アルバイトの人件費削減を行う方法5つ!店長として削減するには?

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

店長にとって悩ましい問題の一つが
”人件費削減”だと思います。

確かに、お店の損益に対して大きな負担となることの一つが
人件費です。

特にアルバイトスタッフさんが大勢居る場合は、
人件費もバカにならない金額になってしまうとは思います。

そして、店の業績があまり良くない状況になってしまった際などには
会社側から店長に”人件費削減”の指示が下される場合もあります。

そんな時、店長は人件費削減をどのように行えば良いのか。

今回は、店長としてアルバイトスタッフの人件費を削減する方法について
書いていきます。

結構、嫌なやり方も書いてありますが
人件費削減、とはそういうことです。
私は、”赤字を回避するための”
人件費削減を始めたらお店は終わり、だと思っているぐらいです。
それを踏まえて、人件費削減の方法を書いていきます。

スポンサーリンク

人件費削減は慎重に

アルバイトスタッフさんにも人生があります。
安易な人件費削減は控えましょう。

アルバイトスタッフさんはお金が稼げないとわかれば、
別のバイト先に移動する可能性もありますし、
人件費の削減を行うことでアルバイトスタッフさんの心離れを
起こす可能性もありますし、
何よりアルバイトスタッフは機械ではなく、人なので、
無理な削減を行えば、必ず不満も出てくることでしょう。

そのため、人件費削減以外の道が残されている!
という場合は、人件費を安易に削減するべきではありません。

もしも人件費削減に手を染める場合は、
それ相応の覚悟を、削減する側も持つ必要があります。

バイトの人件費を削減する方法

アルバイトの人件費を削減する方法は色々とあります。
まず、大前提として人件費を削減するためには、
アルバイトさんの出勤時間を減らすことです。

当たり前のことですが、これをしなければ人件費の削減などできません。
なので、人件費を削る!ということになったら
色々な手段で、アルバイトスタッフさんの時間を削って行くことになります。

ただし、上でも書きましたがあまりに強引な人件費の削減は
反感を買う可能性が高いですから
そのあたりは上手く、削減していくようにしてください。

①余剰人員をカットする

同じ時間帯に複数のアルバイトスタッフを配置している時間帯も
あるかと思います。
もしも、そういう時間帯がある場合、本当にその時間にその人数必要か、を
考えてみてください。
例えば、アルバイトスタッフさんを3人配置している時間帯。

本当にその3人は必要なのか、
いつも一人手を余らせていないか。それをよく考えてみてください。
もしも「2人でもいけるのでは?」と思ったら、その時間帯のアルバイトの
人数を一人減らすのです。

そうすることで、数時間分の人件費を減らせるはずです。
勤務予定表を見てみて、余剰な人員が出ていないかを確認してみましょう。

もし、余剰人員がある場合は、そこを削っていくことで
人件費を削減させることができます。

スポンサーリンク

②定時で帰らせる

アルバイトスタッフさんの中には、忙しかったりすると時間を延ばしたり、
なんとなくなかなか帰らずに、時間を延ばしたりする人も居ると思います。

そういった、人件費的な側面で考えると「無駄」な時間、
ロスタイムを無くすことで人件費をわずかではありますが、削減することが
可能です。

例えば、アルバイトスタッフさんの入れ替わり時間帯には、
次の人が来たらきっちりと帰らせる、だとか、
早めにアルバイトスタッフさんがやってきたとしても、勤務開始は
本来のシフトの時間からにさせる、だとかそういう部分ですね。

こういう部分をきっちりとやるだけでも、アルバイトスタッフさんの
人件費は減らすことができます。

③ヒマになったら帰らせる

これをやっている店長は実際に居ました。
お店がヒマになったら、アルバイトスタッフさんを帰らせてしまう、という
やり方ですね。

例えば、16時までのシフトで入っているアルバイトスタッフさんが
居るとします。

しかし、お店が15時20分の時点で、ガラガラになり、
人員的にももう必要ない、と判断した場合は15時30分で
帰らせてしまう、
そういうやり方です。

確かに、人員的に不足していないのであれば
「人件費」という面だけを見れば”無駄”であるのもまた事実です。

ただし、この方法はアルバイトスタッフさんにとっては
非常に嫌なものに感じる人も居ますから、
その点は気を付けてください。

アルバイトスタッフさんの中には
今月のシフトはこれだけ入っているから、このぐらいは稼げる!と
予めある程度、計算している人も多いです。
そのため、急にこうして帰らせてしまうことは、アルバイトスタッフさんから
してみれば、嫌なことなのです。

トラブルや不信感を助長しないためにも、そのあたりは上手く
アルバイトスタッフさんと相談しながら進めていくようにしましょう。

④店長自身が代わりに働く

アルバイトスタッフさんのシフトを減らして
空白を自分自身で埋めてしまう方法です。
場合によっては店長が、休日を返上してまで人件費削減をしているお店も
私は見たことがあります。

この方法は結構多くのところで使われている方法です。

ですが、不思議に思いませんか?
アルバイトスタッフの代わりに、店長自身がお店に出るのに
何故人件費削減になるのか?と。
むしろ人件費が増えるのではないか?と。

まぁ、これはその通りではあります。

ですが…
残念なことにこういうのって、サービス残業やサービス休日出勤
なのですよね…。

要は、自分が「無給」で出勤する代わりに
アルバイトスタッフのシフトを減らす、という
やってはいけない方法なのです。

ですが、これがまかり通っているところも多く、
実際に私が勤務していた会社の系列店では「これ」が
行われていました。
恐ろしいことですよね…。

一応、人件費削減のメジャーな方法の一つなので、
今回はこの記事で取り上げましたが、
私はこの方法は絶対におすすめしません。
ブラック企業を助長させる原因になりかねませんし、
正直に言ってしまえば「こんなこと」をしなくていけないようなお店は
もう、本来であれば「閉店」するべきお店です。

例えこの方法で人件費を削減して、お店が黒字になったところで、
本来は「赤字」なのですから、ただ単に見てくれ上の数字を
かけただけに過ぎないのです。

スポンサーリンク

⑤経営難であることを話す

どうしても人件費削減を必要以上にしなくてはいけない場合は、
もう素直に話してしまうしかありません。
「経営難」であることを。

もちろん、話せば辞めるアルバイトさんもいるかもしれません。

ですが、度を超した人件費削減をするためには
もはや理解してもらうしか道は残っていません。

最後にはアルバイトスタッフさんたちにお話してお願いするしかないでしょう。

勿論、それで協力してくれるアルバイトスタッフさんはごくわずかだと思います。

アルバイトとは、バイト先のために来ているのではありません。
基本、お金のために来ているモノです。
ですから、場合によっては見切りをつけられてしまっても仕方がない、という
一面もあります。もしやるのであれば、
そのぐらいの覚悟で人件費削減は行わなくてはいけません。

まとめ

人件費削減は、軽々しくやるべきことではありません。
上で紹介した①の方法のように、本当に無駄になっている部分が
あるのであればそれはそれで仕方がありません。

ですが、②以降の方法を使い、さらに強引な態度などをとっていれば、
アルバイトスタッフさんからの不満は蓄積されていく一方でしょう。

人件費削減は最終手段として、
神経を使いながら行うべきです。

やらないで済むなら、やらないで済んだ方が良いのです。

タイトルとURLをコピーしました