ツイッターでは”二段階認証”を設定している人も
多いと思います。
大切なアカウントの場合は、防犯上、
そういった設定をしておいた方が良いと思いますし、
少しでも”アカウント乗っ取り”などの被害を受ける
可能性を減らす、という意味では
非常に大事な点になります。
しかし、”二段階認証を設定すれば絶対に安全なのかどうか”と
言われると果たしてそれはどうなのか、
この点について解説していきます。
”絶対の安心”は存在しない
非常に残念ながら、ツイッターに限らず
どんなサービスでも「100％」の安全を確保
することはできず、「99.9％」が限界となります。
ツイッターの二段階認証にしてもこれは同様で、
二段階認証をする設定にしておいたとしても、
自分の振る舞い次第では、アカウント乗っ取りなどの
被害に遭ってしまう可能性は0とは言い切れません。
ですので、
”ツイッターは二段階認証を設定したから
もう絶対に安全だ！”と、油断して適当な振る舞いを
してしまえば、何か被害を受ける可能性も十分に
考えられる、ということになります。
二段階認証を設定した＝絶対に安心、
ということではない、ということですね。
この点はしっかりと頭の中に入れておいてください。
二段階認証を設定した場合でも、
気を付けるべきことは、気を付けなくてはいけないのです。
意味がないということではない
↑のようなことを書くと
「じゃあツイッターの二段階認証は意味がないの？」と
思ってしまう人もいるとは思いますが
そう言うことではありません。
安全性は100％になることはありませんので、
油断してしまってはいけませんが、
二段階認証を設定することで、
安全性が「99.0％」から「99.9％」に上がる、
というようなそんなイメージを持っていただけると
分かりやすいと思います。
多くの場合、ちゃんとパスワードをそれなりの長さに
設定して、使い回しもせず、
自分でそのパスワードを口にしてしまうようなミスも
しなければ、基本的には、何も起こらない人がほとんどです。
が、それでも、二段階認証をその上に設定しておけば
”さらに”安全性は高まりますので、
決して”二段階認証を設定したからと言って損になるようなこと”は
あまりないのです。
特にセキュリティ面で考えれば
やはり二段階認証は大事な要素の一つなので、
”基本的に安心”な状況を”もっと安心”にするためにも
不安な人は特に、設定しておくと良いでしょう。
自分で情報を入力すれば意味がない
注意点としては
二段階認証を設定したとしても、
自分でその情報を自ら明かしてしまった場合は、
当然のことながら”乗っ取り”などの被害に遭ってしまう可能性も
出て来ますし、意味がありません。
二段階認証を使っていると認証コードが必要になるため、
ツイッター上でヒントを口にしてしまう、とか
そういったリスクは下がりますが
（パスワードだけだとツイッター上でヒントを言ってしまうと
それだけでパスワードを突き止められてしまって、
アカウント乗っ取りなどの原因になりかねませんが、
二段階認証の場合は仮にパスワードがバレてしまっても
それだけではログインできないので、大分安全性は高まります）
ただ、注意しなくてはいけないのが
主に”偽サイト”などによる乗っ取りで、
偽サイトなどに誘導されてしまい、
ツイッターの認証情報を求められて
それを入力してしまったりした場合は、
二段階認証と言えど、乗っ取られる可能性はあります。
パスワードと認証コードの両方を相手に
教えてしまえば、相手はあなたのアカウントにログイン
できてしまうわけですからね。
ですので、二段階認証を使っていても
そういった”偽サイトの類”には注意しなければいけません。
アプリ連携にも注意
ツイッターでは外部のサービスと
アプリ連携をすることで、
そのサービスを便利に利用できたり、
ログインに利用することができたりする機能があります。
（例えば質問箱やマシュマロなどのサービスや、
ツイッターを利用してログインできる外部サービスなどが
これにあたります）
これはこれで、”ちゃんとした相手”とアプリ連携を
するのであれば何も問題はないのですが
”信頼できない相手”にアプリ連携の許可をしてしまうと、
アプリ連携を利用してあなたのアカウントを乗っ取られてしまう
可能性があります。
アプリ連携をする際には連携する相手が信頼できる相手かどうか、
求められている許可がどのようなものかを把握してから
アプリ連携をすることをおすすめします。
また、念のため”必要なくなったアプリ”に関しては
不要になったのであればすぐに連携を切っておいた方が、
より確実であるかとは思います。
まとめ
ツイッターの二段階認証は
安全性をさらに高めてくれるものなので、
ログインの際などに手間は増えてしまいますが、
あなたのアカウントが乗っ取られてしまうようなことを
防ぐ意味でも、しっかりと二段階認証の設定を
しておくことを、おすすめします。
ただ、二段階認証を設定しても、
上のようなことに気を付けるとともに、
家族にパスワードなどを教えてしまっている場合、
あなたのスマホなどが側にあるわけですから
ログインしようと思えばしてしまうことも
場合によってはできてしまいます。
”家族なら別にいいよ”という人であれば
何も問題はありませんが、
そうでない場合に関しては
家の中でも、そういったものの扱いに関しては
ちゃんと、注意をしておくようにすることをおすすめします。
