましたし、
「結婚に向いていない人」はそのまま恋愛市場や婚活市場から
淘汰されるようになりました。

これは、賛否はあると思いますが、
望まない人が、その道に進まない自由がある、というのは
良いことであり、
”今はそういう自由がある状態になった”ということを
未婚率の高さが示しているとも言えます。

望まない人まで結婚させる、ということが
無くなったのは、それはそれでメリットの一つと言えるでしょう。

問題が起きるリスクを減らすことができる

未婚率が低い時代では、
”結婚に適していないような”性格に問題のあるような
人間まで普通に結婚していました。

もちろん、今でもそのような人は
多数存在はしますが、
それでも、昔よりかは大分抑えられているのも
事実でしょう。

昔は”どんなにどうしようもない人間”でも
多くの人が結婚していましたが
今はそうではなくなりました。

当時は”明るみに出なかった”だけで
家庭内での問題はたくさんあったでしょうし、
そういったトラブルのリスクなどが
無くなった、という点では、
これも未婚率上昇のメリットの一つと言えます。

「結婚に向かない人」はどうしても
人間の中に一定数存在しますから
そういった人たちまでほとんど結婚してしまうような時代は、
リスクでしかありませんし、
未婚率が上昇したことにより、
そういった人が独身のままでいれば、
それはそれで、良いことであると言えますね。

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一部の業界にとってはメリットも

未婚率の上昇により、当然苦しくなった業界もある
一方で、
逆に婚活業界など、そういったものに関しては、
昔のほとんどの人が結婚していたような時代と比べると
”稼げる”時代になったと言えると思います。

さらに進んで”そもそも結婚したがる人がいない”みたいな
状況になってしまえば、婚活業界も商売が成り立たなくなりますが
少なくとも今はまだそういう時代ではありませんから、
婚活業界など、一部の業界にとってはメリットとなっています。

良い部分も、悪い部分もある

これまで書いてきたように、
未婚率が上昇している、という現状は
良い部分もたくさん存在しています。

特に、結婚を強制するような雰囲気が無くなったこと、
自由に選べるようになったこと、
結婚に向いていない、問題があるような人が(結婚からは)淘汰されるようになったこと、
独身でも生きやすくなったこと、などは
大きなメリットです。

しかしながら、少子高齢化の更なる進行など、
デメリット自体があるのも事実なので、
”未婚率の上昇は受け入れた上で”そういった部分に対する対策などは
必要になるかと思います。

他の記事で書きましたが現実問題
”未婚率の上昇”を止めることはできないでしょうし、
無理に止めてまた、昔のような強制的な空気に戻すのも問題ですから、
現実的に考えると”人口が減ることは想定した上で社会のしくみを変えて行く”
というのがベストな対処法になるのではないかと思います。

未婚率を下げることは、
ほぼ”無理”だと思いますし、
”不可能”なことにいつまでもしがみついていても、
意味がないですからね。

まとめ

未婚率の上昇にはデメリットだけではなく
メリットもある、ということを
ご紹介しました。

どうしても”悪いこと”のように言われることが
多いですが、
強制的な空気が消えた、など
良いこともたくさんあるので、
悪い方面ではなく、良い方面で物事を見ることも
大事なことなのです。

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