何らかの事情で
もしも”計画停電”を繰り返すようなことになってしまうと
どのようなことが起きてくるのか…。
事前に時間が告知されて、
数時間の停電であるとは言え、
それが長期間続くことによる影響は計り知れず、
甚大な影響を及ぼすことになります。
場合によっては、計画停電による犠牲者も出てしまう可能性があり、
”計画停電”とは、非常にリスクが高く、甚大な影響を及ぼす
本当にギリギリの場合の最終手段である、ということを
忘れてはいけません。
もちろん、電力不足による”ブラックアウト”を起こすよりはマシです。
しかし、”電力が足りなければ計画停電すればいいや”というような考えで
実施してはいけないものであることは確かで、
計画停電を長期的に行うようなことがあれば、
それこそ社会が崩壊する可能性もあります。
あくまでも”もしも”の話であり、
”可能性”の一つではありますが
もしも計画停電を長期的に継続するようなことをしてしまった場合、
どんな影響が考えられるのかを、見ていきましょう。
（※実際に長期的に計画停電が予定されていることは現時点では
ありませんので、その点は安心してください！あくまでも”もしも”の話です）
多方面に甚大な影響が出る
計画停電は、時間と地域を決め、数時間程度ずつの停電となり、
また、行われるとしても、毎日地区がずれていき、
毎日同じ場所が停電するとは限りません。
しかしながら、それでも各方面に出る甚大な
影響を避けることはできず、
かなりの悪影響が大小さまざまな部分に出ることになります。
ですので、基本的には
「最悪の場合計画停電すればいいや」ではなく、
「計画停電は大きな代償を払う本当の最終手段」として、
最初から頭に入れて計画するのではなく、
まずはそれを阻止するために、全力を注がなくてはいけない、
というものです。
”軽々”と、計画停電も視野に入れて…などと口にしては
いけないレベルの、本当に恐ろしい影響が出ることになります。
各家庭レベルでの影響
当然、計画停電が行われれば各家庭での影響は
出ることになります。
停電が発生すれば当然家電製品はほとんどが（充電式のものを除く）
使えなくなりますから
「趣味関連」から「仕事関連」「家事関連」まで、
いろいろなことができなくなります。
在宅で仕事をしている人などは非常に困ると思いますし、
当然”十分にプライベートな時間を楽しむこともできない”状況に
ストレスをためる人も出て来るでしょう。
また、夏場はエアコンなども停止し、
冬場はストーブなども大半が使えなくなるなど、
”大きな影響”が、各家庭に生じることになりますし、
仮に計画停電の時間が長い場合は、冷蔵庫の食品もモノによっては
ダメになるなど”実害”が生じることになります。
加えて、最悪の場合、真夏だと熱中症を引き起こしてしまったり、
病気の治療等で停電が命に係わる家庭もあるでしょうし、
計画停電実施のタイミングで、パソコンなどの電源が急に切れて
家電の故障に繋がる家庭も出て来ると思います。
このように、各家庭に、まずは甚大な影響を与えることになります。
経済活動への甚大な影響。長期化すれば補償も必須に
計画停電が行われれば、当然、
企業活動に甚大な影響が出ます。
大企業から中小企業、個人経営のお店まで、
大半の業種は”電気”を使うでしょうから
それが使えないとなると非常に大きな影響が
出ることになります。
工場の操業なども当然、停止してしまいますし、
お店の営業も場合によっては困難になります。
テーマパークなどのアトラクション系もそうですし、
病院など、日常生活に欠かせない施設の営業なども
計画停電の最中は困難になる場合があります。
こうなってくると、各業界の経済活動に
甚大なダメージを与えることになりますし、
例えばイベントの延期や、新商品の発売延期など
そういった”影響”も場合によっては
出て来ることになると思います。
当然、お店の営業や企業活動などに
影響が出ることがあれば、
企業でも、自営業でも、体力のないところから
倒産に追い込まれたり、廃業に追い込まれたりします。
もしも計画停電を長期行うようなことがあれば
大企業ですら、業種によっては持たずに倒産に
追い込まれる可能性も十分にあり、
連鎖的に倒産などが続いたり、各業界に大きな影響が
出ることも懸念されます。
それでも長期的に計画停電をしなくてはいけない、となれば
行政側が補償を行うしかもはや道は残されていませんが、
それも長期的には難しいでしょうし、
だからと言って補償も何もなしに計画停電を長期続ければ
社会全体の経済が破綻するレベルで
大量の企業や自営業が倒産する可能性があります。
そうなれば、社会に非常に大きな、甚大なダメージを
与えることになります。
企業や自営業の倒産が続けば
”そこ”だけではなく、
取引先や利用者へのダメージも出てきますし、
当然、企業が倒産すればどんどん失業者も、
増えていきますからね。
業種によっては「緊急事態宣言」の長期化よりも
更に甚大なダメージとなる可能性も高いです。
世間の不満が高まる。長期化は大きなリスク
計画停電が長期間行われるようなことに
なってしまえば、当然、世間的な不満は
かなり高まることになります。
最初はネット上での不平不満だとか
そういうことから始まっていくとは思いますが
これが長期化すれば、さらに不満は強まり、
行政への直接的なクレームなども増えていくと思いますし、
さらに過激な不満を示すような人も出て来るでしょう。
また、前述の経済活動へのダメージなどにより、
失業者なども増え、
結果的に”どうにもならなくなってしまった”人が
無敵の人と化し、事件などを引き起こすリスクも
”本当に長い期間、計画停電を行うことになってしまえば”
出て来るリスクはどんどん高まります。
長期化すればするほど、社会が不安定になっていくことは
間違いありません。
事故や事件などのリスクも増。長引けば件数は増える
事故や事件などのリスクも
計画停電が行われれば増加していくことになります。
まず、信号機なども使えなくなりますから
警察官などによる誘導は行われても、
やはり”事故のリスク”は高まりますし、
全ての信号を人間でカバーするのは難しいです。
また、暗い時間に計画停電が行われれば
犯罪などのリスクも当然高まっていき、
そういう期間が長引けば長引くほど、
そういったあらゆるリスクが高まることになります。
当然、それによる”犠牲者”が出る可能性も
否定できません。
健康面への影響
停電が繰り返し行われることにより
”予告”されているとは言え、
健康面への影響が大きく懸念されます。
先程書いたように、病院への影響も出てきますし、
病院はある程度電源を確保しているとはいえ、
停電してしまうと一部の設備は使えなくなりますから、
やはり”いつものように診察を行うことが”できなくなります。
また、治療などで電気がどうしても必要な病人の方も
いらっしゃいますし、
精神的な不安、冷蔵庫が使えないことによる食中毒のリスク、
夏場は熱中症、冬場は寒さによる身体へのダメージなど、
あらゆる健康面へのリスクが膨らみます。
計画停電を長期続けるようなことになってしまうと
”間違いなく”
「計画停電のせいで命を落とす」人や
「計画停電のせいで病気になる・悪化する」人が
出て来ることも、避けられないでしょう。
まとめ
細かい影響まで考えると、
さらにあらゆる方面にその影響は
膨らんでいきます。
計画停電を行う、ということは
社会に甚大なダメージを与えることに
繋がりますので、
避けることができる可能性がわずかでもあるのであれば
電力会社も、行政も、回避に全力を注がなくてはなりません。
そうでないと、社会が崩壊してしまいますからね。
個人個人の節電への意識ももちろん重要ですし、
個人でできる”節電”は行うべきですが
”個人にできること”はやはり限られており、
個人が発電量を増やす対策をしたりとか、そういうことはできません。
それができるのは行政や電力会社になりますから、
やはり、根本的な対策ができる側が、とにかく全力を
注ぎ、計画停電を回避することが、非常に重要になるのです。
