「想定外」の乱用はダメ!最悪の事態も考えながら行動すべき

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「想定外」と言う言葉を
やたらと乱用したがる人も
世の中にはいます。

確かに、本当に想定外のことも
世の中にはたくさんあるのは事実です。
が、なんでもかんでも「想定外」にするのは
言い訳にもなりませんし、
そのようなことは社会人としても
通用しません。

何かに憑りつかれたかのように
想定外を乱用している人は、
しっかりと、少し先のことまで
予測して行動していくようにしましょう。

本当にやむをない想定外なら
仕方がないですが
想像できたはず、予測できたはずのことまで
想定外で片づけようとしていれば、
当然、その人は信用を失っていくわけです。

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想定外を都合の良い言葉にしてはいけない

想定外という言葉を
乱用するようなことがあれば
その人は、信用を落とします。
これは、会社組織などであっても同じことです。

本当に「ええ!?」と思ってしまうような
出来事があった場合は
想定外でも仕方がないですが
(極端な話をすれば、突然隕石が降ってきたとか
宇宙人がやってきたとか)
普通に想像できたはずのことを
想定外だった、なんて言っているようでは
「想像力が足りなすぎるんじゃないの?」と
言われてしまっても仕方がありません。

想定外は便利な言葉ですが、
「自分にとって都合の良い言葉」に
してしまってはいけません。
上にも書いた通り、信頼を落とす原因になります。

もしも自分に思い当たる部分が
あるのであれば「想定外」という言葉に
甘えてしまわないためにも、
下記のようなポイントを理解しておきましょう。

想定できることをしないのは問題

何でも「想定外」と言う言葉を
使うのはNGです。
先ほどから書いている通り、
本当に想定できないような出来事が
発生した際に「想定外」という言葉は
使うのです。

普通に予測していれば、
想定できたはずのことを
それをせずに、本当に起きてしまって
「想定外でした…」なんて言っても
”先のことをちゃんと考えていなかったのか?”と
なってしまうのは当たり前のことです。

”本当の想定外”と
”想定しようとすればできたはずなのにしなかった”
では全く意味が変わってきます。

何か物事を進める際には
想定できるあらゆるケースをちゃんと計算に入れて
対応していく必要がある、ということです

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最悪のケースも含めて想定する

物事を考えるときは
”最悪のケース”も含めて
想定をしなければいけません。
物事を楽観視して、
起きる可能性のある悪いことから目を
背けることは簡単ですし、
確かにそのほうが気持ちも楽には
なるでしょう。

しかしながら、現実は冷たいもので
”最悪のケース”のほうが起きる可能性も
十分にあります。
そのため、楽観視したり
自分に都合の良いことしか想定せずに
物事を進める、ということは
非常に危険な行為であり、
想定不足ということです。

最悪のケースが発生した場合のことを
考えて最初から行動をしているのと、
何にも考えずに行動しているのでは、
同じ”最悪のケース”が起こってしまった
場合でもその後のことは
全然違ってきます。

ですので、最悪のケースのことも
あらかじめ想定しながら動く、
ということはとても大切なことに
なりますし、絶対に必要なことに
なってくるのです。

想定外を言い訳にしない

想定外を言い訳にしてはいけません。
なんでもかんでも想定外にするのではなく、
もしも何か問題が起きてしまったのであれば、
自分たちの想定不足を認めるか、
あるいは、想定はしていたものの、準備が
足りなかったのか、
そのどちらかをしっかりと認めて
謝ることのほうが、心象は良いでしょう。

影響力の大きいものであればあるほど
どのみち批判は避けられないとは思いますが、
それでも、想定外という言葉を
乱発するよりかは全然良いはずです。

今の世の中は
「想定外」と言う言葉が
都合よくつかわれ過ぎてしまっていて、
想定外、という言葉を使うだけで
「でたよ想定外!」となってしまいますから
想定外という言葉は、あまり
使わないほうが良いでしょう。
周囲から見れば
もはや「言い訳のテンプレート」ぐらいにしか
見られていませんからね。

想定外のせいにしない

これも、重要なことです。
時々「想定外、想定外」を連呼して、
まるで起きてしまったことを
想定外のせいにしようとしている
人がいますが、
最終的には想定外のせいではなく
想定できなかったあなたのせいです。

最初にも書いたような
本当に、誰であっても予想できないような
とんでもない出来事が起きてしまった場合や
自然災害などが発生してしまった場合は
どうすることもできませんから、
想定外でも仕方がありませんし、
この場合は、むしろ誰も悪くないです。

ですが、想定できたはずのことを
想定外想定外言い続けるのはアウトですし
自然災害などであっても
対策ぐらいはできたはずのものを
想定外言いまくるのはアウトです。

自分が想定外のせいにしようとしていないかどうか?
これは、よく考える必要があります。

まるで、想定外さんという人が
いるかのように
想定外のせいにしようとする
見苦しい人もいますからね…。

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起きてからでは遅い

想定外の出来事が起きてからでは遅いです。
起きてからいろいろあたふたとしたところで
一度発生してしまった”想定外の出来事”は
もう取り消しすることはできません。
当然、何かを決める立場であったのであれば
責任も免れることはできません。
その出来事が「予測できる範囲内の出来事」で
あるのであれば
起きてしまってからでは遅く、
”なんでそんなことも想定していなかったんだ”と
なってしまいます。

上でも書いてきたように、
物事とは、最良のケースと最悪のケースを
想像しておくものです。
確かに、良い部分のほうだけを想定しておいたほうが
気分的にも楽なのは事実ですし
いろいろと楽だとは思いますが、
それでも、悪い方のケースもしっかりと
考えておかなくてはなりませんし
予測をしておかなくてはいけません。

想像できうる範囲のあらゆるケースを
想定し、”本当の想定外”以外の想定外は
起こさないようにしていくことも
何か物事を決める立場にいる人間に
とってはとても重要なことになります。

本当に想定外の場合は…

世の中には
本当に想定できないようなこともあります。
”本物の想定外”ですね。

想定できたはずのことを
”想定外でした。すみません”は、
想定外のせいにしているだけであり、
そんなものは世間では通用しません

が…本当に「これはどうしようもないよね」という
ような事態であれば
誰の責任でもありません。
予想しようがないものを
予想することは、人間には
できませんからね…

ですので、先ほども書いたように、
急に隕石が落っこちてきた、だとか
急に宇宙人がやってきた!だとか
そういうどうにもならないようなケースの
場合は、誰のせいでもありませんし
ここまで想定しておくことは非常に難しいですから
この場合は、事前の対応や
想定不足云々ではなく
起きてしまったことは起きてしまったこととして
現実を受け入れて対処していくしかありません。

…まぁ、起きてしまったことを対処していくしかない、
という部分に関しては
”想定できたはずのことなのに想定しなかった”場合でも
同じではありますね。

まとめ

”想定外”という言葉を言い訳にしたり
”想定外”のせいにしたり、
こういった行為は信用を失うだけの行為なので
しないように注意してください。

今の世の中「想定外」と言う言葉は
言い訳や責任逃れの
テンプレートの一つになってしまっていますから
この言葉だけで言い訳に聞こえる!という人も
いるでしょう。

そのため、想定外、という言葉の使い方には
細心の注意を払わなくてはいけません。

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