Twitterをもしも完全有料化したらbotや迷惑行為は無くなるの?

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Twitterの完全有料化…
実際にそのようなことが行われる可能性は
”まずない”と思いますが、
bot対策として、有料化、ということが囁かれることもあります。

しかし、実際のところ、もしも仮に
Twitterを完全有料化したとして、botのようなアカウントや
スパム行為をするようなアカウントは無くなるのでしょうか。

この点について、解説・予測をしていきたいと思います。

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残念ながら有料化しても無くならない

結論を言えば、
仮にツイッターを完全有料化したところで、
bot系のアカウントや、スパム行為をするアカウント、
迷惑な行為をするアカウントは
”無くならない”と考えられます。

もしも無くなるとすれば、後述する
”有料化によって崩壊した時”だけで、
その時には、もはやツイッターは、SNSとしての機能を
果たしていない状態ですので、
それでは意味がありません。

なぜ、有料化してもなくならないのか、と言えば、
それは”既にその兆候がハッキリと出ている”ためです。

認証済みアカウントによる迷惑行為が既に起きている

有料化してもbotやスパムが無くならない理由としては
”既に有料アカウントによるbotやスパム行為がツイッター上では
 たくさん目につく”ためです。

2023年9月現在、認証済みアカウント(青バッジつき)は、
課金しているアカウントであることを示していますが、
その認証済みアカウントによる迷惑行為が
”以前よりも相当酷いレベル”で散見されます。

特に、認証済みアカウントの収益化のシステムを導入してからは、
閲覧数を稼ごうと、少しでも話題になったツイートのリプ欄に
”膨大な数の認証済みアカウントによる迷惑行為(スパム)”が
沸いている状態で、
普通のリプが見えないほど、酷い状況です。

これらのアカウントは
”お金を払ってまで迷惑行為をしている”ということを示しますし、
そういうアカウントは”既に大量に存在している”のが現状です。

それはつまり、
”完全有料化しても”大量にスパムやbot行為を行うアカウントは
残る、ということを意味しており、
完全有料化することにより、そういったものを駆逐できるのか?と
言われれば”既に現状から、不可能である”と、断言できる状態に
なっています。

”お金を払って認証済みアカウントになってまで、迷惑行為をするアカウント”が
既に大量に存在しているわけですから、
完全有料化になっても、大量にそういうアカウントは
存在し続けるわけですね。

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得られるのは「ユーザー減少」のみ

上記のような理由から、完全有料化をしても、
botやスパムが無くなる可能性は非常に薄く、
結果的には「bot対策」にはならない可能性が非常に高いです。

が、完全有料化をすれば、
一般ユーザーも含め、大量のユーザーがツイッターをやめることになるため、
利用者数は恐らく、半分以下にまで激減すると考えられます。

残るのは課金ユーザーと、迷惑行為のアカウントのみになりますが、
課金ユーザーも”ユーザー数が半分以下に激減したTwitter”に、
そのまま残り続けるのか?と言われれば
だんだんと”仲良かった人もやめたし、反応も少なくなったし…”と、
課金する意味を見出せなくなっていく可能性が考えられます。

そうなっていくと、最初に半数以上のユーザーが離脱、
せっかく残ってくれた課金ユーザーも、だんだんと
”あの人がやめたなら”とか”前より全然閲覧数が伸びない”とか、
そんな理由で少しずつ離脱していくことになるでしょう。

そうなれば、最終的にはbot系のアカウント対策にもならず、
ユーザー数だけを減らし、収益も減らす結果になりかねません。
よって、bot対策は他の方法で、運営側も行った方が良いのは、
確実であると考えます。

サービス自体が崩壊した場合は、確かに対策にはなる…

Twitterが完全有料化し、
上のようなことが起きた場合、
残るのは”わずかな利用者”のみになります。

そうなってくると、当然、botやスパムなど、迷惑行為をしていたアカウントも
”人がいないからする意味がない”と、
Twitterから撤退していくでしょう。

もし、そのように”サービスが有料化によって崩壊した場合”に限り、
皮肉なことに、”有料化によってbot対策”「だけ」はできたことにはなります。

サービスごと、botやスパムなどの迷惑行為も焼き払うような、
そんなイメージですね…

しかし、当然のことながらこうなってしまうと
もはやTwitterには何も残りませんので、
運営も持たなくなるでしょうし、
後はサービス終了に行きつくだけです。

完全有料化によって、Twitterからbotなどがいなくなるとすれば
このパターンのみなので、
完全有料化は有効的な手段とは、決して言えませんし、
せっかく積み上げて来たSNSを崩壊させる危険な決断であると言えます。

まとめ

Twitterの完全有料化は、bot対策には残念ながらなりません。
既に、収益化のシステムにより
”課金済みアカウントによる迷惑行為”が蔓延していることから
”お金を払ってでもそういうことをする人はたくさんいる”ことを
示しています。

ですので、本気でbotなどの対策を行うのであれば、
完全有料化ではなく、それこそ、収益化のシステムを廃止するなど、
別の方面で大胆な施策を打っていく必要がありますね。

完全有料化に関しては実際に行われることはないと思いますが、
仮に万が一それをやってしまえば、
Twitterのユーザー数は激減し、運営が成り立たなくなる可能性が
非常に高いと思われます。

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