プレイステーションが2028年に
ディスク版の生産を終了すると発表したことは
競合機の「XBOX」にとっては
一つのチャンスにもなります。
このチャンスを活かさなければ
良くも悪くも”今まで通り”だとは思いますし、
逆に上手く活かすことが出来れば、
(もちろん逆に失敗する可能性もありますが)
一気にある程度のシェアを伸ばすことができる可能性もあります。
どうしてチャンスなのか、
そして、XBOXはどうするべきなのか、
この点について色々と考えていきたいと思います。
XBOXは「ディスク」はどうするの?
現時点ではXBOXがディスク版を廃止する、
という話は出ていません。
色々な噂は出ていて、
XBOXもディスクは無くなるだろうと言われていたり、
そもそもプレイステーションよりも先に
パッケージ版が発売されるタイトルの数はかなり減少傾向に
ありました。
そのため、多くの人は
ディスク(Switchはゲームカードですが)が無くなるとすれば
一番最初にそれをするのは「XBOXだろう」と思っていたかと思います。
ただ、実際にはプレイステーションが先にその発表を
することになりました
現時点では、XBOXもその動きに追随する可能性は
十分にありますが、
プレイステーションが先にディスク廃止を発表したことは
”チャンス”とも言える状況です。
何がチャンスなのか、その点も含めて色々な点を考えていきましょう。
あえて「XBOXはディスクを残す」という選択も
ディスク版の売上は”落ちて来ている”とは言え、
ある程度の売上はまだ残っており、
ディスク廃止を発表した際には賛否両論となったのも事実です。
その決定で、プレイステーションの次世代機を買うのを
見送ろうとする人も、極端な話ではなく実際に存在はするでしょう。
そのような状況の中
「XBOXは次世代機でもディスク版もあります」ということを
発表すれば、
プレイステーションのディスク版廃止に反対しているようなユーザーや、
「ちょっと嫌だな…」と思っているユーザー、
パッケージ版派のユーザーをある程度取り込むことが
できる可能性も十分にあります。
コストの観点や、
確かに売上自体は減りつつある現象で
ディスク版を廃止する流れは当然分かりますが
XBOXの場合、世界的にもそうですし
国内市場では現在、プレイステーションに大きく後れを取っていますし、
任天堂ハードに対してもそうです。
特にプレイステーションに関しては
XBOXとユーザー層も被っている状況でもあるので
そういった中、今から大きく逆転するためには
そのぐらいの大胆な施策も必要です。
ダウンロード版がメインでも良いと思いますし、
パッケージ版を優遇するべき!ということではありませんが
「XBOXは今まで通りディスク版もありますよ」と、
こういう動きをするだけで、
”先に”ディスク廃止を発表したプレイステーションと
”大きな差”をつけることができ、
形勢も大きく動く可能性は十分にあります。
「XBOXはディスク版も選ぶことができます」と、
その選択肢を残してあげるだけで、
状況を大きく変えることができる可能性もある、ということです。
ディスク版を残すことをアピールする
もちろん、ディスクドライブを搭載すればコストがかかります。
ゲーム機のこれ以上の高額化も、ゲーム業界的にも
非常にマイナスになりますから、
例えば次世代XBOXでは標準モデルはドライブなしで、
”必要な人”に向けて別売りでディスクドライブを用意したり、
ディスクドライブ同梱版を用意するという
”オプション”的な立ち位置にするのも良いかと思います。
プレイステーションのディスク廃止の問題は
そういう”オプション”的な選択肢までメーカー側の判断で
取ってしまうことで、
例えばPS5のモンハンは初週で60万(国内)パッケージ版が
売れていたわけですし、
まだそれだけの需要もあるわけですから
”欲しい人は選べる”状況にしておくのが無難です。

また、ソフトメーカーもダウンロード版を先に出した後、
後からパッケージ版を出すメーカーもあるぐらいですから
やはり、”パッケージ版を出したい”ソフトメーカーもあるということでしょう。
ですので、XBOXがこのチャンスを活かすのであれば
”選択肢まで奪ってしまう”のではなく
”DL版をメインにしつつも、ディスク版という選択肢もお好みで選べるようにしておく”
ということをすると、
パッケージ派のユーザーも多く取り込んだり、
国内市場での巻き返しももしかしたら狙える状況に
なっていく可能性はあるので、
プレイステーションの動きを単純に追随するのではなく、
元々、XBOXもディスク廃止を考えていたのだとしても、
今からでも「XBOXはディスクがあります」と、宣言すれば
それだけで大きなインパクトを与えることができる、ということです。
競合メーカーが勝手に”賛否両論”のリアクションを起こした状況は、
「うちはこれまで通りです」と宣言するだけで
大きなインパクトを与えることができます。
PS4とXBOXONEの時には逆の立場で、
XBOXが「オンライン認証」や「中古の新たな仕組み(ユーザーからすれば改悪)」を
発表し不評になり、
PSサイドは「今まで通り」だとしてインパクトを与えたことがあります。
(結局、XBOXONEのその仕組みは廃止)
相手が勝手に自滅しかけているとも言えるこの状況を、
最近では押されている状態のXBOXが活かせるかどうか。
この点は、今後のXBOXを占う上でも大事なことになるかと思います。
国内でも僅かなチャンスに?
プレイステーションがディスク版を廃止する、という発表の意味がまだ
”パッケージ版自体を廃止”なのか、
あるいは”パッケージ版は残し、ディスク以外のものを封入する”なのかは
不明ですが、仮にパッケージ版ごと廃止の場合、
販売店のプレイステーションのコーナーは大きく縮小します。
現時点ではXBOXも、パッケージ版はあるとは言え
国内では特に発売される数が少なく、
ないに等しい状態にはなってしまっていますが
これを気に、次世代機からある程度展開を増やせば、
国内でも”それなりのアピール”になるかと思います。
もちろん、他の施策も必要ですが、
”ディスクも選べるXBOX” ”ディスクのないPS”という構図を
国内でも大きくアピールできれば、
今のような状況を少しは変えることができる可能性も
十分にあると言えるでしょう。
PSに追随してディスクを廃止した場合は?
一方、XBOXがプレイステーションの動きと同じく、
ディスク版を廃止した場合、
大失敗のリスクは避けられますが
”現状と大きく変わることはない”まま、
ズルズルと進んでいくことになるかと思います。
プレイステーションと同じ動きをしていたのでは、
状況は変わらない、ということですね。
例えばプレイステーションが値上げした後に
それに追随してしまったりと、
そういうことを続けていては、
”今まで通り”が続いていくだけです。
ですのでやはり、相手が”揺らいだ”時には
それを逆手に活かすぐらいの動きを見せないと
なかなかXBOXが逆転することは
難しいのではないかと思います。
まとめ
プレイステーションが”先に”ディスクの廃止を
発表したというのはXBOXにとってはチャンスとなる状況です。
仮にXBOXもそうする予定だったのだとしても、
その方針を変えて「うちはディスクも選べます」とすることで、
状況を大きく変えることができる可能性もあります。
もちろん、展開次第では失敗して逆に足を引っ張る可能性もありますが、
「PSがディスクを廃止したので、うちも廃止します」では
今の状況は何も変わりません。
「PSが先に値上げした」という時もそうですが、
XBOXが現状を大きく変えるには、
そういう場面でリスクを踏んででも、大きな行動に
出る必要があるのではないかと思います。
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