出演者が不祥事を起こした映画はどうなる?公開?それとも延期?

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”出演者が何らかの不祥事を起こしてしまった映画”は
どうなってしまうのか。

自分自身が楽しみにしている映画で
そういうことが起きてしまうと、
心配になりますよね。

しかし、映画の出演者は基本的に”人間”(時々犬などもいますが)
なので、残念ながら何らかの不祥事や事件を
起こしてしまう人も実際にいるものです。

過去にも色々な映画でそういうことが起きているのも
事実ですね。

では、出演者が不祥事を起こしてしまった映画は
どのようになるのでしょうか。
この点について、解説していきます。

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公開すること自体は「可能」ではある

まず、映画の出演者が不祥事を起こした場合でも、
基本的に
”出演者が不祥事を起こした映画は公開してはならない”などという
法律は存在していませんので、
公開すること自体は、何のルール違反でもありませんし、
公開してしまうことも当然可能です。

ただ、世間の反応だとか、そういったものを
色々判断したり、
あるいは、撮影がまだ途中の場合、
当然、その出演者が事件沙汰に発展した場合は
そもそも撮影が出来なくなりますから
公開に向けて大きな判断をしなければならないような
場合も出てきます。

公開すること自体は、法律上は問題ありませんが
出演者が何か問題を起こしてしまうと
色々な”壁”が出来てしまう、ということは
残念ながら事実なのです。

ここから先ではどのような対応が行われる可能性があるのか、
この点を見ていきましょう。

そのまま普通に公開される

映画自体が既に完成している場合、
出演者が不祥事を起こしても、そのまま普通に
公開される可能性は十分にあります。

先程も書いた通り、出演者が不祥事を起こした作品についても
公開や上映をしてはいけない、という法律は
存在していないため、そのまま上映しても何も悪いことは
ありませんし、”作品は作品”として切り分けることも
当然一つの選択肢になります。

また、純粋に映画として楽しみにしている人もいるわけですから、
そのまま公開が行われる可能性も十分に残されています。

自分の楽しみにしていた映画が公開前にそういうことに
なってしまうと、かなり不安だと思いますが
過去にも、出演者が公開前に問題を起こしたものの
普通にそのまま公開された例はそれなりにあるので
その点は安心してください。

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公開中止になる可能性も

そのまま公開される可能性もある一方で、
逆に”公開中止”になってしまう可能性も、
残念ながら存在するのは事実です。

例えば、映画自体の撮影がまだあまり進んでいない状態で、
主演クラスの俳優さんなどが不祥事を起こしてしまったりすれば、
中止になる可能性もありますし、
ほぼ完成しているような段階でも、
社会的に”かなり影響の大きい事件”などを出演者が起こした場合で
かつ、その出演者が主演クラスだったりする場合、
修正や撮影をし直す、ということも難しく
公開を断念せざるを得ないような状況に追い込まれてしまう可能性もあります。
(例えば脇役の出演者なら取り直したり、シーンを削除したりすれば…で
済む場合もありますが、メイン級となるとなかなか難しいですからね)

公開延期になる可能性

公開中止とまではいかなくても、
公開日が延期となる可能性も考えられます。

延期にする理由としては
単に”しばらくの間様子見”という可能性もあれば
”シーンの削除・調整”などを行う必要が生じたために
その時間が必要になって…という可能性も考えられます。

何も変えずに結局そのまま公開するのであれば
個人的には延期は無意味であると思いますが、
(公開中止なら分からなくもないですが)
調整など、色々と必要な作業が生じる可能性もあるために
そう言った場合は、見るつもりである映画の場合は
残念ですが公開延期もやむを得ない、という状況に
なってしまうことはあるかと思います。

どのぐらい延期されるのかは、その時にもよりますが
場合によっては”中止にはならないけど公開日未定”など、
かなり先になる可能性もあり得ることです。

登場シーンなどを削除して上映する

不祥事を起こした出演者がメイン級ではなく
出番の少ないような役だったりする場合は
”登場シーン自体を削除”したり、
画面に少し映る程度の出番であれば、
そのシーンを少し編集したりして、
調整する可能性もあります。

登場シーン自体を削除してしまえば、
その人のファンにとっては残念なことだとは思いますが
映画を見たい!という人は、ほとんど影響のない状態で
その作品を楽しめますし、
「この人が出ているなんて許せない!」という人も
シーンが削除されていれば、それ以上文句を言うことはないと思いますし、
ほとんどの部分が丸く収まります。

そのため、問題を起こした出演者がメイン級でない場合は
そのような対応が行われる場合があります。

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キャスティングを変更して撮影する

出演者が何らかの不祥事を起こした段階で、
まだ映画の撮影自体が序盤だったり、
撮影は始まっていなかったりする場合に関しては
”キャスティングを変更して撮影する”という
対応が行われる場合もあります。

実際にテレビドラマなどでも、
放送開始前に出演者が問題を起こし、
キャスティングが変更されている例などは
時々あることです。

この場合、まだ撮影自体が始まっていなければ
撮影開始前に新たなキャスト(それも大変ではありますが)を
探すことになり、撮影のし直しなどは必要ありませんが
撮影自体が既に進んでしまっていた場合は、
キャスティングを変更した登場人物が出演している場面については
”撮影のし直し”などが必要になってくるので、
他の出演者にも負担がかかりますし、撮影する側としては
大きな損害を受けることになります。

すでに上映済みの場合は…

出演者が不祥事を起こしてしまった際に、
その作品が既に上映済みの場合は
また異なる対応が取られることになります。

考えられる対応としては下記の通りです。

上映中である場合…
残りの上映が中止になったり、
一時停止になったり、回数が少なくなったり…などの
対応が取られる可能性があります。
また、そういった対応を恐れて、一時的に見に行く人が
増えたり、実際に上映回数が少なくなるなどした場合は、
見に来る人が大幅に増えて混雑してしまう可能性も
考えられます

上映が終了している作品の場合…
既に映画館などでの上映が終了している作品の場合、
直接的な影響はない…と思うかもしれませんが、
「配信サービスなどでの配信」が停止になってしまったりする
可能性が考えられます。
(ネットフリックスとか、Huluとか、ユーネクストとか…)
そうなってしまうと、見たいときに見れなくなるので、
決して”上映が終了しているから大丈夫”と、いうことではないのです。
また、レンタルブルーレイなどが取り扱い終了になったり、
テレビでの再放送が行われにくくなったり、
問題を起こした出演者が主演クラスだった場合、
続編などの企画が消滅する可能性があったり、
色々な問題が起きてきます。

このように、既に公開されている映画の出演者であっても
何らかの不祥事を起こす、ということは
色々なところに影響を与える可能性があるのです。

まとめ

映画の出演者が不祥事を起こしてしまった場合、
そのまま公開される可能性もありますが、
最悪の場合は中止になる可能性も否定はできません。

問題を起こした出演者の方が
作中でメインに近い登場人物であればあるほど、
その影響は非常に甚大なものになります。

ただ、人間を使っている以上はそういうリスクは
つきものでもあるので、難しいところですね。

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