企業アカウントが「自我」を持つメリットとデメリット!

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今の時代は、
各企業も、ツイッターの公式アカウントを持っているところが
多く、色々な情報を発信している企業が
非常に多いです。

その中には、企業の公式アカウントとは思えないような
人間味のあるツイートをしているような企業もあれば、
人間味を感じないような機械的な宣伝などを繰り返している企業の
アカウントもあり、
その展開方法も企業によって様々です。
(※これはどっちが良い・悪い、という意味ではありません)

最近では、↑のうちの前者のような企業アカウントも
数を増やしており、
”自我を持った企業アカウント”などと呼ばれることも
ありますね。

確かに、機械的なツイートばかりを繰り返している企業アカウントよりも
見ていて面白みがあるのは事実ですし、
それによりファンを増やしていく効果もありますが、
一方で、メリットだけではなく、デメリットもあるのも事実です。

”企業のアカウントが自我を持つ”ということの
メリット・デメリットをそれぞれ解説していきたいと思います。

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”自我を持つ”企業アカウントには長所と短所がある

企業アカウントが自我を持つ、ということは、
私の個人的な印象を言えば
”プラス”なイメージを受けます。

もちろん、やりすぎはよくないですが、
完全に機械的なツイートを繰り返しているところよりも
イメージには残りやすいですし、
そもそもアカウントを作ったのに
更新すら滞っているような企業よりは100倍印象も違います。

時代の流れに適応できているような、
そんなイメージもありますし、
自我を持つこと自体は悪いことではありません。

しかしながら一方で、”企業アカウントが自我を持つ”
ということは、必ずしもメリットばかりではありませんので、
その点については、担当者共々、しっかりと企業側が
認識しておく必要があり、
”デメリット”の部分がなるべく強く出てしまうようなことが
ないように展開していく、ということは
とても大事なことになるのです。

企業アカウントが”自我”を持つメリット

企業のツイッターアカウントが自我を持つ
メリットとしては下記の通りです。

・親しみが湧きやすくなる
ユーザーからすれば、親しみが湧きやすくなるのは事実で、
実際に企業のツイッターアカウントを見ると、
”自我を持つ会社のアカウント”と”機械的なツイートだけしている会社のアカウント”で
あれば、会社の規模が同等で、ツイート回数も同じだとすれば
ほぼ確実に前者の方が、注目度は高まり、ツイートが見られる回数も
圧倒的に差がつくでしょう。
そう言った点は、大きなメリットであると言えます。

・フォロワーが増える
よほど大企業であれば機械的なツイートだけでも
フォロワーは自然と増えていくと思いますが
知名度が低い企業や、中小企業であればあるほど、
自我を持つことはフォロワーを増やす上でとても大事なことであり、
実際にこれで伸びた企業アカウントはいくつも存在します。
”現時点であまり有名ではない企業”が機械的にツイートを続けても
正直なところ、ほとんどフォロワー数は増えないので、
フォロワーを増やし、知名度を上げる、という点では
自我を持つことは大事なことになります。

・売上に繋がる可能性がある
自我を持つ企業アカウントは、ツイッターのアカウントを
きっかけに商品を購入してくれる人が多少増える
可能性があります。
実際に、自我を持つ系統の企業アカウントとのやり取りや
ツイートを見て、私も商品を購入したことがありますし、
そう言う話は聞きますから”上手くやれば”ということは大前提ですが
自我を持つアカウントのやり取りがきっかけで商品を
購入してくれる、という人はそれなりに存在するのです。
また、ツイッターをきっかけに他企業とのコラボが
実現しているケースも見受けられます。

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企業アカウントが”自我”を持つデメリット

上ではメリットを解説しましたが、
一方で”自我を持つ”ことによるデメリットも存在します。
ここの部分を自分の中でしっかりと受け入れた上で
対処していく、ということも大事になりますね。

では、どんなデメリットがあるのかを、見ていきましょう。

・炎上のリスクがある
企業アカウントが”自我”を持つツイートをすることで、
ちょっとしたことで”炎上”するリスクが高まり、
炎上してしまった場合は、会社として謝罪したりしなければ
ならない事態になりますし、
クレームなどに晒されたり、商品の売上の下落などに
繋がる可能性もあります。
機械的にツイートしているだけであれば、
そういうことになる可能性は低いので、このあたりは
”企業アカウントが自我を持つ”ことによる大きなデメリットの一つですね。

・自我を持つアカウントが嫌いな人もいる
人間の好みは人様々です。
”人間味を持っている”企業アカウントが嫌いな人も当然おり、
商品情報などだけが欲しい、という人もいます。
そういった人たちからは嫌われるリスクもある、ということですね。
ただ、全体的な傾向で言えば、プラスマイナスで考えると
”上手く運用できるのであれば、プラスの方が大きい”とは思います。

・担当者の設定が必要になる
機械的な宣伝ツイートなら、正直、誰でもできますが
”中の人”のツイートを売りにしていく場合、
担当者を設定する必要があり、その人がある程度
ツイッターに時間を取られることになります。
その点は、デメリットの一つと言えます。
また、自我を持つアカウントの中にはリプ返しなども
かなりの頻度で行っているところもあり、
これは企業側としてみると”ツイッターに時間を取られる社員が出る”
ということは事実なので、ここはひとつのデメリットと成りうる部分です。

デメリットとして一番大きなのは
”炎上リスクが高まる”ことです。
そのため、企業公式として”自我を持つ”場合は、
担当者の選定は非常に重要な要素になるのです。

デメリットを少しでも減らすために

企業の公式アカウントが”自我”を持つ、
ということは”上手くできるなら”私はプラスになると思いますし
実際にプラスになっている企業は多いです。

ただし”うまく出来ない”のであればデメリットの部分が強く出てしまいます。
ですので、下記のような部分に注意し、
メリットを引き出すようにしましょう。

・担当者は慎重に選ぶ
企業アカウントが自我を持つ場合
担当者は”面白いツイートをしつつ、炎上リスクにも配慮できる人間”で
あることが、最重要ポイントとなります。
堅実すぎても自我を持つ意味がないですし、
かと言って危ういツイートを繰り返す人でもダメです。
このあたりの選定は非常に難しいところですが、
これがちゃんとできない場合はデメリットの部分が強くなるため、危険です。

・商品告知のみのアカウントと分けるのも〇
上で「自我を持つアカウントが嫌いな人もいる」と書きましたが
それを防ぐために”2つ公式アカウントを作る”のも一つの手で、
1個は機械的なツイートをするアカウント、もう1個は
自我を持ったアカウント、と分けるのも良いでしょう。
実際にこういった運用をしている企業もあります。
機械的な方のアカウントはあまり手間もかかりませんから、
(手間がかかっている!という場合はやり方の問題ですので見直しを)
2つ作っても、大して時間的なものは変わらないはずです。

・チェックする人も必要
「チェック」と言っても”上に承認を”とか、そういう
面倒なやり方をするのは時間の無駄です。
ただ、一人に任せきりになると”つい暴走”してしまったり
”悪気がないのに問題発言をしたり”ということもあるので
その人物に近い社員でも良いですから
”それとなくチェックしてブレーキをかける役割”の人も
用意しておくと良いです。

まとめ

企業アカウントが自我を持つことは
悪いことではないと思いますし
”デメリットが出にくい運用”ができるのであれば
プラスになるはずです。

しっかりとデメリットと成りうる要素を理解した上で
”そうならないように”運用していくことが
大切だということですね。

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