7pay(セブンペイ)は何故失敗に終わったのか。

スタートしたばかりの
「7pay(セブンペイ)」の終了が
発表になりました。

発表によれば9月末に
セブンペイのサービスは終了し、
完全終了となるようです。

これには、サービス開始早々に発生した
不正利用による信用の失墜、
そして、サービスの穴が露呈したこと、
信用回復やシステム上の改修が
困難であることなど、
色々な理由があるようです。

では、セブンペイは何故終了に
なってしまったのか。
その原因を元黒企業の社員として
考えて行きたいと思います。

直接の原因は

セブンペイが終了となった最大の原因は
言うまでもなく「不正利用」が発生したことですね。
当然、不正利用をする側も悪いですが、
大々的にサービスを展開しようとしている企業が
その対策が満足に出来ないまま
見切り発車してしまったことが最大の問題と言えるでしょう。

直接的な原因は「不正利用が発生し、
サービスへの信用失墜、継続が出来なくなった」
ということになるかと思いますが
その”不正利用”が発生してしまうような状況を
作ってしまったこと、これこそが最大の原因で
あるかと思います。

他にもPay系統のサービスはあり、
問題がありながらもなんとか存続しているものや
順調に存続しているものもあります。

そこに入ることができなかった。
大きな大きな問題が起きてしまった。

つまりは、セブンペイに、
他のペイにはない大きな問題があったということです。

認識の甘さ

まず、失敗した理由は”認識の甘さ”にあるでしょう。
Payのようなサービスを運用するということは
利用者からお金を預かる、という意味でもあるということです。

現金であれば、現金を管理するのは
その持ち主自身になります(銀行に預けてる場合は別ですが)

ですが、Payなどのキャッシュレスのものに関しては”データ”
つまり、自分の手元にお金があるのも事実ですが、
管理しているのは”データとしてお金を預かっている側”ということになります。

この場合、セブンペイがお金を預かっていて、
そのセブンペイが預かっているお金の入っている箱に
鍵をかけずにそのまま放置していた、みたいな
例えになるでしょうか。
ですから、悪い人がそれに目をつければ
鍵がかかっていないも同然の箱から
人のお金(セブンペイにチャージしたお金)を取り出し、
不正利用することができてしまった、とそういうことになるわけですね。

こういった”人のお金を預かっている”という
認識が上層部含め、薄く、甘く見ていたのでしょう。

現に、セブンペイのトップは
”二段階認証”という言葉すら知らないような
状態でしたから、これは会社全体として
セキュリティ対策への意識が低かった、
ということは否定できない事実であるかと思います。

見切り発車も原因の一つ

充分に検証できないまま、
サービスをスタートしてしまったのも原因の一つでしょう。

これはあくまでも憶測ですが
”上層部が急がせた”と思われます。
私のブラック企業もそうでしたが
上は、現場のことなどまったく考えずに
やれ!やれ!ばかり言います。
何も理解せずに、です。
セブンペイの一連の流れでもこれがあったのではないでしょうか。

流石に、二段階認証を、開発に関わった全員が
知らないとは思えません。
意見もあったのではないかと思います。

が、それでも急かした結果こうなった、
と、そういう流れもあったのではないかと思います。

セブンペイのサービスが十分に安全性を
確保できていなかったのは、少し利用すれば
すぐに分かるかと思います。
そういう状況を開発した人間たち全員が知らなかった、
気付かなかったことは”あり得ない”ことです。
トップは二段階認証を知りませんでしたが
現場の人間は知っていたはずです。

このことから、”何も知らない上層部の人間”の誰かが
急かし、納期を優先し、見切り発車をしてしまったという
側面は確実にどこかにあるのではないかと思います。

こういった”お金を預かる”に等しいサービスは
慎重に慎重を重ねて、ようやくゴーサインを出すべきものだと
いうことを忘れてはなりません
それは、大企業であっても同じことです。
”認識の甘さ”から出る”見切り発車”
これが最大の要因でしょう。

今後は参入しない方がいい

一度大々的に失敗してしまったわけですから
今後は、相当慎重になるべきですし
しばらくはセブンペイに変わるサービスは
出さない方が良いでしょう。

仮に名前を変えても信頼度は落ちたままです。
ひとまずは現行のサービスに集中し、
Payのことは当分諦めるのが上策であるかと思います。

上層部が考え方を変え、
上層部や管理職を含めたすべての人間が
「人からお金を預かる」ということの
重要さをしっかりと噛みしめた上で
ある程度の時間が経過したとき、
ようやく再スタートをしてもよいかな?という
レベルに到達できるものと思います。

が、一度失った信用を取り戻すのは
とても難しいですし、次はもうないですから
安易にまたスタートを切るような真似だけは
控えた方が良いかと思います。

まとめ

結局のところ原因としては
上層部の認識の甘さ、セキュリティ意識の薄さが
最大の元気用であると思います。

”人からお金を預かる”
ということに対する慎重さが
足りなかったと言うことでしょう。

技術者は、上からの納期や指示で
動かざるを得ませんし、
仮に技術者に知識がなかったのだとしても
それは人選ミスですから
やはり、上層部に一番の責任はあるということになります。

できないのであれば、安易に手を出すべきではないのです。
大企業であっても驕り高ぶることは、許されません。

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