降水確率とは?勘違いしないように注意するべきポイント!

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「降水確率」という言葉は
天気予報で日常的に聞くと思います。

降水確率0パーセントの日もあれば、
60%だったり、90%だったり
するようなこともありますよね。

この降水確率を見て
「明日は雨が降りそう」だとか「明日は大丈夫そう」だとか
そういう判断をしている人も多いと思いますが、
中にはこの「降水確率」を勘違いしてしまっている人が
いるのも、また事実です。

「降水確率」で勘違いしそうな部分を解説していきますので、
参考にしてみて下さい!

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降水確率とは?どのように決まっているの?

降水確率とは何か。
単純に説明するならば「雨(もしくは雪)」が降る確率を
現している数字です。

具体的に言うと、
「一定時間内に1mm以上の雨(雪)が降る確率」と
なっていますね。
この条件に基づいて、区域ごとに降水確率が算出されます。

「降水確率が20%」の場合は、
同一の条件が100回あったとすれば
そのうち20回は一定時間内に1mm以上の雨が降る、
と、いうものになっています。

当然、このパーセントが高ければ高いほど、
雨は降りやすい、ということなので
降水確率が高い日に外出する場合は、
例え晴れていたとしても、雨に対する備えなどを
忘れないようにしましょう!

ただ、この”降水確率”については
意外と勘違いしやすい部分も多く存在するので
その点はしっかりと覚えておくことをおすすめします。

降水確率は変わることがある

当たり前のことですが、天気予報は
1度発表されたら、ずっとそのまま、と、いうものではありません。
天気予報は随時変わって行きますし、
これから降水確率であっても同じことです。

例えば来週の木曜日の降水確率を確認してみたときに、
降水確率が10%だったとしても、
その日が近づいてくるにつれて、色々な条件が変わり、
天気予報も変化、
”明日が木曜日”という段階になった際には
降水確率が60パーセントに跳ねあがっていた!などということも
実際にあります。

”天気予報は直前まで変わる”可能性は十分にありますし、
何なら、当日に変わる場合もありますので、
降水確率についても、急に変わる可能性がある、
ということは覚えておきましょう。

また、天気予報のサイトや、ニュース局、気象予報士によっても、
”同じ地域でも降水確率の予測が違う”場合もありますので
この点も頭に入れておく必要があります。
自分なりに「一番当たる」と思える天気予報や天気予報サイトを
利用していくのが、ベストです。

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地域によって降水確率は異なる

これも当たり前のことですが
”降水確率”は地域によって大きく異なります。

また、ニュースや天気予報サイトなどで
「お住まいの都道府県」だけの降水確率を見て
満足しているような場合も注意が必要です。

同じ都道府県であっても、
降水確率が大幅に異なるようなケースもあるので、
天気予報を確認する際には、
自分の住んでいる都道府県だけではなく、
さらに細かい部分まで確認したほうが、
より、確実であると思います。

時間帯によっても降水確率は異なる

テレビやネットの天気予報では、
最初に地域ごとのその日の天気と降水確率が
出てくると思いますが、
降水確率は、同じ日であっても
時間帯によって異なります。

例えば午前中は10パーセントでも、
午後になると30パーセント、みたいなことは
よくあることです。

テレビの場合では、時間帯ごとの降水確率などを
天気予報の中間以降ぐらいにやることが多いですし、
ネットでは地域を選択すると、その地域の
時間帯ごとの降水確率が表示されたりします。

特に不安定な日は午前と午後で、
まるで降水確率が異なる場合もあるので、注意です。

0パーセント=絶対に降らない、ではない

勘違いしてはいけないポイントの一つが、
降水確率0パーセントと表示されていても、
「絶対に雨が降らない」ということでは
ない、ということです。

降水確率0パーセントの日は少なく、
大抵の場合は10パーセントだとか、20パーセントぐらいの日が
多いのも事実ですが「0パーセント」と予報が出ている日も
あるにはあります。

確かに、降水確率0パーセントは、ほとんどの場合降りませんが
それでも「絶対に降らない」というわけではありません。

そもそも降水確率のパーセントは
一定の時間内に1mm以上の雨が降る可能性を示す数字ですので、
1mm未満の雨の場合は降水確率のパーセント自体には
含まれませんし、
降水確率は「0」「10」などの数字で示され、
四捨五入により割り出されているため、
「5パーセント未満」の場合は「0パーセント」として
表示されます。
(逆に言うと、5パーセント以上の場合は
10パーセントとして表示されることになります)

当然、天気予報は人間による予測ですから
外れることもありますし、
上のようなこともありますから、
「降水確率0パーセントだから絶対に雨が降らない」と、
いうことではありません。

大抵の場合は降りませんが、絶対に降らない、ということでは
ないのです。

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パーセントが高い=大雨とは限らない

降水確率が高いと雨量が多い…とは限りません。
降水確率はあくまでも1mm以上の雨が対象に
なりますので、「ずっとしとしとと弱い雨が降っている」
場合でも、雨が降る可能性が高いような日は
「降水確率100パーセント」になる可能性もありますし、
仮に降水確率が30パーセントぐらいでも、
雨量が、ものすごい量になるようなケースもあります。

降水確率というものは、あくまでも
”1mm以上の雨が降る可能性”を示しているため、
パーセントが高ければ高いほど、
強い雨、とは限りませんし、
パーセントが低くても、猛烈な雨が降る可能性も、
当然あるわけです。

100パーセントは絶対降るの?

天気予報に”絶対”はありません。

仮に降水確率が100パーセントであったとしても、
「絶対に雨が降る」とは限りません。

ほとんどの場合は降りますが、
それでも「絶対」はないのです。

実際のところ100パーセントの場合は
ほとんどの場合は降りますが、
先程書いたように、降水確率は四捨五入です。

例えば96パーセントであっても、100パーセントとして
表示されることになりますので、その点は
覚えておきましょう。

また、天候は人間が操っているわけでは
ありませんから、場合によっては予測が
外れることもあります。
100パーセントの場合は、雨が降らないことは
滅多にありませんが、
それでも人間が降らせているわけではない以上、
”絶対に降る”ということではありません。

この点は、しっかりと覚えておきましょう!

天気予報は必ず的中するわけではない

天気予報は、降水確率も含め
”必ず”的中するわけではありません。

”必ず的中しないといけない”なんて
言われてしまったら天気予報を
すること自体が出来なくなってしまいます。

降水確率にしても、天気にしても
これは同じことです。

そのため、あくまでも一つの参考として、
最終的には自分自身で傘を持っていくか、などなど
雨が降る予想で外出するのか、
雨が降らない予想で外出するのか、という点は
判断していく必要があります。

天気予報はあくまでも予報です。
降水確率に関しても同じことですので、
仮に天気予報が外れたりしても
腹を立てたりしないようにしましょう。

まとめ

降水確率はあくまでも目安です。

0パーセントなら絶対に降らない、
100パーセントなら絶対に降る、ではありませんし、
降水確率が高いからと言って大雨や雷雨とも限りません。

このあたりの点を把握しておくだけでも、
天気予報を見た時に、より正確に自分自身の中で
判断することができるようになると思います。

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