救急隊員の水分補給に意見?何でもクレーム!どうなってるの?

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大阪市消防局の救急隊員3人が
救急車での搬送後に自動販売機で飲み物を購入し、
救急車の中で飲んでいた、ということについて、市民から
問い合わせがあった、というニュースが出ていました。

通行人がたまたま救急隊員が水分補給しているのを
見かけて「勤務中のこのような行動はありなのでしょうか?」と
問い合わせたというのです。

もう、やめません?こういうクレーム。
何で何にでもケチをつけるのですか。
店員だとか、救急隊員を何だと思ってるのです?
機械か何かだと思ってるんじゃないですか?

接客業をやっていて思うのが、
こういう”くだらない姑レベルのクレーム”が多すぎます。

何を求めているのか?
あなたはそんなに鏡のような人間なのか。

呆れてしまいます。

今回はこの問題について
接客業店員として語っていきます。

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何でもクレームをつける時代

最近は、細かいことにまでクレームをつけすぎです。
もちろん、本当に態度の悪い人も居るでしょうけれど、
細かいことにまでクレームをつけられすぎて、
今回の救急隊員の件もそうですし、とにかく”現場”は疲弊しています。

一度接客業をやってみればわかると思いますが、
本当にあり得ないことにまで文句を言ってくる人が多いです。

「今の時代は本当に細かいことまでケチをつけてくるようになった」と
私のアルバイト時代の社員さんも言ってました。

私は「細かいことまでケチをつけてくる時代」しか
知りませんが、昔はもう少し、皆様穏やかだったのかもしれません。

何でもかんでもケチをつける人が増えている…
これは「客側が強くなりすぎている」ことに起因
しているのだと思います。

店や救急隊員(今回の場合は市)などが弱気に
なりすぎているのも原因の一つではありますね。

私はいつも店に対するクレームの記事でよく書きますが、
「店側の弱気すぎる態度」も問題の一つだと思います。

細かいところに何でもかんでも文句を言ってくる…。
それだけ「ストレス」を溜めている人が多い…ということなの
かもしれませんね…。

…と、前置き(?)が長くなりましたが、
今回の救急隊員が自販機で飲み物を購入していた、ということに
ついて、接客業経験者の立場から、
色々思うことを書いていきたいとおもいます。

あくまでも、私個人の考えですから、皆様と考えが違うと
思いますが、ご了承下さい。。

水分補給もしちゃいけないの?

私はこう思います。もちろん、搬送中に救急車を止めて
自動販売機で飲み物を買い、救急車を停車していたのならば
問題にされるのも分かります。

ですが、今回の件は搬送が終わった後です。
それも、飲んでいたのは普通の飲み物。
勤務に支障がでるようなものではありません。

それなのに「勤務中のこのような行動はありなのでしょうか?」と
市に意見が行ってしまう。

私個人の意見としてはいくらなんでも
救急隊員に対する考え方が酷すぎると思います。

救急隊員だって人間です。
水分を補給するな、とでも言いたいのでしょうか。
搬送後、しかも水分補給の時間は数分。
全く持って何も問題ないと思うのですが
何がいけないのでしょうか?

私が思うに救急隊員の方もそうですが、
店員やそのほかの場所で働く人たちを
”機械”か何かと勘違いしているのではないでしょうか。

必死に、人命救助のための搬送を終えて、
水分補給すら許されない。
これは、あまりにも酷い意見であると私は思います。

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なんで、そんな細かいことまで?

最近、どこでも本当に「どうしてそんなこと言うの?」
というレベルに細かいことまでケチをつけてくる人が居ます。

「何でそんなところまで見ているのか?」
「何でそんなことを言うのか」

本当に理解できません。

もちろん、本当に問題ある行動を見かけて意見するのは
良いと思いますが、
人として普通のことまで、問題にされるのは
本当に苦しいことだと思います。

「水分補給はありですか?」なんて言われたら
困っちゃいますよ、本当に。

「お手洗い行っていいんですか?」と同レベルの意見だと
思います。

人間なのですから喉も渇くでしょう。
搬送後、次の目的地があるわけでもなかったみたいですし、
寧ろ「どうして飲んではいけないのか?」と聞いてみたいぐらいです。

また、「その後、救急車の中でその飲み物を飲まれているようで
なかなか出車せずでした。」とあり、ずっと見ていたことになります。
たまたま近くで用事があったのなら良いのですが
もしもずっと発進するまで見ていたのだとしたら、
粘着質すぎて、救急隊員の方がとても可愛そうです。

親切と「度を越した親切」は別物

市がこんな質問に答えているのも問題だと思います。
そういう態度が、普通のことすら許されない社会をさらに
増長させると思います。

市の回答が「問題はなかった」
という趣旨のものなので、まだ良かったですが、
本来は相手にするべきですらなかったかと思います。

お店もそうですが、
理不尽なクレームや過度な要求に対しても
「我慢して謝る」みたいな風潮があるような気がします。

ですが、これはやってはいけないことではないかと思います。

クレーマーの自分勝手な意見や
明らかにおかしい主張に対しても
「申し訳ありませんでした」 と言ってしまうお店も。

ダメなことにはきっちりダメだと言わなければ
なりませんし、
全てに対して弱腰というのは間違えではないかと思います。

今回の救急隊員の件に対する、市側の対応は
過度にお詫びしたり、そういうことはしていなので
良い対応なのではないでしょうか。

謝るべきもの、謝るべきではないもの、
この区別をしっかりと、各お店や、各職場などで
しっかりと整理しておきましよう。

水分補給をしないということ

つまり、この意見は「水分補給をするな」と言いたいのでしょうか。
もし、そうなのだとすればあまりにも酷すぎます。

何度も書いてますが救急隊員とて人間です。
人間には水分が必要ですし、
救急隊員の皆様は、一般人には想像もできないぐらいに
辛い仕事をされているのだと思います。

緊張感から喉も渇くでしょう。

何で、搬送後の、次の救急が入っているわけでもない
タイミングに、水分補給しちゃいけないのでしょうか?

自分は仕事中に一切水分補給をしないのでしょうか?

あまりにも酷すぎますし、
そのようなことでわざわざ意見を出すなんて
あまりにも悲しいことだと思います。

水分補給をしなければ作業効率が落ちるかもしれません。
喉が渇く、というのは本当につらいことです。
特に緊張している状況下ではなおさら。

水分をとらずに、次の現場に向かった結果、
正常な判断が出来なくなったら?

色々と問題も出てくるでしょう。

「水分補給をしているのを見たことが無い」

そんなこと当たり前です。
普段、救急隊員のことを見る機会なんて
あまり無いと思います。

見てなくて当たり前なのです。

「初めてみました ああいうのはありですか?」
なんて、質問を何故するのでしょう?

本当に私には理解できませんし、
考え方は人それぞれですが、
決められたルールの下で、水分補給をしていただけなのに、
こんな風に言われてしまうなんて
本当に悲しいですし、おかしいと思います。

まとめ

この件とは関係がないですが、私のお店でも、
「何でそんなことまで突っ込むの?」なんて思ってしまうような
意見やクレームも経験したことがあります。

本当に「そんなこと言われても…」と困ってしまうようなこともあります。

店員や、救急隊員に、こういう過度な要求や
意見、クレームを入れる方は、一体何を考えているのでしょう。

働いている人は、機械ではなく人間です。
少しは相手のことも考えたほうが良いと思います。

しかし…今後、こういうクレームじみたものや、
働く人を軽視したり、機械としてみたりする人はどんどん
増えていくのでしょうか…。

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