恐怖で人を支配する人は指導者として不適合!多くを失う支配とは?

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

恐怖で人を支配する上司や社長、
アルバイト先では店長や先輩、
学校などではコーチや監督、先生。
色々な人が居ます。

しかしながら、この”恐怖”で人を支配する、ということに
対して、私は疑問を感じます。
確かに、上に立つ立場の人間は、ある程度の統率というものを
取らなくてはいけません。

それは、確かなことでしょう。

ですが、暴言や暴力などで、人を震え上がらせて
従わせる、と言う行為は決して正しいやり方ではなく
間違ったやり方です。

それは、何故か。
あくまでも個人的な見解にはなってしまいますが、見て行きましょう。

スポンサーリンク

上に立つ人間として…

会社における上司だとか、スポーツにおけるコーチだとか
人の”上”に立つ立場の人間は色々なところで存在します。
人をまとめ挙げる、ということは、
舐められたりしてはいけないことですし、
ある程度の統率を取ることができる状態でなければいけない、ということも
確かだとは思います。

時には、部下にあたる人間や
指導するべき人間に対して、きついことを言わなければならない、
というタイミングは確実に存在します。

そこまでは、上に立つ立場の人間として、間違ったことではないと思いますし、
仕方のないことだと思います。

が、これを勘違いして”その先”に進んでしまう人間が居る。
悲しいことに、これもまた事実でしょう。
”その先に進んでしまう”とは一体どういうことなのか。

それは、暴力であり、暴言であり、
恐怖で指導者として君臨することです。

人は”恐怖”に支配された時点で、あらゆるものを失いますし、
そういう状況にしてしまう”指導”する立場の人間は
指導者として”無能”、
適正は無いといわざるを得ません。

意見できるものが居なくなる

指導者の立場に居る人間に対して
”意見できる人間が居なくなる”ということは、
とても痛手です。

指導する立場に居る上司や先輩、そのほかもろもろの人だって
”人間”なわけです。
時には間違えたことを言う場合もあるでしょう。
人間である以上”必ず間違えない”という人は存在しません。

ですが、恐怖で人を支配してしまえば
指導する立場の人間に対して”意見”する人が居なくなってしまいます。
通常であれば、指導する立場の人間が、
どう考えても間違っていることをいえば、
誰かが意見をします。

が、常日頃から恐怖で支配されている人間たちには、
それができません。
つまりは、間違った意見でも、そのまま通ってしまうことになり、
結果的に従う側の人たちは過ちを犯してしまうことになりますし、
指導する立場の人間は、自分の過ちに気付かないまま、
どんどんおかしな方向に向かっていってしまうわけです。

スポンサーリンク

モチベーションが上がらない

恐怖で支配されている社員だとか、学生、そういった人たちは
確かに指導する立場の人間に従うかもしれません。
ですが、それは”強制的”に従わされているだけ。
つまりは、自発的な行動によるものではない、ということです。

そうなれば、
そこにモチベーションなど存在しません。
指示された動きはしても、自分の意思で高めようという意識など
絶対に芽生えないでしょう。

恐怖で縛られた人間たちが、考えることは、
その恐怖に対して”どう行動するか”という部分です。

そういう状況になってしまえば、もうおしまいです。
新しいアイデアはそこから生まれませんし、
伸びるものも、伸びなくなるのは間違えないでしょう。

何か綻びがあれば破綻する

恐怖での支配、というものは脆いものです。
確かに、恐怖で人を縛り付ければ、
それに人々は従うかもしれません。
ですが”本当の心”まで縛り付けることはできません。
相手は人間ですから、恐怖で縛り付けられて、
したがっていたとしても、心の中では、思うところが
必ずあるはずです。

万が一、何か問題が起きたりして追求される立場に
なった時や、万が一、自分の健康状態に問題が発生したときなどには、
恐らく誰も助けてはくれないでしょうし、
逆に今まで溜まった不満をぶつけてくるはずです。
そうなってしまうのも、恐怖で人を支配する人間の”自業自得”です。

この点に関しても、注意が必要でしょう。

チームワークは生まれない

恐怖で人を支配すれば、そこにチームワークは生まれません。
生まれるのは、恐怖と疑心暗鬼に陥る精神状態だけです。
恐怖のもとで、指導されている立場の人間たちの中には
チームワークというものはなかなか生まれません。これは、当たり前のことです。
チームワークなんて、生まれようが無い。

指導する立場に対しての信頼感などありませんし、
最悪の場合は告げ口だとか、蹴落とすような真似が
仲間内で発生するようになり、
表面上での統率が取れていたとしても、
チームワークという面では最悪!という状態になってしまうわけですね。

スポンサーリンク

指導者自身も、さらにダメになる

監督でも社長でも店長でも、
立場が何だとしても、こうして、恐怖で人間を支配することで
自分自身もどんどんダメな人間になっていってしまいます。

ますます、そういう方針がエスカレートしてしまいますし、
性格も、どんどん自己中心的で横暴なものに
変わって言ってしまう可能性も非常に高いです。

誰も意見をする人が居ない、ということは自分の間違えに気付くことが
できない、大変な”機会喪失”です。
普段、上の立場に立つ人間は、注意してくれる人が基本的に居ません。
そんな、指導者の立場の人間にとって、唯一色々な指摘を
してくれる人たちが、自分が指導している人間たちです。

しかしながら、それを自ら抑え付けてしまうということは、
もう、誰も指導する人間の間違えを指摘できないのです。
まさに独りよがりな状態が完成してしまうわけです。

そうなれば、人間として、まずますダメになっていって
しまうのは間違えありません。

上からも見放される

店長や監督、先輩の立場などなど、
自分がトップではないけれど、指導する立場に居る人間も
この世の中には多いです。

普段、指導する相手を恐怖で縛り付けて
好き放題やっている場合は、もしも何かおきた場合は、
注意が必要です。
恐らくは、誰もあなたのことを助けはしないでしょう。

先ほども書いた通り”指導されていた”人間たちは
絶対に、助けてはくれませんし、
”上”からも問題が起きれば見放されます。

部長クラスなら、問題になれば会社は助けてはくれないでしょうし、
先生なら、問題が起きれば、学校側が普段黙認していたとしても、
助けてはくれないでしょう。
世の中とは、そういうものです。

慕われることもない

これは当たり前ですが、恐怖で人を支配していれば、
慕われることなど、絶対にありません。
尊敬されることもなければ、感謝されることもない。

感謝の言葉を口にするかもしれませんが、
それは”偽り”です。
恐怖から、心にもないことを言っているだけです。

恐怖で人を支配すれば、確かに従うかもしれません。
ですが、そのやり方は、指導する立場の人間として不適切なのは
確かですし、指導のやり方としても、多くのものを失う間違った
やり方なのです。

”統率がとれている”ことと、
”支配していること”では
全く違うのです。

まとめ

部下を恐怖で支配したり、
教え子を恐怖で支配したり、
そんなやり方をしている人は居ませんか?

恐怖で支配すれば人は従いますが、
それは統率が取れているわけではないのです。
指導する立場の人間としては、何もしていないのと同じ。

私も、バイト時代に”恐怖で支配する店長”が居ました。
このバイト先ではバックレもその店長の代だけ多発していましたし、
チームワークも積極性も何もありませんでした。

恐怖での支配は、あらゆるものを失います。

タイトルとURLをコピーしました