いじめられた側が転校する…?何故、いじめた側が残るのか。

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店員Kです!

学校における問題の一つが「いじめ」。
よく社会問題にもなっています。
これを根本的に解決できるのは「理想」ではありますが、
現実的には無理でしょう。
数を減らすことはできいても、0にするのはとても難しいです。

そして、いじめの問題の一つとして
「何故、いじめられた側が転校しなくてはならないのか」と
いうところが挙げられると思います。

今回は、この問題について、理想と現実を考えていきたいと思います。

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いじめられた生徒が転校するのは…?

いじめられた生徒が転校する。
もちろん、全てとは言いませんが、
誰かが転校する場合「いじめられた側」が転校するケースが多いのが事実です。

ですが、悪いのはいじめている側。
例え、いじめられている側に原因があったとしても、いじめをすること自体が
悪い事なので、非があることには変わりありません。

では、なぜ、いじめている側の人間が出ていく(転校)しないのか。
何故、いじめられた子が転校するというカタチではなく、
先生やいじめっ子の保護者が十分に指導しないのか。
それを、考えていきましょう。

仮にいじめっ子を転校させた場合…

まぁ、色々な問題はおいておいて、仮に、強引にいじめっ子を
転校させることができたとしましょう。
いじめられていたA、そしてそれをいじめていた生徒三人が居たとします。
3人とも、転校させられました。

これで、めでたしめでたし、だと思っている人は
夢でも見ているのでしょう。
現実はそんなに甘いものじゃありません。

Aを表だって苛めていた人間は、転校した3人だったとします。
ですが、転校問題にまで発展するレベルの”いじめ”があった場合、
関与していたのが「3人」であるはずはありません。
主犯のほかに、別のいじめっ子もいるわけです。

先生や保護者、本人でさえも把握できていないようなのが。
その子たちによるいじめが再び始めまるでしょう。
場合によっては、さらに過激になるかもしれません。
また、表だった苛めがなくなった場合でも、
転校することになった3人のいじめっ子の友達にあたる人物は、
いじめられっ子のことを良く思わないでしょう。

場合によっては、陰険な嫌がらせに発展するケースも。

氷山の一角を転校させたところで、いじめは解決しない。
これが、冷たい現実だと思います。
目に見えるいじめっ子だけを排除しても、
いじめられていた子にとって、平穏な学校生活は
戻ってこないのです。

ならば全員転校させる…?
しかし、これも”現実的”に考えれば無理でしょう。

「いじめっ子側」を転校させて排除するのは
とても難しく、いじめられている子の平穏な学校生活を
取り戻すことは、とても難しい事だと思います。

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先生がきつく叱れば…?

先生や保護者がきつく叱って、いじめをやめさせれば良いのでは?
そう思う人も居るかと思います。
確かに、それは正論だとは思います。
いじめっ子は叱られるべきでしょう。

ですが、
先生がきつく言って、いじめっ子たちが反省し、
いじめも見かけなくなった。
めでたし?
いえいえ、そうではないでしょう。
”表面上だけ”きれいになっただけですよ。
裏ではどうしていると思います?
さらにいじめが酷くなっている可能性もありますし、
いじめっ子たちが”心から反省”なんて本当にするとおもいますか?
しませんよ。

人間、そんなにきれいなものじゃありません。
中には自分の非を心から反省するような人も居るでしょう。
ですが、いじめをするような子の中には、そうじゃない子もいる。
先生や保護者の見ていないところで「くっそー」みたいな
子も居るのです。

どんなに叱っても、どんなにきつく見張っても、
いじめっ子のずる賢い立ち回りで、苛めや何らかの嫌がらせは
続くでしょう。

大人たちが24時間いじめっ子を見張ることができるのか?
それは、現実的に考えれば不可能です。
また”目に見えるいじめ”を無くす事ができたとしても、
ネットやLINEなどを使ったり、隠れたりしながら苛めたり
”目に見えないいじめ”が続く可能性は非常に高いです。

先生や保護者がきつく叱っただけでいじめが止まるのであれば
いじめは社会的な問題にはならないでしょう。
そもそも、黙認する先生も多いですし、
先生が動いたとしても、根本的な解決にはならないという
現実があります。

完全な根絶は難しい

いじめっ子を”100パーセント改心”させたり、
いじめっ子を”100パーセント排除”したり、
いじめられていた本人が”100パーセント安心して送れる学校生活”を
送ったりすることは、一度いじめが発生してしまうと
非常に困難なのが現実です。

綺麗ごとを言う人はたくさん居ます。
ですが、それは本人の立場になって考えていない。
転校するご家庭は、とても辛い思いをしながら
苦渋の決断をしているのです。
いじめられた本人が100パーセント安心できる環境を求めて。

少なくとも、その学校に残れば、そういう環境の実現は
とても難しいです。
いじめっ子を全員排除する、いじめっ子を心の底から改心させる。
そんな方法が理想論でなくて存在するのであれば、
教えてほしいぐらいです。

まとめ

いじめは悪いことです。
あってはならないことだと思います。

そして、いじめられた子が転校する、ということがあること自体も
おかしなことだと私は思います。
ですが、それでも、人間というものを考えてみれば
それしか解決方法が無い。
とても悔しく、悲しいことですが、どうにもならない。

いじめっ子の心の底からの改心?
そんなことは、難しいでしょう。
複数居れば、数人は改心しても、数人は奥底では不満をためているでしょうし、
いじめっ子全員を転校させることも現実を見れば
非常に困難であることは分かると思います。

将来的に、解決方法が見つかれば良いですが
現実を考えると、難しいのではないでしょうか。
理想を語るのは簡単でも、実現は難しいのが現実です。

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