PS5デジタルエディション 日本語専用が発売されても売上が大きく伸びない理由は?

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プレイステーション5は
発売当初からゲーム機の中では高額な価格設定となっており、
発売直後は品薄が年単位で続き、
ようやく品薄が解消され、国内での本体売上のペースも上がって来た…
と、思ったところで今度は値上げを繰り返してしまい、
値上げされるたびに週間売上台数の平均は落ち、
結果的に、国内では苦しい展開となってしまいました

国内では”値上げの度に売上ペースが落ちる”ということは
ハッキリと数字に出ており、
プレイステーション5も値上げされる都度、
週間売上台数の平均は落ちていましたし、
ファイナルファンタジーやモンスターハンターなどの人気シリーズの新作が出ても
「本体売上が大きく伸びない」という現象も起きてしまっていました。
(これは、本体が高額になればなるほど、欲しいソフトが発売されても
”本体が高いからいいや”と諦めてしまうユーザーも多いことを意味し、
Switch2でも同じことが起きています)

競合ハードとなる「ニンテンドースイッチ2」もこの点は同じで
やはり、値上げ後は週間売上台数が落ちており、
新作が出ても本体売上があまり伸びない、夏休み商戦での動きも鈍い、
と言う状況になってしまっています。

そんな状況は当然、SONY側も理解していると思いますし、
価格への対策として、
2025年11月には「ps5デジタル・エディション 日本語専用」モデルを
55000円(税込)で発売、
プレイステーション5としては結果的に初めての値下げを行う形となりました。

しかし、日本語専用モデルを出して価格を下げたにも関わらず
「多少」売上ペースが伸びた程度で、
Switch1(値上げ前)の売上を週間で下回ったり、
Switch2を常に下回り続けたりと、やはり国内では
大きく改善はされていません。

では、どうして価格を下げたのに”大きな効果”が出なかったのか、
その点に関して、詳しく分析をしていきます。

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出すのが「遅すぎ」だった

まず、プレイステーション5の日本語専用モデルが
大きく効果を発揮できなかった最大の理由が
”出すのが遅すぎた”ということですね。

PS5が高額すぎて国内では特に売上に影響が出ている、と言う点は
明らかに分かっていたはずのことですが
その施策を打つのが遅すぎました。

PS5は2020年発売のハードですから、
2025年の時点で、ようやく価格をある程度下げられても、
”そろそろ次のが出るんじゃ…?”と思う人も
当然出て来ると思いますし、
”もう今更いいや”と思ってしまう人もいるでしょう。

ゲーム機と言うものは”ある程度状況が固まってしまった後に”
何かをしてもなかなか売上は伸びません。
”今更買っても”や”次が出るかも”とユーザーが感じてしまうと、
それまで購入して来なかったユーザーは、なかなか動かないわけです。

任天堂の「WiiU」もスプラトゥーンが大ヒットし、
そこで少し勢いが出ましたが
その頃には既にWiiUの末期感が漂っていて
WiiU自体はあまり伸びませんでしたし、
他にも、発売から年数が経ってから、あるいは情勢が決定的になってから
テコ入れしたものの、思ったより効果が出ないハードは
色々とありました。

PS5に関しても”価格を下げる”のが「遅すぎ」で、
2025年後半というタイミングで、日本語専用モデルを投入しても
「もう遅すぎた」というのが、売上が思ったよりも伸びない
大きな原因となっています。

日本語専用モデルの発売があと2年、3年と早ければ
プレイステーション5の国内での状況は
今とは大分異なっていた可能性も十分に考えられます。

価格を下げても「まだ高い」のも現実

PS5やSwitch2、XBOXSeriesが非常に高額なため、
感覚がマヒしてしまいがちですが、
「55000円」という価格は決して家庭用ゲーム機としては
安い金額ではなく、
これでもまだ「高い」「高すぎ」と言われても仕方のない価格です。

日本語専用モデル以外の価格が「異常」だっただけで、
55000円もまだまだ十分に「非常に高い」ゲーム機です。

実際、このぐらいの価格帯になって来ると
やはり国内市場では売上に影響が出やすく、
確かに値段は下がったものの
”まだ家庭用ゲーム機としては高い”ために、
思ったよりも大きな効果が出ていない、ということは言えます。

”遅い”
しかも”まだ高い”。
この2点だけでも、日本語専用モデルが思った以上に
伸びなかった原因の大きな部分を占めていると言えます。

もちろん、Switch2もそうですが
”高い”と国内市場においてゲーム機の売上は鈍ります。

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「デジタルエディション」であることも原因の一つ

PS5の日本語専用モデルは
「デジタルエディション」のみが発売され、
通常版の発売はありませんでした。

ただ、SwitchとPS5・PS4などの売上を見ても分かりますが
”ライト層の方がパッケージ版を買う”傾向にあり、
任天堂ハードは特に現在でもパッケージ版の売上比率が
他ハードより高めです。

が、PS5の日本語モデルは「デジタルエディション」となっており、
PS5はどちらかと言うとライト層にアピールしていかないと
いけないところ、それを無視した展開になってしまっています。

ディスクドライブは確かに別売りで存在しますが
それを買えば結局、6万円台後半まで値段は上がりますし、
”後からディスクドライブを購入してつけられる”と言われても
”それだと高い”上に、普段あまりゲームをやらない層は
そういう”よく分からない”ようなことを言われると購入意欲を
失っていくものです。

”デジタルエディション”というワードも
ライト層を引き付ける意味ではマイナスで
「何が違うの?」「何か劣化してるの?」みたいな
イメージを抱かれ、調べもしないまま「じゃあいいや」と
なってしまうリスクも十分にあります。

実際にゲーム販売店で接客をしていると
”普段あまりゲームをやらないユーザー”は、
少しでも”よく分からないこと”があると敬遠する傾向にあるのは
ハッキリと見えていましたし、
この”デジタルエディション”というワードも
せっかく安く発売したのに、その効果を多少薄れさせてしまう
要素ではあったかと思います。

可能であればディスクドライブつきで、
「PS5 日本語専用」と極力シンプルにして
発売することができれば、もう少し効果は出たのではないかとは思います。

「出さないよりマシ」の効果はあった

ここまで書いて来た理由から、
プレイステーション5の日本語専用モデル発売による
効果はあまり大きなものにはなりませんでした。

ただ、それでも”多少”週間売上はプラスにはなっていますし、
日本語専用モデル発売後、通常モデルやPROモデルの売上が
さらに落ちていることを見ると
やはり”安いもの”が求められていることは数字に出ています。

しかし、それでも
・出すのが遅すぎた
・まだ価格が高い
・デジタルエディションのほうを日本語モデルにした
などの点から、十分に効果を
発揮することはできませんでした。

可能であれば”Switch2の発売前”にこの行動を起こすことができれば
その点でも”多少は”違っていたかもしれません。

まとめ

プレイステーション5の日本語専用モデルは
”遅すぎたこと”などが原因で
十分な効果を発揮することができませんでした。

もしもPS6が発売される場合には
発売初日から日本語モデルを用意し、
極力”分かりにくい表現”を削り、
さらには出来るだけ価格を抑えるなど、
できる限りの対策を打っていくことが
何よりも大切になるかと思います。

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