ツイッターのインプレ収益は廃止するべき?このままだとSNSとして崩壊も。

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ツイッターでは、2023年から
”インプレッション数に応じた収益化”の
システムが導入されています。

しかしながら、これの導入後、
”インプレッション数目当て”で、
中身のないリプなどを大量に送ったり、
人のリプをコピーして勝手に貼り付けをするような行為で
ツイッター上が溢れかえってしまっている状態で、
様々な問題を引き起こしています。

その発端となったのが
”認証済みアカウント”を対象としたインプレッション収益です。

では、このインプレッション収益は廃止するべきかどうか、
このまま放置するとどうなってしまうのか、
この点を解説していきます。

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廃止するか、大幅な改善が必要

インプレッション収益のシステムは
”今のまま”続けてしまえば
いずれツイッターは崩壊しかねません。

現状でも既にリプ欄は機能していないほどに
環境は悪化しており、
信頼の証であるはずの認証済みマークは、
逆に”怪しいアカウントですよマーク”に
なってしまっているぐらいに信頼を落としてしまっている状態です。

このままの状況を放置し続ければ
さらにツイッターは混沌とした環境になっていくでしょう。

そのため、インプレッション収益のシステムに関しては
廃止するか、大幅な改善が必要で、
少なくともこのまま放置することは
運営会社の”SNS運営能力”を疑われるぐらいの
大きな問題です。

できるだけ早いタイミングで廃止するか、改善するかの
決断をするのが望ましいでしょう。

では、もしもこの状況を放置し続けると、
どのようなことになっていくのか、この点を
解説していきたいと思います。

中身のないリプだらけの状況はさらに悪化する恐れ

インプレッション収益開始後、
ツイッターでは、注目度の高いツイートを中心に、
スパムのような中身のないリプが大量に爆増しており、
主にインプレッション収益狙いの認証済みアカウントによる
リプが大半を占めています。

この状況を放置することによって、
さらにこの状況が悪化する恐れがあり、
既にリプ欄はまともに機能していない状況ですが、
より悪化の一途を辿ることになる可能性は高いです。

SNSでリプ欄がまともに機能していない、ということは
非常に致命的であり、
中身のないリプで埋め尽くされてしまっている状況を、
運営側自らが作り出してしまった、ということは
非常に、致命的なミスとも言える状況です。

ただ、この点に関しては”インプレッション収益は
リプライは対象外にする”などで対応することは
できると思いますから、
早急にその部分だけでも対応を行うべきところです。

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認証済みマークの信頼に関わる

インプレッション数に応じた収益化は、
認証済みアカウントが対象となっているため、
中身のないリプなどを大量に送っているアカウントは
”認証済みマークつき”のアカウント(つまり課金している)が
大半となっています。

そのせいで、”認証済みマークつきのアカウント”が、
逆に怪しいアカウント(インプレッション稼ぎのアカウント)に
見られてしまうような状況になっており、
一部では、”ちゃんとしたアカウント”なのに
認証マークがついているせいで、ブロックされた…みたいな事例も
実際に起きてしまっています。

本来、信頼の証であったはずの認証マークが
逆に”怪しいアカウントであることを証明するマーク”に
なってしまっていて、その信頼性は大きく失われている状態です。

既に、”認証マーク”は信頼の証どころか、逆に
認証マークがついていないアカウントの方が信頼されるような
状態になってしまっているため、
早急に改善しなければ、ツイッターというサービス自体の
今後の根幹にも関わって来る部分です。

普通にツイッターを利用するために課金したアカウントが
何もしてないのに信頼を損なう…なんて状態になってしまっていれば、
当然のことながら、今後、一般のアカウントの課金は減っていくでしょうし、
まともに認証マークをつけているアカウントからしてみれば
迷惑でしかない状況になってしまっていて、
このまま放置し続ければいずれ、
認証マークは”スパムマーク”になってしまいます。

情報収集ツールとしての機能の低下

ツイッターは、情報収集のツールとしても
利用されています。
日常的なことや、災害などの情報、趣味の情報など、
色々な情報をツイッターから得ているユーザーも
たくさん存在しているのです。

しかしながら、インプレ稼ぎのアカウントによる
迷惑行為が横行していると、
情報収集のツールとしても利用できなくなり、
偽情報などが拡散するリスクも高まっています。

また、ツイートが話題になったりすると、
それをそっくりそのままコピーして貼り付けするような
悪質なアカウントの存在も多数確認できており、
今まで以上に”偽情報の拡散”のリスクが高まっている状態です。

元々情報収集のツールではない、と言われればそれまでですが、
これまでは、しっかりと情報源などを見極めれば
情報収集ツールとして利用することもできていましたが、
その利用もできなくなることで、よりユーザーの選択肢は
狭まっている状態である、ということは否めません。

サービス自体への信頼度の低下

インプレ稼ぎを運営が放置し続ければ
”サービス自体への信頼度の低下”がどんどん広がっていきます。

既にユーザー間の間ではとっくに信頼していない、という人も
いるとは思いますが
今でも、世間全体的に見ればまだ、それなりに知名度・信頼度なども
あるサービスです。
(そうでなければ大手企業が広告を出したり、
 アカウントを作ったりはしませんからね)

しかし、この状況を放置し続けるようなことがあれば、
いずれも企業も公式アカウントを閉鎖したり、
ツイッターでの告知をやめたり、
ツイッターに広告を出すことをやめたり、
そういったことが実際に起き、広がっていく可能性は
十分に考えられます。

このままインプレ稼ぎが増え続ければ、
どんどん無法地帯に近付いていき、
そのような状態になってしまったSNSでは、
企業もアカウントを作ったり、広告を出したりすることは
なかなか難しくなるでしょう。

そうなれば、ツイッターの”終わり”です。
企業に見放されれば、収益を得ることも難しくなりますし、
企業が他のSNSに移れば、当然のことながら
SNSとして衰退していくことになります。

最終的に行きつくのは、”サービスの運営が成り立たなくなり”、
サービス終了、という道になりますから、
インプレ収益化をそのまま放置することは、
自らの首を絞めることにもなってしまいます。

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廃止か改善か。素早く対応を

インプレッション数による収益化による
悪影響を放置して、2024年1月時点で
既に何か月も経過していますが、
ほとんど対応をしていないことは、
”非常に大きな問題”です。

このままでは”現運営にSNSの運営能力なし”と判断されて、
企業が撤収しても何も不思議ではありません。

早急にインプレッション収益自体を廃止するか、
あるいはリプ欄や引用リツイートなどによる
収益の発生を0にするなどして、
対策・改善をするなどの対応が求められます。

これをしない…となってしまうと、
行きつく先はインプレ稼ぎだらけの
まともに機能していないSNS…ということになってしまいます。

まとめ

インプレッション数による収益化は、
事前に告知をした上で、残りの収益を全て支払い、
廃止するのが妥当かと思います。

目先の利益は上がっても、
このままではツイッターの信頼性は大きく損なわれて
企業の撤退も大幅に増えることになるでしょうから、
そうなる前に、手を打つべきです。

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