お店のレシートの左右に色がついている理由は?何か意味はあるの?

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お店で買い物をした時に貰う
”レシート”。

稀にこのレシートの左右にピンク色の線が入っていたり、
赤色(あるいはその他の色)の線が入っていたり
するのを見かけたことがある人もいると思います。

特にその理由はお店側からは説明されませんし、
レシートにも何も書かれていないため、
知らない人からすれば”何これ?”という感じですよね。

では、このレシートの左右についている”色”は何なのか。
実際の店員体験を元に解説していきます。

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客側には「無関係」

このレシートの色については、次の段落で解説しますが、
まず、レシートの左右についている色については
”お客さん側”には無関係です。
特に何かをしなさい、という意味ではありませんし、
色のついているレシートが出て来たらラッキー!とか、
そういうことでもありません。

この色は、”お店側”にあることを伝えるためのものに
なっているので、
買う側からすれば”特に関係のないこと”と、いうことですね。

何かいいことがあったり、
逆に悪い意味だったり、そういうものではありませんので
安心してください。

レシートの左右の色の意味は…?

これは、レジの機械の中に入っている
”レジロール”(レシートの紙の塊)の
”残りが少なくなりましたよ”ということを
お店の店員側に伝えるための色になります。

つまり、左右に色がついている状態で
レシートが出てきた場合、
レジの機械の中に入っているレシートの紙
(レシートの紙はトイレットペーパーのような感じで
 丸形に紙が巻かれています)の残量が少なくなってきたことを
示しているので、これを見た店員は、
レジロールの交換を行う、という感じになっています。

このように、残量を店員側に知らせるためのものに
なりますので、先ほど書いたように
”買う側”からしてみれば特に関係のないことになります。

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色をつける必要はあるの?

「残量が減ってきたら交換すればいいんだし、色をつける意味なんてあるの?」
と、そう感じる人もいるかもしれませんが、
レシートの用紙に、もしも色がついていなかった場合、
”急にレシートの用紙がなくなってしまう”ので、
お客さんの接客中にレシートが出なくなってしまい、
その結果、お客さんを待たせてしまったり、
場合によっては、タイミング悪くレシートの用紙が
無くなってしまうと、
レシートが上手く出なくなってしまって、
お客さんにレシートを渡せなくなってしまうようなことも
考えられます。

”あと少しで無くなりますよ”というタイミングで
色をつけてくれれば、少なくとも接客中に
レシートが切れてしまう可能性は低く、
接客の合間に素早くレシートを交換したりすることが
できるために、レシートの用紙に”色”をつけるということは、
とても大事なことになるのです。

最初から色はついているの?

レジロールの”色”は
お店側がつけているわけではなく、
お店が業者からレジロールを購入した際には
既についています。

そのため”元々レジロールについているもの”に
なりますね。

届いた後に、店員たちがわざわざ自分たちで
色をつけているわけではありません。
(それをやってたら、あんなにきれいには色はつかないです)

それでもレシートが切れることはあるの?

レジロールに色がついていても、
レシート切れを起こしてしまうことはあるのかどうか。

これに関しては残念ながら”ある”というのが答えです。

もちろん、事前にレジロールがもう少しでなくなることを
レジロールが色で教えてくれるので、
基本的にはなくなってしまうことはあまりありませんが、
下記のような場合にそれが起きてしまう場合もあります。

・お客さんが途切れずに連続で接客した場合
まず、多いケースがお客さんが
途切れずに連続で接客したような場合ですね。
店員が二人いれば、片方がレジロールを交換しつつ、
もう一人がレジ打ちを、なんてこともできますが
一人だと、”レジの仕組み次第”や店員本人の手際次第では
交換が困難になるような場合もあります。
(すぐに交換できるタイプのレジもあれば意外に交換が
厄介なタイプもあります)

・大量の買い物をするお客さんと重なった場合
レジロールの色は”ある程度余裕を持って”つくようには
なっていますが、それでも通常ではあり得ないぐらいの
種類の商品を一度に購入するお客さんがたまたま
”色がつく直前ぐらいのタイミング”でやってきたりすると、
長いレシートが出ることによって、一気にレジロールが
なくなってしまう場合もあります。

・交換を忘れていた場合
店員も人間ですので、色がついたことに気付き、
交換しようとしたタイミングで、他のお客さんに呼ばれたり、
電話が掛かってきたりして”別のこと”をやってしまうと、
忘れてしまうことは実際にあります。
そういった時には、うっかりとレシートが切れてしまうようなことも
なくはありませんし、私が店員をやっている時にも
実際にあったことでした。

このように、色がついていても
時々レシート切れを起こしてしまうこともなくはありません。

まとめ

レシートを貰った際に、左右に色がついていたら
”あぁ、このお店のレジはそろそろレシート用紙の交換なんだな”と、でも
思っておいてください。

買う側には何も関係のないことなので、
”何かやらかしたかな?”とか、
そういう心配をする必要はありませんし、
左右に色がついていても、普通のレシートと同じように
レシートとして有効ですので、何か気にしたりせずに
安心して貰って大丈夫です。

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