生涯独身でも親孝行をすることはできるの?その方法を解説!

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”生涯独身”の道を選ぶ人は
現代では増えつつあります。

別にこれ自体は珍しいことでもありませんし、
今では、結構な割合の人が”生涯独身”で
あるのも事実です。

しかし、中には
”生涯独身だと親不孝”だとか
”生涯独身だと親孝行できない”みたいなことを
言い出す人もいます。

本当に、そうなのでしょうか?

答えはNoであり、
生涯独身であっても親孝行をすることはできますし、
親不孝者でもありません。
この点は、しっかりと覚えておきたいところですね。

生涯独身の場合、どのような親孝行ができるのか
どうか、その点について解説していきます。

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生涯独身でも親孝行は可能

生涯独身でも親孝行は可能であり、
探せばいくらでも方法はあります。

むしろ、結婚することが親孝行だと思っている方が
危険な考え方で、
結婚しても、親不幸な行為をしてしまう人は
たくさん世の中にいますし、
結婚したからいい、とかそういうことではなく
”結婚はあくまでも一つの要素”でしかありません。

親孝行には”色々な形”があります。
”結婚しない”場合は、結婚することによる親孝行や、
孫の顔を見せる親孝行はすることはできませんが、
他にもいくらでも親孝行の方法など、あるのです。

そのため、結婚しない=親不孝、ということではありませんし、
単に「一つの要素がなくなった」だけのことですから、
他の方法で親孝行すれば良いだけなのです。

生涯独身の人でもできる親孝行をご紹介していきますので、
自分にできる範囲で親が喜んでくれそうなことを
していくと、良いと思います。

幸せそうに生きているだけでも親孝行

親からすれば、子供が幸せそうに
生きてくれているだけでも安心できるものです。
子供が辛そうにしていたり、苦しそうにしていたり、
そういった状態よりも、
例え生涯独身であっても、毎日楽しそうにしていたり、
そこまでではないけれど、穏やかに過ごしていたり…
そういった状態であってくれた方が
親の立場としては安心できますし、
それだけでも「親孝行」の一つと言えます。

親よりも先に命を落としてしまったり、
自ら命を捨ててしまったり、
何かに悩んでいたり、そういうことがあると
当然親は悲しみますから
まずは「親にそんな思いをさせない」と、いうことですね。

”普通に幸せそうに生きる”ということも、
この世の中では、そう簡単なことではありませんから、
そういう状態でいてくれる、というだけでも
親からすれば安心であり、嬉しいことです。

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「世話」で親孝行する

人間は、誰もが老いるものです。
通常、順番で考えれば、親が先に歳を取り、
老いていきます。
最終的には、介護が必要になる場合などもあるでしょう。

そんな場合に投げ出したりせずに、
しっかりと世話をしてあげる、支えてあげる、ということも
当然一つの親孝行です。

自分が子供の頃、世話をしてもらった恩を
今度は自分が世話をする側となって返す、ということですね。

ただ、介護は親の状況、自分の状況によっては
想像以上に苦しい場合もあり、
介護によって肉体的に、精神的に追い詰められてしまうような人も
いることも事実ですから、
そのあたりは上手く状況を見極めながら、
親を支えていく、という感じですね。

介護で自分が壊れてしまっては、当然親も悲しむでしょう。
仮に、もう親が以前のようにまともに話すことができないような
状態であったとしても、やはり、どこかで悲しいとは思いますし、
逆に親を苦しめる結果になってしまいます。

ですので”自分のことも考えつつ”生活を支えていく、
ということが親孝行の一つの形になるのです。

「仕事」で親孝行する

仕事面で親孝行することもできます。

例えば仕事で何らかの実績を挙げて
表彰されたりだとか、
出世して上の立場に行くことも、親孝行になると思いますし、
自分で起業するなどして、
もしもそれが成功すれば、
それもまた親孝行になります。

自分の子供が、仕事で活躍しているのを見る、というのは
悪い気になる親は少ないでしょう。

ただ、注意点としては
・仕事ばかりになってしまって、他のことが見えなくなる
・出世していくにつれて、おかしくなっていく
・無理して起業して失敗する
・働きすぎて身体や精神を壊す
の、ようなことがあると、
逆に「親不孝」な結果になってしまいますから
そういった部分を「見誤らないように」することは
大切なことです。

人間、出世すると人格が変わってしまうような人もいますし、
仕事ばかりになって、結果的にプライベートを見失ったり、
身体を壊したりするような人もいます。

”そうならないようにしつつ”
仕事で結果を出していく、ということが前提なので、
この部分は、自分自身でしっかりと判断していきましょう。

「お金」で親孝行する

”金”と聞くと、イヤなイメージを持つ人も
いるかもしれませんが、
世の中”金”です。

お金をたくさん稼いで、
親を楽させてあげる、というのも
当然親孝行の一つになります。

もちろん、ちゃんと働いてお金を稼ぐことが
前提ですが(悪いことをすれば逆に親不孝者です)、
仕事や、起業などでお金をしっかりと稼ぎ、
それで親を支援してあげたり、
家を買ったり、リフォームしてあげたり、
良い家電を買ってあげたり…こういうことは、
生涯独身でも全然可能な”親孝行”の一つです。

金銭面での支援は、
何だかんだで非常に助かることですし、
大きな親孝行になりますので、
生涯独身でも親孝行したい!という場合の
選択肢の一つになります。

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「功績」で親孝行する

お金を稼げなくても、
出世できなくても、
世の中、仕事が全てではありません。

上でも書いたように、介護など、寄り添ってあげることでも
十分に親孝行できると思いますし、
自分の「趣味」などで功績を残すことでも
親孝行はできると思います。

例えば、自分の趣味が「絵」なら
仕事にはできなくても、何らかのコンテストか何かで
表彰されたり、自分の趣味が「スポーツ」なら、
スポーツの大会などで優勝したり…
そういった何らかの「功績」を自分の子供が残している、
ということも親からすれば嬉しいことです。

もっと広い範囲に目を向けるのであれば、
例えば”人助けをした”などでも良いですし、
色々と”世の中に功績”を残すチャンスはあるわけです。

そういった部分での親孝行も考えてみると良いかもしれませんね。

どうしても親が結婚や孫を望む場合は?

親によっては「結婚しなさい」みたいな親も
今でもまだいるのは事実ですし、
「孫が見たい!」という親がいるのも事実です。

その場合に関しては時間をかけて理解してもらうしかありません。

ただし、↑のような親に対しても
”生涯独身”で親孝行することは可能です。

言葉ですぐには分かり合えないとは思いますが
ここまで紹介してきたような形の親孝行を
時間をかけて、親に何を言われようともやっていくことで、
いずれ、親も「結婚や孫だけが親孝行ではない」ということは
理解してくれると思いますし、
あなたの気持ちも、いずれは親に伝わるでしょう。

最近では時代の流れと共に
「絶対に結婚してほしい!」というような親は
減りつつはありますが、自分の親がそうであった場合は
他の方法で親孝行をしつつ、
いつの日か、親の側も分かってくれることを待ちましょう。

あなたの「結婚以外での親孝行」は、
必ず、いつか親に伝わるはずです。

まとめ

生涯独身だから親孝行ができない、
というのは短絡的すぎる考えです。

生涯未婚率がほんの数パーセントしかなかった昔ならともかく、
今は男性の場合は25%を超える勢いです。
(男女問わず上がり続けてますが、高い例として…)

そのため、生涯独身は決して珍しい存在ではなく、
親孝行の形など、いくらでもあるのです。

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