レジの違算・差異で疑われてしまったら?差異が出た後の対策

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店員Kです!

アルバイトにおける恐怖の一つ。
それがレジの違算・差異が出たときに
”自分が犯人として疑われる”ことです。

盗ってないのに、ミスもしていないのに疑われ…
屈辱的なことですよね。

(本当に自分がミスしたり盗んでるなら疑われて当然ですが)

以前、このブログで
レジの違算・差異の原因と対策についての記事を書きました。
こちらの記事です)

お店をやっていると、どんなに気を付けても差異は出てしまう時は出てしまいますし、
上の記事のような対策をしても、出る時は出るでしょう。

しかし、厄介なのは
レジの差異が出た後。

上でも書いた通り、何もミスもしていなければ、
ましてやレジからお金を抜くなんてしていないのに
疑われてしまうケースもあるのです。。

今回はレジの差異の犯人として疑われた場合について
書いていきますね。

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差異が出たら…

差異が出ると、まずは調査することになります。
前の記事でも書いた通り”原因不明”になることもしばしば。
原因が分からないと、当然”誰か盗んだのではないか”そういう話に
なります。

私も店長をやっていたので分かるのですが
”誰か盗んでいるんじゃないか”という考えは当然頭の中をよぎります。
そして、”この人怪しくないか?”という考えも頭をよぎります
(私はそう思っても口に出しませんでしたが)

そして、店長によっては”憶測”で、
「コイツのせいだ」と決めつけて責めてくる人も居ますし、

また何らかのミスによる差異発生の場合も一方的に
「○○さん」が犯人だと決めつけて責めてくる場合もあるのです。
恐ろしいことですね。

差異が発生すると、
店長や責任者の心の中は”不安”と”疑念”でいっぱいになります。
そのまま差異問題が解決しなければ
本社に報告するか、もしくは自腹で差異を補てんするか。
店長にはその選択肢しかありません。

なので、どんなに穏やかな店長でも内心、焦りと苛立ちが
募るのです。
そして、人によっては犯人を一方的に決めつけて…
というしてはならない行動に走ってしまいます。。

疑われやすいタイプ

一応、これまでの経験上、疑われやすいパターンを
書いておきますね。

・新人
まず、アルバイトに入って日の浅いスタッフさん。
これは疑われやすいです。
盗難にせよ、ミスにせよ、
「君じゃないのか」みたいなパターンは非常に多いです。
私も、入りたての頃、金庫の500円玉が消えたときに
疑っているような発言をされたことがあります
(犯人は当然、別の方でしたが)

・よくミスをする人
これは「ミス」方面の差異だった場合、疑われやすいです。
「またやったのか」みたいな感じですね。
これもなかなか屈辱的ですよね…。

・店長と仲が良くない人
店長と普段からあまり親しく無かったり、
真面目にバイトをやっておらず、店長から嫌われていたり…
そういうタイプの方はザンネンながら真っ先に疑われます。
特に盗難方面で。
私の職場にはいませんでしたが、仮に店長の私と相性の
悪い人が居れば、やはりその方を内心では疑うと思います。

・運の悪い人
たまたまずれている金額分の「おつり」を渡したときの
レジ打ちをしていたり、
自分のバイトの日ばかりレジに差異が発生したり…

そういう運の悪い方も疑われてしまう要因です。
特に、自分はミスしていないのに(思い込みではなく)
自分の日ばかりレジに差異が発生する、、というケースは
非常に危険です。

何も知らないのに盗難扱いされてしまう可能性も0では
ありませんから…。

疑われたらどうすれば?

貴方は何もミスしていないし、盗んでも居ない…
そんな場合でも疑われてしまう、という非常にザンネンなケースも
あります。
そんな時どうすれば良いか、書いていきます。

盗難を疑われた場合

これは相当厄介です。
店長が「あなたが盗んだ」と思い込んでいる場合、
その疑いを晴らすのは容易なことではありません。

盗難を疑われた場合、するべきことは
「とにかく否定する」ことです。

有耶無耶な態度や、店長に怒鳴られたりして、
本当は盗ってないのに認めてしまったりとか、
ゼッタイにしてはいけません。

「やってないものはやってない」
毅然とした態度でそう伝えることが大切です。

…それで信じてくれればよいのですが、
場合によってはさらに疑いがエスカレートすることも。

そんな場合はカメラの確認を要求したり、
疑われていることを本部に相談(逆効果の可能性もあり)などが
対処法になるかと思いますが、
正直、やってなくても店長から「疑われて」しまっては、
真犯人、もしくは原因を見つけない限り、そのお店でそのままアルバイトを
続けていくのは難しいかもしれません。

場合によっては退職を考えるのもアリです(バイトの場合)

ただし、すぐに辞めると「やっぱりアイツか」となるでしょうから、
少し間を置いてやめるか、
工夫をして辞める方が良いと思います。

私の前の勤務先のアルバイトスタッフさんにも
差異発生の犯人として疑われたことのある方が居ました。
(差異がでる日にたまたまよく居た、という原因で…)

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ミスを疑われた場合…

例えば、200円多くなっていた場合。
おつりの返し忘れが原因の可能性が高いです。
そして、レジで記録を確認し、おつり200円の取引を見つけたとしましょう。

そして、その担当者があなただった場合…。

すると、あなたがたとえ本当に200円をお返ししていたとしても
「お返し忘れたんじゃないか?」と疑われてしまうわけです。

そんな場合どうするべきか。
とりあえず最初は否定して良いと思います。

ただ、この時、
「絶対に自分じゃありません」と言うのではなく、
「自分の可能性もありますが、ちゃんと渡した記憶がある」というような
言い方の方が良いです。

例え100%自分じゃなかったとしても。。

断固「自分じゃない」だと悲しいことにあなたのイメージが
悪化してしまう可能性もあるので…。

で、「ミスしていません」と言って
店長が納得してくれればよいですが、それでも納得してもらえない場合…

自白強要みたいでイヤですが、
早めに折れて「自分だったかも知れません 今後気を付けます」みたいな
言い方をして謝ってしまった方が賢明です。

最初に「ミスしてない」と言ったのに信じてくれない店長は
何を言っても信じてくれません…

「盗難」を疑われた場合は絶対に認めてはいけませんが、
「ミス」の場合は認めてしまった方が、あなた自身の傷も深く
ならずに済む場合もあります。

個人的にはこういうのイヤなんですけど、
そういう世の中ですからねー…

弁償を要求された場合

これは、貴方がレジの操作をミスしていた「決定的な証拠」があったり
あなたが本当に盗んだりした場合を除いて払う必要はありません。

上で書いたように「恐らくお前だろう」と疑われている状態で
弁償を求められても、払わなくて良いということです。

”法律上”払う必要が無いので
ゼッタイに払う必要はありません。
(あなたが本当にミスした場合は、法律上、賠償を要求できると言えば、
できるのですが、そうでない場合は絶対にできません)

店長の立場として…

店長の立場の方へ。
差異が発生すると大変だと思います。
誰かを疑いたくなる気持ちは分かります。
「確認」ぐらいならしても良いかとは思います
(相手の気分を害さないような聞き方をしてください)

ですが、本人が「やってない」「ミスしていない」と
言ってきた場合、
証拠が無いのであれば、それ以上追及してはいけません。

「憶測」でバイトさんを疑うのは罪です。

どうしても原因が分からない場合は補てん・報告の
どちらかをするのが店長の役目です。

憶測で疑うような人間は店長失格です。
どうしてもその人だと思うのであれば証拠をつかみ、
本人に叩きつけるぐらいの努力をしてください。

まとめ

自分じゃないのに疑われる…非常に屈辱的かつ悔しいことです。
けれども、一度疑われたら、なかなか払拭できないのも現実。

ミスに関してはある程度引き下がるのも場合によっては
仕方ないかもしれません。

ただ、盗難はやってないなら、絶対認めてはいけませんよ!

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