賞味期限内でもカビが生える原因と対処法を徹底解説!

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食品には「賞味期限」や「消費期限」が
設定されており、
「この日までなら安心して食べられる」という目安に
することができます。

が、場合によっては、賞味期限や消費期限内であっても、
カビなどが生えてしまい、
食べることができなくなってしまうケースもあります。
(⇒賞味期限と消費期限の違いは別記事にまとめてあります)

消費期限の場合はともかく、
賞味期限の場合は多少期限が過ぎても大丈夫なイメージが
ある人も多いでしょうし
「期限内なら絶対大丈夫」と思い込んでいる人も
いるのではないでしょうか。

しかしながら、絶対に「安全」ということではないのです。

期限内なのにカビが生えてしまう原因と
対処法をそれぞれ解説していきます。

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「期限内」なら絶対安心!ではない

賞味期限や消費期限の
「期限内」なら絶対に大丈夫!と思っている人も
いると思いますが、
実は「そうではない」と言うのが答えになります。

賞味期限、消費期限、どちらの場合であっても、
場合によっては期限内でも
カビが生えたり、腐ってしまったり、
風味が落ちてしまったり…
そういうことが起きてしまう場合があるのです。

そのため”期限内なら大丈夫”と何も確認せずに
食べ物を食べてしまったりするのは
(特に腐りやすいものの場合)注意が必要になります。

期限内なのにカビが生えたり、腐ったりしてしまう理由として
考えられる理由を、一つ一つ見ていきましょう。

未開封の状態ではない

賞味期限や消費期限は
「未開封の状態」での期限です。
どんな食品にも大抵の場合は書かれていると思いますが
「開封後はなるべく早めにお召し上がりください」と
書かれていることがほとんどです。

そのため、一度開封した食品に関しては
「賞味期限内・消費期限内」であったとしても
カビが生えたり、腐ったりする可能性が高まります。

未開封の状態の賞味期限などが長い食品の場合は特に、
一度開封すると、保存できる期限が大幅に短くなるような
食品もあるので、注意しましょう。

対処法としては
「食べる前はわざわざ開封しないこと」と
「開封後はなるべく早く食べるようにすること」です。

一度開封したものを「賞味期限までなら大丈夫」などと
考えてしまわないように、注意です。

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保存する場所が悪い

食品ごとに「常温保存」だったり「冷蔵」だったり
色々と、保存方法に指定があります。

賞味期限や消費期限は
「正しい保存方法で保存したときの目安」になるため、
例えば、冷蔵庫で保存するべきものを
常温で保存していたり、
常温保存の食品を
直射日光が当たるような場所で保存したり、
高温多湿の場所で保尊したりしていれば、
賞味期限内でも腐る可能性が高まります。

この点は、うっかりしやすいので、
「ちゃんと正しい方法で保存する」ということを
心掛けるようにして下さい。

特に”夏場”は常温保存のつもりが
思った以上に温度も湿度も上がっていたりして
気付いたときにはカビが生えていた!なんてことに
なりかねないので、注意するようにして下さい。

個包装のものでも大袋を開けたら未開封ではない

注意したい点がこの部分で、
例えば大きな袋に入っていて、中で一つ一つ
小さな袋に入っているようなお菓子やパンも
あると思いますが、
これは「最初の大きな袋や箱」を開けた時点で
個包装の袋を開けていなかった場合でも、
既に「未開封」ではなく「開封済み」ということになりますので、
勘違いしないように注意してください。

箱でも、袋でも、
”その食べ物が入っているもの”を開けた時点で
中身の食べ物がそのまま入っている場合でも
1個1個小分けされている場合も、
商品に表示された賞味期限や消費期限通りではなく
「なるべく早く食べる」ことが大事になります。

賞味期限や、消費期限は
あくまでも”完全に未開封”の状態でのお話になります。

期限内でカビが生えたり腐ったりするのを防ぐためには?

賞味期限・消費期限内に、
食べ物にカビが生えたり、腐ったりしてしまわないためには
どうすれば良いのでしょうか。

・開封した場合はなるべく早く食べるようにする
・食べる直前までは開封しないようにする
・保存する室温に注意する
・保存する場所の湿気などに注意する
・食品ごとの保存方法をしっかりと守る

このあたりを意識するようにしましょう。

勿論、これらを100パーセント守ったとしても
「賞味期限内なら絶対に大丈夫」とは限らないのが
「食べ物」なので、その点は注意し、
夏場を中心に、しっかりと確認してから食べるようにしましょう。

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カビが生えても賞味期限内なら食べてもいいの?

これは「No」です。

時々、カビが生えているけど
賞味期限内だから大丈夫だろう、みたいな人もいますが
それは間違いです。
賞味期限を過ぎていようと、賞味期限内であろうと
カビが生えてしまっている場合は「アウト」なので、
基本的には、その食べ物はすべて処分するようにして下さい。

「カビの生えている部分だけを取り除けばいい」という
話もありますが
既に一部分にカビが生えていたり、腐っていたりしている食品は
他のカビの生えていない部分も、リスクは高いので、
出来る限り食べず、そのまま処分することをおすすめします。

カビが生えていたり、
腐っていたりする場合は
賞味期限・消費期限内であったとしても、
食べずに、処分するようにして下さい。
アレルギー症状を引き起こしたり、
食中毒などを引き起こす可能性があり、非常に危険です。

どんな部分をチェックすればいいの?

賞味期限内でも「怪しいな」と感じた場合は
下記のようなポイントをしっかりと
チェックすることをおすすめします

・見た目
・ニオイ
・中身
・味

この4点ですね。

見た目については、説明する必要はないと思います。
完全アウトな場合は1発で分かると思います。

ニオイに関しても、カビなどが生えている場合、
異様なニオイがするケースが多いので、
これもすぐに分かると思います。

「中身」とは、パンなどの場合、外にカビが
生えていなくても、内側にカビが生えていたり
するケースもあります。
そのため、パンを真っ二つに割るなどして
中身もしっかりチェックしておくと安心です。

ここまで確認してみて、異常が無ければ
基本的には問題ないかとは思いますが、
もしも、食べてみて「味」(ピリピリしたり酸っぱい味など)に
異変を感じた場合は、食べるのを中止し、
処分してください。

期限内にカビが生えた場合、返品は出来るの?

これは、お店ごとの対応によりますが
基本的には「難しい」というのが答えになります。

保存方法や環境など、店側が全てチェックすることは
不可能ですし、
言われるたびに「いいですよ」としていたら
今度は「嘘」をつくような人も出て来るでしょう。

基本的には、賞味期限内や消費期限内に
カビなどが生えてしまった場合でも、
返品することは出来ない、と覚えておくと良いと思います。

例外として
「買った時からカビが生えていたり腐っていたり」
する場合は、返品を受けてくれる可能性が高いですが、
いずれにせよ、最終的にはお店側の判断となるため、
どうしてもの場合はお店側に相談してみて下さい。

なお、レシートを自分で捨てたり貰っていない場合は、
ほぼ確実に返品できないため、
レシートは大切に保管しておきましょう。

まとめ

賞味期限内・消費期限内であっても
食べ物は「絶対安全」ではありません。
この点は勘違いしないようにし、
保存方法と開封済みの部分などは特に、
しっかりと頭の中に入れておきましょう。

賞味期限内・消費期限内でも、
夏場は特に、油断しないようにすることです。

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