店舗の防災対策 ~知っておきたい3つの大事なこと~

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店員Kです。

今日は店舗の防災対策について色々と話していきましょう。

一言に防災と言っても、色々なものがありますよね。
地震への対策、火災への対策、
台風、豪雨、などなど…。

自然は恐ろしいものです。

自営業として事業を始めたり、
グループ企業の一員として店舗を経営したりする際には、
この「防災対策」も重要な要素の一つです。

常日頃から、防災対策をしておくことで、
「いざ」という時にパニックを起こすことなく、行動することができるはずです。

では、日ごろからどんな対策をしておけば良いのか…。

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日頃からしておきたい防災対策

「防災対策をしておきましょう~~」なんて言われても、何をすれば
良いのか分からないですよね?

と、いうことで今回はしておきたい防災対策を順番に
まとめていきます。
これらは、最低限しておいた方が良いかと思いますよ!

事前確認・訓練

まぁ、これは定番ですね。
事前に、有事の際の為の訓練や確認をしておくー。

自営業などの狭い店舗の場合などは訓練等はするまでも無いかと
思いますが、大型店などでは、必ず事前に、店内からの避難経路などを
確認しておくことが重要です。
いざ、何かが起きたときにパニックを起こしてしまえば、助かるものも
助からなくなってしまいますから…。

また、有事の際のお店の対応も考えておきましょう。
スタッフを返すか、否か、など、ある程度道筋を決めておくことで
有事の際に素早く行動できますから…。

加えて、防災グッズなどを用意しておき、それらの保管場所や
用途も確認しておけると尚更良いですね。

防災グッズ 何を用意しておけば?

防災グッズ、何を用意しておけば迷うところですよね。。
と、いうことであったら良いモノを並べておきます。

・懐中電灯
地震などの場合は停電の可能性があります。
すぐに手に取れる位置に置いておくと、いざという時便利です。

・救急道具
絆創膏をはじめとする、応急処置が出来る用品。
これも用意しておきたいものです。いざという時何もないと
結構大変です。

・非常食&水
一応、非常食を店舗に備えておくとより安心です。
あと、水はペットボトルなどに組んでおくと良いですね。
断水してしまうと結構大変なので、ある程度の量用意しておけると
助かるはずです

・工具類
これ、結構大事ですよ。のこぎり、ハンマーなど。。
何かを破壊する必要が生じることもあるので…。

言いだしたらきりがありませんが、店舗には最低限↑のようなものを
用意しておくと良いですね。

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店内配置の見直し

店内の配置。商品がすぐに落ちてしまいそうな場所に展示されたりは
していませんか?
これ、大変危険です。

地震が来たときに、不安定な場所に設置されている商品は
全て落下します。

そうなると、当然、その時にお店に居た人が危険にさらされますし、
商品自体も落下で壊れたり、破損したりしてしまうかもしれません。

そう言ったことを防ぐためにも、
予め商品の配置を工夫し、ちょっとの揺れで落ちたりするような場所には
商品を置かないようにしましょう!

棚などは予め、ある程度固定しておくと良いですね。

有事の際の行動

地震、火災、台風…などなど、自然災害は色々あります。。
ここから先は、各災害ごとに、お店がとるべき行動などを
書いていきます。

とは言え、頭では分かっていても、実際に災害に直面すると
行動できないのが、悩みどころではありますが…。

地震

一番の脅威となる災害。それが地震ですね。
地震が起きれば場合によっては、店内は壊滅状態に陥りますし、
建物自体が危険にさらされることもあります。

2次災害にも十分な注意が必要な上、停電・断水などの可能性も
考慮しなくてはなりません。

揺れを感じたら素早く行動することが大切ですね。
しておきたいことは、

・身の安全の確保
(倒れそうなモノからは離れる)

・出入り口の確保
(入り口の扉など、開けられるようにしておくor開けておくと
良いです。上手く開かなくなってしまう可能性もあるので。。

・火元の安全確保
火を使っている場合はただちに消し、元栓を閉じましょう。
地震で怖い事の一つが、火災になることです。

揺れが落ち着いたら、落ち着いて
お客さんを外まで誘導しましょう。

ちなみに、慌てて店の外に飛び出すのは非常に危険です!
何か机の下に隠れるor倒れそうなモノから離れ、
揺れが収まるまでは外に飛び出さない方が良いです!

勿論、何の被害もないような地震の場合は必要ありませんが、
大きなものだった場合は、人命が最優先です。
自分自身・スタッフ・お客さんが安全に避難できるよう誘導しましょう。

大人数の店舗の場合は、あらかじめ役割を決めておくと良いですね!

余裕があるならば…

混乱に乗じた火事場泥棒。こういう人が多いのも事実です。
店から避難する際は、余裕があれば戸締りはしっかりしておきましょう。

また、小売業や飲食店の場合、会計待ちの方は早めに会計しておきましょう。
停電中の場合は手打ちで構いません。
お客さん側もどうしていいか分からなくなってしまいますし、
場合によっては、そのまま帰られてしまう場合もあります。

もちろん、有事なので、それでも良ければ別に良いのですが。。

ただ、本当に余裕がないような、災害の場合は
それも二の次です。
まずは、命を守ることを考えましょう。

戸締りうんぬんで命を落としてしまっては本末転倒です。。

日頃からの対策

・防災用品の確認
・役割分担、避難訓練など
・店の中の商品配置。落ちやすい構造になっていないか。
・棚など、倒れないように固定しておく

商品の構造確認は大事です。落下物だらけでは非常に危険ですので。

火災の場合

火災の場合。これもただちに行動する必要がありますね。
地震による火災、その他の原因による火災、
どちらの場合でも、早急な避難が必要です。

小型店舗の場合はすぐに脱出できるとは思いますが、
大型になればなるほど、混乱も起きやすいですし、
避難にも時間がかかるので、なるべく早く、かつパニックを起こさず、
お客さんと従業員の安全を確保することが重要です。

これも、事前に役割を決めておいたり、避難経路を考えておくと
良いかもしれませんね。

消火活動を迅速に行い、消火できれば良いですが、
無理だと判断した場合はすぐに切り上げてください。

無理して残れば、あなた自身の命も危険にさらされますから…。

火災は後処理も非常に大変ですが、
まずはお客さん&従業員の安全確保、避難誘導。
そして自分自身の安全確保。これが最優先です。

日頃からの対策

・火災保険の加入(自営の場合、開業時に加入必須な事も多い)
・避難経路の確認
・火災の際の役割分担の確認
・消火器などの器具の確認

これらは必ずしておきましょう!

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台風・積雪など

他2つに比べればレベルは落ちますが、台風や積雪なども
侮ることはできません。

台風の場合、
「飛びやすいものを事前に片づけておく」などの事前対策を
しておきましょう。

店のモノが吹き飛ばされて、通行人の方に被害が出でも
したら、これもまた大変なことなので。。

積雪も要注意です。特に都心では、交通網がマヒしますので。

スタッフさんへの配慮

台風・積雪の時も安全第一が基本です。
状況に応じて、スタッフさんがいる場合は、
早めに帰らせるなどの配慮をしましょう。

特に台風の時は、直撃すれば身の危険もあるでしょうから、
風が強くなる前に早めにスタッフを返してあげることが大切です。

スタッフの安全確保も責任者の大切なお仕事ですよ!

まとめ

災害への対策。
これは日頃からの備えと、
実際に起きたとき、冷静に行動できるかどうか、
それが全てのカギを握っています。

正直なところ、どんなに下準備をしたところで、
実際に災害が起きたときと、訓練では様子が違いますし、
想定外の出来事も多数起きるはずです。

しなしながら、やはり下準備も大切です

「しっかりとした下準備・確認」
「有事の際に冷静に行動できるか」
「火災や落下物の事前予防」

この3点が防災対策のカギとなります。
しっかりと備えておきましょう!

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