ニンテンドースイッチ2は
初年度の”夏休みシーズン”は、
まだ品薄が続いていた時期で
”夏休みだから売上が伸びる”など、
そういったこととは無縁で、
とにかく”出荷されれば売れる”という状態でしたが、
2年目を迎え、品薄状態は沈静化したため、
2年目以降の”夏休みシーズン”が
初めて本番とも言える勝負の時になりました。
しかし、実際にSwitch2の売上を見て見ると
夏休み商戦に入っても売上が大きく伸びることはなく、
スプラトゥーン効果が多少は見られたものの、
それも小さな増加に留まりました。
これは一体”何”を意味しているのか、
夏休みシーズンでも売上が大きく伸びていないのは
どうしてなのか、この点を解説していきます。
夏休みシーズンでも売上が大きく伸びず
ニンテンドースイッチ2も2年目を迎えた
2026年の夏、
夏休みシーズンとなると、
通常時は任天堂ハードの売上は伸びる傾向にあり、
また、スプラトゥーンレイダースがちょうどその時期に発売、
さらにはソフトと別々に購入するよりもお得な
本体同梱版まで発売されたために、
従来の任天堂ハードであれば、
”大きく売り上げを伸ばす”材料は揃っている状態でした。
しかし、実際に結果を見て見ると、
(※数字はファミ通調べのもの。2026年夏のデータです)
8/3~8/16(お盆週を含むため2週間分)
65560台(1週間あたりで考えると大体32000~33000程度)
7/27~8/2
30606台
7/20~7/26
50168台
※スプラトゥーンレイダース発売+本体同梱版発売により増加
7/13~7/19
24928台
7/6~7/12
28755台
6/29~7/5
32797台
6/22~6/28
24879台
と、スプラトゥーンの発売週は多少伸びたものの、
他はわずかに伸びているに留まり、
夏休み商戦ならではの大幅な増加は見られません。
また、わずかに伸びているのも
スプラトゥーン効果が多少入っていると思われるので
”夏休み単体での売り上げ増”はほとんどなかった、
ということがこの数字から見て取ることができます。
これは何を意味しているのか、
何が原因なのか、対処法はあるのか、
それらについても詳しく見ていきましょう。
任天堂のヒットハードの全盛期であれば…
夏休み+スプラトゥーン(スピンオフであっても)新作発売+
通常よりもお買い得な本体同梱版発売…
これだけの好条件が揃えば、
任天堂のこれまでのヒットしたハード…
SwitchやDS、3DS、Wiiなどの全盛期であれば
確実にもっと”売上台数が増加する”ほどの条件が揃っていました。
しかし、Switch2は出だし好調であったものの、
これだけの好条件が揃っていながら
スプラトゥーンの発売週(発売週も増えてはいるものの、
これだけの条件を揃えた上でと考えると数字的には寂しい状態です)以外、
大きく増加しているように見えない状況になっているのは
Switch2の今後を見ていく上でも厳しい状況です。

では、なぜ、任天堂ハードが強いはずの
「夏休み商戦」で、あまり本体の数字が
伸びていないのでしょうか。
「高すぎる」その一言に尽きる
結論から言えば、物価上昇だったり、メモリ高騰だったり
色々仕方のない部分はあれど
”本体が高すぎる”
この一言に尽きます。
Switch2は
家庭用ゲーム機としては高額過ぎる価格設定であるのは事実で、
コア層や、普段ゲームを多く遊ぶ層は”これでも安い”と言う人もいますが
一般層からすれば”高いものは高い”のも事実なのです。
夏休み商戦で数字が大きく伸びなかったのは
この”価格”が最大の原因で、
夏休み商戦やクリスマス商戦は主に”ライト層”のユーザーが
本体を買うことが多い時期ですが、
高額な価格設定により”それが失われた”ということを
意味しています。
競合のプレイステーション5に関しても
Switch2と同じく家庭用ゲーム機としては非常に高額であるため
既に夏休み商戦やクリスマス商戦では全くと言っていいほど
数字が伸びておらず、
Switch2もその状態に近づきつつあることを意味しています。
Switchの価格と比べても、”6万”だと、
例えばこの先のクリスマス商戦においても
”クリスマスプレゼントにする価格を遥かに超えてしまっている”ということです。
ですので、厳しい状況ではありますが
”Switch2が高すぎる”ことが原因で
夏休み商戦で大きく販売台数を伸ばすことができなかった、
というのが、現実となります。
万が一、この先さらに値上げするようなことがあれば
ますますこの傾向が強まることになるでしょう。
任天堂ハードの強みの一つが消えたのは大きな懸念点
任天堂ハードは、夏休み商戦・クリスマス商戦に”強い”のも
大きな特徴でした。
しかし、今回の夏休み商戦の伸びの薄さは
”6万ではその強みが失われる”ことを示しており、
夏休み商戦よりもより伸びる”クリスマス商戦”でも
大きな影響が出る懸念があります。
本体の価格というものは”メーカーの想像以上”に
特に国内市場においては大きな影響を与えます。
スプラトゥーンの新作を用意し、
さらにお得な本体同梱版まで用意したにも関わらず
”これしか数字が変化していない”夏休み商戦に
なってしまった、ということは
メーカーとしても非常に重く受け止めるべき結果で
あるかとは思います。
「新作投入で本体を買ってもらう」が成り立たなくなる恐れ
スプラトゥーンレイダースが発売されても、
夏休み+本体同梱版の援護があっても
発売週に数字が大きく伸びることはなく、
翌週以降は、ほぼ平常通りに近い数字になっています。
これは、”新作ソフトを出しても、本体が高すぎて
なかなか買ってもらえない”状況を示しており、
”既にSwitch2を持っている人が中心”に新作を買い、
持っていない人は”Switch2だから諦めよう”となっていることが
考えられます。
6月に発売されたスターフォックス発売時にも全く
本体売上が伸びておらず、
こういった点を考えると、
メーカー側の”ソフトを出して本体を買ってもらう”が
成り立たなくなりつつあり、
最悪の場合は何を出しても
「Switch2は高いから諦めよう」になってしまうユーザーが
増える懸念もあります。
既に、夏休み商戦の動きを見ると
これまでの任天堂ハードとは異なり、
”ライト層の動きが鈍くなっている”ことが数字が見えて来ていて、
この点は今後の大きな懸念材料と言えます。
対策は?
対策としては”価格を抑える施策”を打つしかありません。
Switch2 Liteの発売や、
TVモード専用モデルなどを発売し、
とにかく、1000円でも安く、価格を
ギリギリまで削っていくことが求められます。
”高額になっても、その分ソフトを出せば~”は通用しません。
ライトユーザーは高ければ何を出しても
「Switch2だからいいや」となってしまうものです。
とにかく価格を抑えるか、
あるいはSwitch1にも新作を供給し、
2ハード体制を続けるか、
そのどちらの対策を打たないと、
この先は厳しいものになっていく可能性も
十分に考えられます。
まとめ
ニンテンドースイッチ2は
価格帯が今後の大きな懸念で、
2026年の夏休み商戦では、
思う以上に数字が伸びないという
状態も浮き彫りになりました。
スピンオフとは言え、
スプラトゥーン+夏休み商戦でこの状況となると、
今後、価格を下げる施策を打たないと
なかなか厳しい未来が待ち受けているのではないかと
考えられます。
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