迷惑な転売屋!転売屋とは何?転売屋を撃退する方法はないの?

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店員Kです!

先日予約開始となった人気のゲーム機、
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン。

予約が開始されてすぐに予約終了となり、
既に定価超えで某所に出品されているなど
”転売屋”と言われる人間たちの餌食になっています。

私は元ゲーム店店長ですが、やはりゲーム関連の商品も
”転売屋”の餌食になりやすい商品です。
巷ではチケットなどもよく転売屋の餌食になっています。

ゲームだけで言っても
今年3月に発売されたゲーム機、ニンテンドースイッチなどは
定価+1万円で売れていたりと、転売屋の餌食になっていました。

今回の記事ではこの迷惑な「転売屋」について書いていきます。
合わせて撃退法も。

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転売屋とは?

数量限定の商品や発売直後の人気商品などを買占め、
インターネットオークションなどに流すことで利益を得る人たちのことです。
数量限定の商品や、人気商品の最新作(上であげたゲーム機など)や、
コンサートなどのチケットなどなど…
こういったものが狙われやすく、転売屋たちの間で大量に買い占めを行うことで
一般の人に行きわたりにくい状況を作り、高値で売り付ける、なんて
ケースもあるみたいですね。

今の時代、ネットで簡単に商品を売ることができ、
ヤフーオークションやアマゾンなど、お店が無くても売れる環境がある+
アクセス数がスゴイので簡単に定価超えで売れることなどから、
転売屋の数は増えつつあるようです。
また、最近は海外への転売屋も増えています

転売屋は迷惑

まぁ、これに尽きますよね。
転売屋は販売店・お客さんにとって迷惑な存在でしかありません。
勿論、転売屋もそれを生業にしていて必死なのでしょうけれども、
私個人としては”職業”とは言えない行為だと思います。

・一般客からして…
「本当に欲しい人」にとっては迷惑極まりないのが転売屋ですよね。
転売屋が買い占めてしまうから、手に入れられない!なんて人も
一定数存在します。
予約などに関しても転売屋が予約競争に参加するがゆえに、
近年、人気商品の予約はどんどんしにくい状況になりつつあります。

・お店からしても…
お店からしても迷惑です。例えば人気商品(ゲーム機など)を売る際には
普通のお客様であれば本体+ソフトというようにプラスアルファを買って
くれる方も多いです。
しかし、転売屋は「目的のモノ」だけです。
しかもクレジットカード払いであることも多く、お店にとっては完全に
マイナス、そんな状態です。
そして、お店側の対応は非常に難しいです。
「100パーセント転売」と断定できない相手を転売屋として
決めつけることは難しく(こいつ明らかに転売だろう!と思ったとしても、です)
相手が「これ全部自分のです!」と言いきれば、お店として対応が
難しいのも事実です。

・メーカーからしても…
商品を作っているメーカーからしても迷惑。
「品薄で生産が追い付いていない」という批判の原因になりますし、
メーカーが再生産したタイミングで転売屋が一気に市場に貯めていた
本体を流したりすれば、今度は再生産分が売れなくなってしまったり…
色々と害があるわけです。

このようにお店からしても、お客さんからしても
”邪魔者”でしかないのが転売屋という存在ですね。

転売屋に罰則は?

一応、日本で中古の商品を売る際には古物営業法に基づく古物商許可を
得る必要があります。
これを受けずに大量の人気商品をネットなどで売買していれば
きわめて悪質な場合古物営業法違反により逮捕されることもあります。

またチケット類などの場合はダフ屋営業として逮捕されることも。

しかし、残念ながら転売屋もそれを理解してしまってるんですよね…

まず、古物商許可を持っていれば、基本的に罪に問うことは
できなくなってしまいますし(チケットは別として)、
古物商許可を持っていない場合でも
ほどほどの数である場合は
「個人のいらなくなったものをオークションで売っている」と
言われてしまえば手の出しようがありません。

なので、罰則はあるのですが、
ケースによっては手出しのしようがない、というのが
現実的なところではあります。

転売屋を撃退する方法!

では、転売屋を根絶するにはどうしたらいいのでしょうか?

…とここまで書いておいて言うのもなんですが
転売屋を「根絶」するのは難しいです。
ただ、転売屋を追い詰めていくことはできるでしょう。

ここからは転売屋を苦しめる(物理的にじゃないですよ?)
方法を書いていきます!

①転売屋から買わない!

これですよ、これに限ります!
転売屋から買わない。
何故、転売屋が世の中から居なくならないのか?
それは”定価超え”でも買う人がいるからです。

つまり、利用する側にも責任があるのです!

転売屋が高値で商品を売り出したとしましょう。

…が、誰も買う人が居なかった。
すると、どうなるかもうお分かりですよね?

転売屋は買い手を失い、
一気に全滅するわけです。

まぁ…これは理想論。
世の中の全員が転売屋から購入しなくなる!なんて未来は
訪れないでしょう。
世の中には金に糸目もつけず定価超えであろうと、なんであろうと
商品を購入するVIPな方もいらっしゃいますからね。
また、海外で販売する転売屋は、もはやどうすることもできません

ただ、一人ひとりが転売屋から買わない!ということを意識するだけで
次第に大きな打撃になっていくかもしれません

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②売らない!

転売屋の仕入れ源を絶てば、転売も出来なくなります。
ただ、これも一般のお客さんのような雰囲気で人気商品を買いにくる
転売屋も居ますし、100パーセント対策するのは難しいですね。
ただ、中にはお店に人気商品を大量買い占めしに来る人や、
大量予約しに来る人も居るので、
こういう方に対しては、私は1人1個までだとお伝えして撃退していました。

”転売屋”と”普通のお客さん”の境目。
「複数台買う人は転売屋」だとは思うのですが
100パーセントそれを証明するのはなかなか困難です。

ですので「転売ですよね?と尋ねるのではなく
「一人1台まで」というカタチで対応するのがベストだと思います。
それでも複数人で来たりだとか、転売屋もあらゆる手を使うのですが…

③法律で制限する

法律で制限する方法もあります。
転売が逮捕案件になれば、転売屋も激減するのでしょう。

最近ではネットで人気漫画のネタバレを発売日前に掲載していた
サイト管理人が逮捕され、同系統のサイトが一斉に閉鎖される現象なども
起きていました。
自分で書いた文章以外で、高校収入なんて言語道断です。

このように、転売屋も逮捕事例が出れば、
多くの転売屋は萎縮するでしょう。

しかしながら、現時点の法律では逮捕は難しく、
逮捕するには新しい法案などを通さなくてはならないでしょうね。

まぁ、これもあまり現実味がない方法であることは確かです。
ただ、無くすにはやはり法律で縛るしか…

④メーカーによる罠

転売屋は一時的に、その商品を「手元に持つ」ことになります。
そのタイミングでメーカーが大量出荷すれば…
転売屋は大損害を被ることになります。

「この商品は品薄になるし、売れるだろう」と転売屋に
思わせておいて、実際には品薄にならない!というパターンですね。

そうなれば転売屋は購入した分、多少は取り戻せるとは思いますが
赤字になるでしょうから、転売屋にダメージを与える方法としては
良い方法ではないかと思います。

これが繰り返されれば転売屋も慎重になりますし、
安易に転売に走れなくなりますからね。。

ただ、いずれの方法にせよ、転売屋を完全に撲滅することは
現状では非常に難しいことなのではないかと思います。

個人でできることは
”転売屋からは絶対に買わない”ことぐらいですね。

まとめ

転売屋の撲滅は難しい事です。
彼らも必死にグレーゾーンを潜り抜けてますからね…。

先ほども書きましたが個人に出来ることと言えば、
「買わないようにすること」ぐらいです。

本当は全員が転売屋から商品を購入するのをやめれば
転売屋なんていなくなるのですけど、
高値を払ってでも欲しい!という気持ちも分からなくは
ないので、複雑なところですね…。

ただ、転売屋から買う!ということはまた次の「転売エネルギー」を
渡すことになりますから、できれば避けた方が良いのです!

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