一般書留とは?出し方・他の郵便とは何が違うのか・料金を解説!

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「一般書留(いっぱんかきとめ)」とは
郵便局で郵便物を送る際に利用することができる
郵送方法です。

似たような郵送方法に「簡易書留(かんいかきとめ)」というものも
存在していますが、
正直なところ、
普段、郵便物などをあまり送らない人からすれば
よく分からない部分もあるのではないでしょうか。

こちらでは、そんな一般書留について
詳しく解説していきます。

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一般書留とは?メリットは?

一般書留で郵便物を送ると、
下記のようなメリットが存在しています。

・郵便物が今、どこにあるか追跡できる
・郵便事故等の際の補償が存在する
・相手に手渡しされるので、確実に届く

というものですね。
簡易書留も基本的には↑と同じメリットは
あるのですが、細かな部分が違いますので
その点についても、一緒にご説明していきます。

一般書留の出し方

一般書留で書類やその他郵便物を
送る際には
郵便局やゆうゆう窓口に足を運ぶ必要が
あります。

普通の郵便物のように
郵便ポストに投函したり、コンビニなどの
ポストに投函したりして
送ることはできません。
(ポストに入れれば普通の郵便物扱いになってしまいます)

そのため、一般書留(簡易書留も同じです)で
郵便物を送る際には
郵便局に足を運ぶ必要があります。

郵便局の窓口で
一般書留で荷物を送りたい、と伝えることで、
一般書留を利用できます。
(窓口で相手の名前や自分の住所などを記入しますが
これは、数分で終わる簡単な記入事項なので
心配しなくて大丈夫です)

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一般書留の料金はいくら?

一般書留を利用する際には、
通常の郵送料の他に、
料金がかかります。

料金は基本料金+435円となっており、
損害補償額(詳細は後述します)を
+21円で5万円ずつ引き上げることができます
(※最大で500万円まで)

損害補償額云々を気にしないのであれば
基本料金+435円で一般書留を利用することができます。
(簡易書留の場合は+320円なので少し安いです)

追跡機能で到着まで追跡

一般書留で郵便物を送ると
発送から到着まで、細かく状況を確認することが
可能になります。
一般書留で郵便物を出した際に
問い合わせ番号が記載された紙を貰うことができるので
その番号で確認するカタチになりますね。

一般書留の場合「どこを通過したか」など
細かい部分まで見ることができるので、
簡易書留と比べても、より詳しく
追跡できるものになっています。
(簡易書留の場合は引き受け・配達完了のみの追跡)

状況を細かく確認したい場合には
一般書留を利用しましょう!

配達は手渡しで行われる

一般書留の場合は、
配達は手渡しで行われます。
通常の郵便物はポストに投函するだけですが
一般書留・簡易書留は、手渡しとなっているので
届けたい相手に、直接送ったものが手渡しで
配達されます。

ポスト投函の場合、紛失などのリスクは
やはり、高まりますから
”確実に相手に手渡した”と分かる
一般書留・簡易書留は重要な書類を送る際などには
特に重宝してくれる存在です。

なお、一般の郵便物とは違い
日曜日や祝日の配達もあるほか、
留守の場合は、郵便局に郵便物が保管されるため、
この点も安心です。

「配達・手渡し」の部分については
簡易書留と違いは特にありません。

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損害補償が存在する

一般書留には、
万が一の郵便事故の際に
実損額で補償をしてもらうことができます。
通常は、損害補償額は10万円まで、となっていますが、
一般書留の場合は、
郵便物を差し出しする際に申し出ることで
この限度額を21円で+5万円(最大500万円まで)することが
できます。

つまり、損害補償額の上限を20万円にしたい場合は、
初期の補償額10万円のほかに、さらに10万円足したいわけですから
21円+5万円できる=42円支払えば、+10万円して
補償額を20万円にすることができる、ということです。

簡易書留の場合は
無条件で5万円までとなっているので、
この金額に関しては一般書留の方が
より幅広い補償に対応しています。

簡易書留との違いはどの部分?

簡易書留の違いを簡単にまとめておくと、

・料金(一般は435円、簡易は320円)
・追跡機能(簡易書留の場合は引き受けと到着のみ)
・補償(一般は初期10万・上限500万、簡易は上限5万)

という部分になっています。
基本的な部分は追跡+補償+手渡しで
同じになるのですが
一般書留の場合は、より優れたオプションが
ついている、ということになります。

一般と簡易書留どっちを使うべき?

大事な書類を送る、程度であれば
簡易書留で十分だと思います。
確定申告書類や出願書類なども、
簡易書留で十分でしょう。

変わるのは補償額などの部分になりますから、
大事な書類を一般書留で送ったところで
あまり意味がないのです。
(せいぜい、追跡がより詳細に出来るぐらいですが
簡易書留も手渡し+到着は表示されますので
これもあまり意味がありません)

そのため、高額な郵便物を送る場合などを
除き、書留は「簡易書留」の方で十分です。

まとめ

重要書類などを送る際には簡易書留、
高額なモノを送る際には一般書留…
と、いうことで良いと思います。

もちろん、追跡なども不要な(懸賞はがきなど)ものは
郵便ポストにそのまま入れれば良いだけです。

他に特定記録郵便(+160円)も存在していて
こちらも追跡が可能ですが
こちらは場合によっては手渡しになる、
郵便事故の際の補償はない、などの
違いも存在しています。

重要な郵便物を送る際には
一般書留・簡易書留にしておくのが、無難でしょう。

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