ネットでサービスを運営する側が「利用規約」を決める際の注意点!

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ネット上で、何らかのサービスを運営している企業・人も
世の中にはたくさんあると思います。

特に、最近では個人でもSNSを展開したり、
何らかの投稿サイトを運営したりすることも
可能ですし、
実際にやっている人もいると思います。

ですが、この”利用規約”
いい加減に運営したり、運営者側に都合のよすぎる規約などを
作ってしまえば
利用者離れを引き起こすことになり、
最終的にそのサービスは”サービス終了”という結末を
迎えることにもなりかねません。

そのようなことになってしまわないためにも、
サービスを運営する側が利用規約を決める際に
注意するべき点を、詳しく解説していきたいと思います。

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利用規約はいい加減に作ってはいけない

当たり前のことですが、
サービスの利用規約はいい加減に作ってはいけません。
テンプレなどを使っても構いませんが
最終的には自分自身の目でしっかりと目を通し、
足りない部分はないかどうかを、よく確認することが
大切になります。

”利用規約に書かれていないこと”を、
勝手に運営者側の判断でやってはいけませんので、
”ちゃんと”最初にルールを決めておく必要があるのです。

また、下記のような点に注意しないと
”利用者離れ”を引き起こすことになりますので、
何らかのサービスを運営する場合は
”注意”するようにしてください。

では、注意するべき点を、それぞれ見ていきましょう。

必要なことはしっかりと明記しておく

まず、上でも書いたことと同じようなことの
繰り返しになってしまいますが、
”必要なこと”はしっかりと規約上に明記しておくようにしてください。

規約に書いていないにも関わらず、
後から”あれもダメ、これもダメ”では、
利用者の信頼を大きく損なうことになりますし、
サービスとして成り立たなくなります。

また、規約が穴だらけの場合、
そこをついて、サービスを不正利用されたり、
悪用されることもありますので、
そういった面に関しても注意しなくてはいけません。

運営側が”後だしで色々言うようなことのないように”するため、
それと、悪意を持つ利用者が不正利用するようなことがないようにするため、
規約はしっかりと穴のないように、考える必要があります。

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コロコロと規約を変えてはいけない

利用状況や、世間の流れなどに応じて
サービス自体の規約を変更すること自体は
悪いことではありません。

一度始まったサービスの規約は
”ずっとそのままでなくてはならない”みたいなことは
ありませんので、規約の変更自体は
必要であれば、行うべきです。

しかしながら、ここで注意をしなくてはいけないのが
”コロコロと規約を次から次へと変えない”と、
いうことです。

頻繁に規約が変わるようなサービスを
あなたは利用したいかどうか、よく考えてみて下さい。

利用者側の目線に立ってみれば
そのサービス利用時に影響が出るような内容の変更を
コロコロと何度もされてしまっては困ってしまいますよね。

ですので、規約の変更は”安易に行う”のではなく
ちゃんとしっかり考えた上で行う必要があるのです。

規約の変更もなしに、勝手に解釈を変えない

規約の変更も行わずに
”前と言っていることが変わっている”…
そんな風になってしまった場合、
そのサービスはおしまいです。

サービスの利用者側からすれば
”規約に変更はないのに、言ってることがコロコロ変わっている”
サービスなんて利用したくないですし、
とてもじゃありませんが、信頼もできません。

”以前と何かを変更する”のであればしっかりと規約を
変更し、それを利用者に明示する必要がありますし、
規約を変えないなら”以前と同じ対応”をする必要があります。

この点は忘れないようにしましょう。

曖昧な内容は出来る限り少なく

運営者側としては”曖昧な書き方をして、色々な適応ができるように”
規約を作りたくなる気持ちも分かります。

しかし、利用者側からしてみれば
曖昧な規約ばかりあると、困ってしまいますし、
利用しにくいサービスになってしまいます。

例えば、創作物の投稿サイトなどでは
例えば禁止事項に
”当社が不適切と判断した作品”などと書かれていても
”何が不適切なのか”利用者からしてみれば分かりませんし、
仮に、この部分を適応してアカウント停止や
作品の削除要請などをしてしまうと
”何言ってるの?”ということになってしまうわけです。

もちろん”その他”みたいな項目も必要性は理解できますが
なるべく具体的に書き、曖昧な部分は極力減らしていく、
ということは規約に求められる大きな部分の一つです。

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厳しすぎる内容はNG

利用規約が”厳しすぎる”場合、
ユーザーは寄り付きませんし、
実際に厳しく対応することがあれば、
ユーザーは”このサービスは窮屈だ”と、感じてしまい
結果的に”類似のサービスに移住する”ということを
引き起こしてしまう可能性があります。

もちろん、ネット上でサービスを展開する以上、
不正な行為には注意しなければいけませんが、
”厳しすぎる”内容になってしまうと
今度はユーザーが利用しにくくなってしまうので、
このあたりの”バランス”を考えることが重要になります。

規約は正しく適用する

規約を決めたのにも関わらず
運営側が”規約で禁止していることを放置”したり、
”規約に書かれていないことで、ユーザーのアカウントを停止したり”
こういったことはしてはいけません。

これをすると、大きく利用者からの信頼を損なう結果になり、
最悪の場合は、利用者が大幅に減ってしまい、
サービス終了に追い込まれる可能性もあります。

例えば”規約で禁止していない”ことに対して
”それはダメです”みたいなことを言ったり、
逆に規約で禁止しているのに放置したり、
例えば小説の投稿サイトなどでは
使用禁止の言葉を含むをたまたま含む他の”一般的な”言葉を、機械的にアウトにしたり、
そういう”規約から飛び越えた対応”はしてはいけない、ということですね。

この点をはき違えると、サービスの崩壊に繋がるので注意が必要です。

規約違反をしたユーザーには”説明”する

サービスを展開していると、当然のことながら
規約違反をするようなユーザーも出てきます。

そんなユーザーに違反を伝える場合は
”どこに違反しているのか”を伝えるようにしてください。

それをしないと、そのユーザーが修正しようと思っていても、
修正することができませんし、
本当に違反していたとしても、伝えないことによって
「どこも違反していないのですけど?」と、不平不満を
膨らませることにもなりかねません。

そのようなことになってしまわないためにも、
規約違反をしたユーザーに対しては
しっかりと”説明を行う”ということが大切になります。

その場の気分で対応、は絶対にNG

規約違反のアカウントなどを停止したりする際に
”その場の気分”で対応したり、
行き当たりばったりな対応をしたりしてはいけません。

必ず運営側で、スタッフが複数いるなら”規約の適用範囲を共有”し、
”この人はダメだけど、何故かこの人はOK”みたいなことが
みたいなことが起きないように、極力注意していく必要があります。

運営に対して利用者が不平不満や不信感を
抱き始めたらそのサービスはいずれ終わります。
そうなってしまわないように、注意しましょう!

まとめ

ネット上で何らかのサイトやサービスを
展開する場合の利用規約は
しっかりと慎重に考えていきましょう。

自分が利用者目線で考えてみて
”こんな運営は嫌だ、信用できない”と思わないかどうか、
よく自問自答しながら
サービスを展開していくことが、大切になります。

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