ポケモンレジェンズのシリーズ第2弾として発売される
「Pokémon LEGENDS Z-A」は、
ニンテンドースイッチとニンテンドースイッチ2向けに発売のタイトルで、
2024年に発表、2025年10月に発売されるタイトルです。
当初、こちらはSwitch1向けのタイトルとしてのみ発売予定でしたが
後にSwitch2版も発売されることになり、
ポケモン系のタイトルでは珍しく「縦マルチ」
(最新ハードと1個前のハードで同時発売)の形式での発売となりました。
では、このPokémon LEGENDS Z-Aは、
Switch版とSwitch2版、どちらが売れるのか、
そして売上はどうなるのかを予想していきたいと思います。
Switch1版の方が圧倒的に売れると予想
Pokémon LEGENDS Z-Aの発売は2025年10月で、
Switch2本体自体の発売は2025年6月です。
まだ、4か月後のタイミングでは
”Switch2を持っているユーザーの方が圧倒的に少ない”
状態であると予想されるため、
売上としてはSwitch1版の方が圧倒的な売上になる、と
予想されます。
加えて、普及台数以外にも色々な理由があるので、
その点について下記で詳しく解説していきます。
次世代機発売直後は、前世代機向けの方が売れる
以前は異なる場合もありましたが、
最近の家庭用ゲーム機は、
転売の状況が悪化したり、価格が高額化したことにより、
以前とは異なり”すぐにユーザーが移行するもの”ではなくなりました。
任天堂ハードもゲームキューブ⇒Wiiだったり、
WiiU⇒Switch1の移行はスムーズで、
この時には、任天堂が”縦マルチ”で発売したソフト
(ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス(Wii&ゲームキューブ)や、
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(Switch&WiiU))は、
次世代機版の方が売れていました。
ただ、現在はその時の時代とは異なっていて、
PS4⇒PS5もそうでしたが、
”次世代機が高額であること”
”次世代機が転売などによりなかなか手に入らないこと”などから、
スムーズにユーザーは移行しない時代となりました。
PS4⇒PS5でも、発売から数年(2020年~2022年ごろ)は、
PS5版とPS4版が同時発売されるソフトの場合、
大半がPS4版の方が売上が高い状況が続いていました。
Switch1とSwitch2も同じような状況になると考えられるため、
Switch2の発売から4カ月ちょっとで発売される
ポケモンZAはSwitch1版の方が圧倒的に売れることになると
思われます。
抽選販売で手に入らないユーザーもいる
抽選販売が早期解消された場合は、
また話が変わってきますが、
Switch2もPS5の時と同じように抽選販売が続き、
10月までにSwitch2を入手できないユーザーもいるでしょう。
そうなると、当然、Switch1版のほうを購入する人も出て来る
(※Switch2版もポケモンZAの場合はSwitch1でもプレイ可能
になっていますが(機能はSwitch1向けのものになる)、
それでもSwitch2をまだ持っていない人は1版を買う人の方が
多いでしょう)ので、
抽選販売の状況が”悪ければ悪いほど”Switch1版の売上が
高くなっていくと考えられます。
逆に抽選販売がもしもそれまでに解消していれば
ある程度Switch2版の売上も伸びますが、
それでも発売4カ月でSwitchを凌駕するほどの勢いを得るのは
難しいため、
どのみち、Switch版の方が売れることにはなると思います。
「Switchで十分」と考えるユーザーも多い
新作ソフトがSwitchでも出れば、Switch2ではなく
Switchで十分、と考えるユーザーも当然のことながら
それなりに存在しています。
ポケモンZAだけではなく、
今後もメトロイドやトモダチコレクション、リズム天国などの
人気タイトルはSwitch1でも発売されるため、
Switch2への移行に積極的ではない層も多いと考えられます。
(※Switch1の勢いも今現在もある状態である以上、
Switch2に無理に移行させようとする必要は戦略上もないと思いますので
これはこれで良いと思います)
また、Switchのユーザー層は、プレイステーションやXBOXのユーザー層と
比べると「グラフィックが綺麗な方がいい!」とか、
そういうこだわりを持つ人も、他機種に比べれば少ないと考えられますので、
より、Switch版の売上の方が好調な数字になる可能性は高いです。
”欲しい新作”さえ出るのでれば
Switch2はゲームにグラフィックやフレームレート、ロード時間などを
あまり求めない人からすると、
かなり高い買い物になってしまいますからね…。
Switch2版の方が高い
これも、地味に売上に影響する部分で、
ポケモンZAは”Switch2版の方が高い”です。
基本的な内容の部分は同じで、
Switch2版の変化はグラフィックやフレームレートの部分になるにも関わらず、
価格が約1000円ほど高いので、
地味に売上には響くと考えられます。
パッケージ版はSwitch版が7128円、Switch2版が8128円、
ダウンロード版はSwitch版が7100円、Switch2版が8100円、という状態です。
そうなってくると、Switch2を買ったユーザーでも
Switch1版を選ぶユーザーも出て来る可能性があり、
(Switch2でもSwitch1版は使用可能です。)
グラフィックなどに拘りが薄い人は
”え?少し綺麗になるだけで+1000円なの?”と、Switch版を
選ぶ可能性は十分にありますし、
子供や、子供にプレゼントで買ってあげる親・祖父母などは
値段の違いの意味がそもそもよく分からずに、1000円安いなら
こっちで、となることもあるでしょう。
これが、PS系のコアユーザー向けゲームなら
1000円程度の差で、大きく売り上げが変わることはあまりない
(綺麗な方が選ばれやすい)ですが、
Switchであること、ライト層も遊ぶゲームであることを考えると
”1000円の差”はそれなりに売上に影響が出ると思われます。
初週の売上の予想は…?
以上のような点を踏まえた上で、
初週の売上(国内・パッケージ版)を予想すると、
Switch1版とSwitch2版合算で、
150万本前後になると予想します。
前作は142.5万本(初週)だったため、
今回も同じぐらいのベースで売れると予想します。
第1作よりも第2作の方が若干売上が落ちるケースも多いですが
2機種合算になることや、Switchがさらに普及したことなどから、
その影響は出ずに同等ぐらいの売上になるという予想です。
売上比率としては、抽選販売が続いてはいるものの、
それなりに当選する人も増えてきている…という状況であった場合は、
Switch1版が110万本、Switch2版が40万本ぐらいの比率に
なるのではないかと思われます。
逆に、抽選販売の状況が悪いままだとSwitch1版の売上がもう少し伸び、
Switch2の抽選販売がその時点で既に終了しているぐらいになっていれば、
100万:50万ぐらいになるかもしれません。
まとめ
Pokémon LEGENDS Z-Aは
Switchのユーザー層、価格差、ポケモン自体にグラフィックの
クオリティを求めるユーザーはそう多くないと考えられること、
Switch2の発売からソフト発売までの期間などを考えると、
Switch1版の方が圧倒的に売れることになると考えられます。
当面の間は、Switch2版の方がかなり売上的には
厳しい状況が続くのではないでしょうか。
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